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投稿者: ogata

  • デリーからアジメールへ

    デリーからアジメールへ

    デリーのサライ・ローヒラー駅から乗車したJAN SHATABDIは、シャターブディを廉価版の低いクラスにしたもの。エアコンクラスは私が予約した1両のみで、あとはすべてノンACクラス。

    デリーから乗車したときには立ち席の人たちもいる状態だったが、サワーイー・マードープルで大半が下車したため、車内はガラガラに。JAN SHATABDIはSHATABDIと違って軽食や食事のサービスはない。

    列車はほぼ定刻に終点のアジメールに到着。駅前にフライオーバーができていたこと、道幅が広くなったことに驚いた。いや道幅は変わらないかもしれない。だがフライオーバーには驚く。

    本日の滞在はKEMことKing Edward  Memorial。以前利用したときには驚くほどボロポロだったし、建物内でケロシンストーブで調理する人もいたが、今はそんな具合ではない。明るくて清潔な部屋。それでいて1200Rsくらい。これは素晴らしい。

    城門のような立派なゲートを持ち、イベント等を開催できる広い敷地もあり、建物内にも中庭があり、様々なプログラムを催すことができる贅沢な造りになっている。駅前という便利なロケーションもあり、ここはオススメである。

    KEMのゲート

    アジメール駅前のフライオーバー
  • 20Rsコイン

    20Rsコイン

    お釣りでもらった硬貨が20Rsコインであった。2022年に発行された独立75周年記念硬貨。10Rsと間違えそうなので、早々に使ってしまうのが良いだろう。

  • TTEレストハウス

    TTEレストハウス

    こちらはデリーのサライ・ローヒラー駅構内にあるTTE(Train Ticket Examiner=車掌さん)のレストハウス。

    彼らは乗務している時間の以外は特にすることはないのか、それとも乗務前後で雑務に追われるのかはよくわからない。もはや紙に印刷された「リジャルウェーシャン・チャールト」を持ち歩いたりしないので、少しは楽になったのかもしれない。

    専用のタブレットを持って乗務している。乗客の検札等についてはこれを用いているが、ときにエラーが発生したり、故障したりというトラブルはあるのかもしれない。

  • まる一日「鉄の日」

    まる一日「鉄の日」

    この日はカーンプルからニューデリーまで出て、昼ご飯を挟んでサライ・ローヒラー駅に移動し、ここからはジャン・シャターブディー・エクスプレスでアジメールへと向かう丸一日鉄道移動の日。昔は移動中の待ち時間というものが退屈で仕方なかった。

    サライ・ローヒラー駅到着

    今は鉄道に限っては構内に出入りする列車や乗り降りするお客たち、待合室で人々を観察したり、隣に座った家族連れと話をしたりと飽きない。せせこましいバススタンドではこうはいかないし、飛行機だと空港は快適だが面白みはない。

    やはり鉄道は、その鉄道自体がひとつのエンターテイメント。インド国鉄の駅は造りが大ぶりで「余白部分」がとても広いのも良い。

    待合室
    愛用の旅行用カバン
    こちらに乗車
  • UberやOlaなど

    客待ちしているオートがいればこれらを利用しないが、何もないところでは探さずとも来てくれるのが便利。

    しかし納得できないのはすぐそばまで来たと思ったのに突然消えてしまうこと、途中何があったのか知らんが。これを幾度となく繰り返し、結局、流しをつかまえにメインストリートまで出たりする。

    なんだかあんまり相性よくないみたい。

    街によってはUberでもオートでも運転手とのマッチングが出来ると、すぐに当の運転手から電話がかかってきて、「いくらエクストラをくれる」というのもある。チェンナイなどはその典型だ。それを断ると乗車自体もキャンセルされてしまう。

  • 店も成長する

    店も成長する

    ニューデリー駅に着いたが本日は乗り換え。サラーイ・ローヒラー駅からの出発前にデリーの常宿向かいのCafe Festaでランチ。潰れて別の店が入っているのかと思ったら、店内リニューアルしてずいぶんモダンになっていた。しかも味わいも大きくグレードアップ、そしてお代も相応にプライスアップ!

    よく目にしてきた店がなくなってしまうのはちょっと寂しいけど、よく利用した店が成長したのを目にするのは嬉しい。

  • ジャマー・マスジッド・カーズィーワーリー

    ジャマー・マスジッド・カーズィーワーリー

    パハールガンジの名刹(?)ジャマー・マスジッド カーズィーワーリー。以前、中を見学したが、外からは想像がつかないほど本格的かつ立派。一見、都市型の雑居型礼拝施設のように見えるが、建物自体がモスク専用。グラウンドフロア部分はテナントに貸し出している。

  • デリー行きシャターブディー・エクスプレス

    デリー行きシャターブディー・エクスプレス

    この日に乗車するのは午前6時発のニューデリー行きのシャターブディー・エクスプレス。夜から早朝にかけてはホテル周辺は人通りはほとんどなくなる。駅まで遠いのでオートが必要だが見つかるかどうか?と思ったが、ホテル前のフライオーバーを通るオートに大声をかけて呼ぶという「システム」。ほどなくオートがつかまり駅へ向かう。

    鉄道の往来の要衝のひとつであるカーンプル駅は、早朝でも昼間のような賑わいである。駅前に並ぶ商店や食堂の多くが日の出前から店をオープンしている。古色蒼然としたカーンプル駅の建物が目に前に見える。

    カーンプル駅
    「12033 Kanpur-New Delhi Shatabdi Express」を利用
    駅構内
    乗車

    列車はちょうど定刻に発車した。私はもらえるものはありがたくいただくほうなのだが、チケット代金に込みのスナックや食事といった車内食を「要りません」と断ってしまうインド人客は決して少なくない。なんだかもっていない。そんな人たちでも水のボトルだけは受け取ってるのだが。

    出発後まもなくサーブされるお茶セット
    続いて出される朝食セット

    ニューデリー駅前のバーザール、パハールガンジで昼食を取る。本日はデリー宿泊ではなく、これからサラーイ・ローヒラー駅から出る列車でアジメールへ向かう。

  • 危険なお寺や祠

    危険なお寺や祠

    今の時代になってもインドにはあらゆるところに違法建築は多い。とりわけ危ないなぁと思うのは、道の真ん中にあるお寺や祠。

    インド各地でしばしば行政当局が違法建築の取り壊しに乗り出すが、まとまった地域ではなく、このような形でちょこんとひとつだけ出現している場合、なかなか撤去の対象にはなりにくい。

    道路の真ん中にあるお寺

    信仰、しかもマジョリティーのヒンドゥーの人たち、とりわけ地域住民のそれに関わるものであるため、面倒事が起きる可能性が高いがゆえ見て見ぬふりという部分が大きいのではないかと思う。まさに「触らぬ神に・・・」である。

    この小さなお寺の場合、道路真ん中に生えていた木がだんだん神性を帯びて、根本に基壇、そして簡易の祠、一回り大きな祠ときて、屋根のついた祭司が常駐できる小さな寺へと発達したことがわかる。構造物の存在としては違法建築物であることは認識されていても、すでに神性を持っているがゆえに信仰の対象となり、近隣の人たちによる日々のお参りや喜捨の対象となる。

    ガンガーの水が物理的にはとても汚染された水であっても、神性があるがゆえに「聖水」となり、息子がとても悪質な犯罪に手を染めても親の義務としてその息子をかばい続けるのが当然といった、私たち日本人とは異なる「ダルマ」が課す「カルマ」から来るメンタリティと同根のものかもしれない。

    しかし道路にこうした障害物が存在するということは、とりわけ地元ではない人たちにとって危険極まりないないもの。早急に撤去すべきなのだが、こうしたものが永劫に存在してしまうところには、やはり私たちとは異なる物事の優先順位があるからにほかならない。

  • パーニープーリーの誘惑

    パーニープーリーの誘惑

    かなり高率で下痢するやつ。体感では当選率50%(笑)

    移動の日には、これを決して食べないようにしている。もちろん移動前日も同様だ。

  • JKテンプル

    JKテンプル

    カーンプルにあるシュリー・ラーダークリシュナ寺院ことJKテンプルもJKグループによるもの。この寺院を運営するトラストは、JKのいわば宗教部門ということになる。

    JKテンプルで多くの人々に参拝してもらう一方で、JK本部がある路地裏にはちいさいけどきれいなこのお寺があり、路地のおばちゃん、おばあちゃんたちが夕方集ってアールティーをやっている。グローバルに展開しつつも、先祖代々の超ローカルな繋がりも大切にする姿勢には驚かされる。

    私は芝生の庭でパニールバーガーを食べている。ガーデンにはご覧のようなスマートな店があり、メニューには様々なアイテムが用意されており、子供たちが大好きなアイス類も充実している。屋外のイベント会場のようでもあり、どこかリゾートに来たようでもある。

    パニールバーガー

    屋外のイベント会場かリゾートにでも来たかのようだ。

    だが実はここはヒンドゥー寺院の境内であり、小洒落た店で働くスタッフたちは、このお寺を運営するトラストの人たち。つまりこうした「サービス」がお寺のプラサードという位置づけであり、世俗の空間ではないのだ。

    お寺は旧来からの宗教団体ではなく、成功した企業家による慈善事業としての活動であり、その企業の宗教団体部門ということにもなるのだろうが、なかなか面白い取り組みだ。JKテンプルは近年できたものではなく1960年に始まったものである。

    抹香臭くなくスマート、清潔かつスタイリッシュ、説教臭く臭くなくカジュアル。日本でも外食産業でもアパレル企業でもなんでもいいのだが、宗教臭のしないお寺や神社みたいなものを作ると良いかもしれない。

  • JKグループによる路上の冷水器

    JKグループによる路上の冷水器

    自転車でとおりかった人がこれを飲んだり顔を冷やしたり。台車で物品を運搬したり、サイクルリクシャーを引いたりする人たちも、ここで思い切り冷水を飲んだりペットボトルに詰めて持って行ったりしている。同じく通りかった子供たちもおじいさんも。

     

    JKグループが設置した冷水機
    通りがかりの人が水を飲んだりボトルに詰めていく。

    大きな会社にとってささやかなことでも、受益者にとっては大きな恩恵。このすぐ先にヘリテージ建築ながらも巨大な「JKタワー」がある。こういうものが設置されているだけでなく、冷水器の向かい側にはJKがスポンサーの小さいけど立派な寺院があり、夕方には付近のお母さんやおばあさんたちが集ってバジャンをやっている。会社がある、まさにその場所で、このような形で地域に貢献しているのは素晴らしい。

    冷水機向かいにあるJKが建てた小ぶりなお寺。毎夕、ここで界隈の女性たちが集まりバジャンが奉納される。

    あと、ここにインドを代表する企業グループのひとつJKのカーンプル本部(デリーに総本部がある)ことにより、給水も給電も鉄道施設、軍施設と同じく途切れることのない最優先地域になっているはず。

    それにしても多国籍企業のJKの本部がゴミゴミゴミしたパハールガンジよりもさらに粗末な下町にあるのは不思議。エグゼクティブが使う大型高級車なんか入って来ることすらできない路地裏なのに。(せいぜいオートリクシャーくらいしか入れない)

    最初、ここに「JK」の名前とロゴを見たとき、よくあるニセモノとかモノマネの類かと思った。実はJKセメント、JKタイヤ、JKアグリ・ジェネティクス等々の大企業を擁するあのJKグループのカーンプル本部。

    創業者はマールワーリー商人の家の生まれ。つまりラージャスターンをルーツとする商業コミュニティーで、シェカワティー地方のジュンジュヌーから出た家らしい。彼の家は貸金業から銀行まで興したりもしていたようだけど、さらには紡績業その他にも手を広げる多角経営で成長。

    どうやら生家もこのエリアのようだ。英国人の街でもあったシヴィル・ラインスがあるし、その先には軍駐屯地もあるため、商機に恵まれた街だったはず。

    それにしても「ビジネス界インド代表」みたいなビッグな存在になっても商家スィンガニヤー家」の故地である路地裏から全インド、そして世界を相手に展開するという心意気は大したもの。

    大きくなって故郷を忘れてしまうんじゃなくて、そこを本拠地に据えて頑張るのだから。路地の人々もきっと応援していることだろう。