BOISHAKI MELA

boishaki mela in Ikebukuro, Tokyo.jpg
 4月17日(日)に東京の池袋西口公園にてJBS (Japan Bangladesh Society) 主催によるBOISHAKI MELA 2005 AND CURRY FESTIVALが開催された。
 2000年から始まり今年で6回目を迎えるこのイベントは、ベンガル暦の新年「パエラ・ボイシャク」を祝うために在日のバングラデシュの人々によりオーガナイズされたものだ。
 ちなみにこのJBSという団体は単に日本とバングラデシュ二国間の友好団体というわけではなく、在日バングラデシュ人たちへの健康問題にかかわる相談や助言、バングラデシュにおける生活や医療の改善等への取り組みも含めた様々な活動を行っているようだ。
 特設ステージ上では詩の朗読や歌と踊りが披露され、ベンガル料理や菓子などといった食べ物の屋台や手工芸品等々のブースも出ており、天候に恵まれたこともあり大盛況であった。
 この集いのためにわざわざ遠くから電車を乗り継いでやってきた在日バングラデシュ人たちも少なくないようであったが、そういうイベントが開かれることをよく知らずにたまたまこのあたりを通りかかった人たちも、池袋駅西口に突如として南アジアのバザールが出現したかのような賑わいの中で美味しいカレーをパクつくことができて好評だったことだろう。
 交通のアクセスの良い場所で、在日外国人たちによる「誰でも出入り自由」のオープンでフレンドリーな催しものが開かれるのは彼らと私たち双方に有益なことなので、これからもぜひ続けていって欲しいと思う。
 バングラデシュといえば、バブルの頃には「全国津々浦々に」といっていいほど大勢の人々が出稼ぎにやってきていたものだが、その後入国審査等の厳格化でその数は激減した。
 ともあれそういう時期があったからこそ、両国間で人々の交流が盛んになったのは事実だ。そうした流れの延長線上で正規の就労、投資、婚姻などにより日本に根付く人々が増えているからこそ、こういうイベントが可能になったのだといえるはずだ。日本国内に住む外国の方々に、何らかの形でこの国への帰属ないしは社会への参加意識を持ってもらえるのは非常に喜ばしいことだ。
 何はともあれ、おめでとうございます。

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