実は押収されていた!? クリケットW杯トロフィー

クリケットのワールドカップにて、準々決勝で強敵オーストラリアを倒し、準決勝ではライバルのパーキスターンに勝って波に乗るインド代表チームは、4月2日にムンバイーで開催された決勝戦では見事スリランカを下して優勝を飾って国民を歓喜させたが、彼らが手にした優勝トロフィーの背後には、ちょっとビックリの珍事があったようだ。
 
インドの税関、クリケットW杯トロフィーを押収 (AFP BB News)

なんと当のトロフィーがムンバイーの税関に押収されており、決勝戦のスタジアムでインド代表が抱え上げたものはオリジナルではなかったとのことだ。
 
サッカーのW杯でもそうだが、盗難や紛失などといった不測の事態に備えて、本物と寸分違わないレプリカが用意されているという話は耳にしたことがある。今回は税関という想定外の敵が現れたものの、あらかじめ用意しておいた非常手段により、優秀チームに手渡すトロフィーがないという最悪の事態を逃れることができた。
 
記事はインド税関職員たちの腐敗行為に触れているが、もちろん主催者側の落ち度がなかったわけではないだろう。時価13万ドルという非常に高額な品物の通関の際の法規上の手続きや規定等に関する調査や準備を怠っていたことの証であるため、脇の甘さを指摘されるべき部分もあろう。
 
ともあれインド代表チームの活躍を称えたい。そして大会を支えてきた主催者側の方々についても、インド・バーングラーデーシュ・スリランカの3か国での調整等もさぞ大変であったことと思う。『お疲れ様でした!』とその労苦をねぎらいたい気持ちである。

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