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カテゴリー: news & media

  • センティネル族

    アンダマン諸島の中のセンティネル島に住むセンティネル族。外界とまったく接触を持たない民族として知られているが、アメリカの若い宣教師が彼らの島に上陸を試みて弓矢で射殺されるという凄惨な事件が発生した。

    このセンティネル族、いくら孤立した民族とはいえ、その出自でインド本土の学校に進学したり、街に定着したりした人たちは若干程度いるのでは?と思いましたが、まったくそうではないらしい。

    政府の保護政策により、地域への入域が禁止されていることの裏返しに、政府から彼らへの働きかけもほぼ無い。今も石器時代同様の暮らしであるようで、文化人類学的には大変価値のある存在だ。またこの島内で世界が完結していること、外界からまったく影響を受けていない独自の言語、価値観、倫理観があることなど、大変興味の引かれるものでもある。

    この若い宣教師は、旺盛な好奇心と使命感みたいなもの、そして功名心に駆られて上陸を試みたのかもしれない。

    クリスチャンの言う「神は愛なり」という言葉は好きだが、一方的な価値観、倫理観、文明観の押し付けにより、ときには「神は害なり」に転じることもある。

    とくに宗教のようなものに限ったことではなく、政治活動、販売活動、その他何かの教宣活動においても、「これは素晴らしいから受け容れるべき」というような態度は、相手の存在や現状を否定することに等しいことも少なくない。

    North Sentinel Island tribespeople believed to have killed trespassing US ‘missionary’ (CNN)

  • Moradabadi Biriyani

    4年前のTHE HINDUの記事なので、何を今さらという感じかもしれないが、デリーのある店で、UP州西部の町、ムラーダーバード式のビリヤーニーの店が素晴らしく旨いと書かれている。

    ムラーダーバード式ビリヤーニーは、ニザームッディーン廟の近くでいくつか軒を連ねて賑わっているのだが、デヤムナ河東岸のパーンダウナガルにあるこの店がそんなに美味しいのかと気になる。所在地と電話番号も書いてあるので、いつか訪問してみることにしよう。

    この記事を寄稿したのは、フードブロガーとして有名で「Delhi Food Walk」を書いているラーフル・ヴァルマー。彼が褒めるのだから、旨くないはずがないだろう。

    Biryani, Moradabadi style (THE HINDU)

  • UAEでイスラエル国歌

    突然、インドに関係ない話題で恐縮である。

    イスラエル建国により、それまで欧州社会でしばしば差別的な扱いを受けてきたユダヤ系の人たちが自分たちこそが主人公の国を持つに至ったという側面はある。

    しかしながらこれに先立つイスラエル建国運動と合わせて、それまでアラビアの国々を始めとするイスラム教の国で、繁栄して周囲と平和に共存してきたユダヤ系市民が生まれ育った国を離れなくてはならない敵意を生じさせたとも言える。

    それはともかく強盗が家に居座って家人を追い出してそのまま暮らしているような形の「国」なので、倫理的にこういうのが存在してよいのか?とは個人的に思う。けれどもすでに強力な国家として事実上存在してしまっているため、周辺地域でエジプト以外に外交関係がないというのは、大変危険で不幸なことだ。

    今回、UAEで開催された柔道の国際大会でイスラエル選手が出場して優勝。同国で初めてイスラエル国歌が演奏されたという。

    UAEでイスラエル国歌=選手が柔道大会で優勝 (JIJI.COM)

    ごく些細なことに思えるかもしれないが、開催国の大変勇気ある英断。これが初めの一歩となり、中東の対立構造にポジティブな変化を生むことを願いたい。

    With Jews Largely Gone From Iraq, Memories Survive in Israel (HAARETZ)

  • スマホで撮影されたニュースクリップ

    インドの民放、NDTVのこれらのニュースクリップは、SamsungのGalaxy S8で撮影されたとのこと。最近のスマホはもうそういうレベルまで来ている。

    スマホでもこういうニュース映像がちゃんと撮れることにも改めて驚かされるが、それを前面に打ち出してアピールさせるという手法もさすがは営業力のSamsungといったころか。

    それはともかく、ニュースもさることながら、こういう簡単な機材でドキュメンタリーなども制作できる時代になったということでもある。

    Video (NDTV)

  • シュリーデーヴィーの葬儀

    シュリーデーヴィーの葬儀

    シュリーデーヴィーの亡骸は2月27日夜ムンバイーに到着。明けて2月28日に葬儀が実施された。画面に映る数えきれないほどの弔問客の中に多くの映画人たちの姿も見られた。
    この日、NDTV Indiaのニュース番組は葬儀のニュース一色であった。
    ご冥福をお祈りいたします。

  • シュリーデーヴィー逝去にまつわる続報

    シュリーデーヴィー逝去にまつわる続報

    シュリーデーヴィーは溺死。血液からアルコール成分を検出とのこと。

    一昨日に亡くなったシュリーデーヴィーだが、当初報じられていた急性心不全ではなく浴槽での溺死だったという話が浮上している。入浴前の飲酒との因果関係なども含めて云々されているらしい。

    Sridevi Boney Kapoor Ayappanという名前の記された死亡証明書(病院関係者がリークしたのかニセモノか知らないが)が画面に映ったりしている。女神は女神のままで、そっとしてあげておくれ・・・と言いたくなるが、やはりこの手の報道は次第に節操を欠くものとなってくるのは、いずこも同じだ。

    ともあれ、そんなこんなで酒飲んで風呂というのは、やめておこうと思うシュリーデーヴィーファンの今宵の私であるが、そのまま現地リポートの続きを視聴いていると、事件性のない自然死であるかどうかの究明が求められているとのことで、それがはっきりするまでは、遺体をインドに搬送することも、親族たちが滞在中のドバイを離れて帰国することも許されないとのこと。なんだか妙な雲行きになってきているのは気になる。

    家庭内は円満なものと思っていたし、実際そうだったのだろうが、赤の他人がどうのこうの言うものではない。ふた昔くらい前の時代であれば、ドバイを根城にするインド人ヤクザと映画絡みの黒いマネーにまつわるトラブルみたいなものが想起されたかもしれない。彼女の遺体は、バーミングによる防腐処理がなされて霊安室に安置されているなどといった陰鬱なリポートも飛び交っている

    やはり彼女ほどのスーパースターともなると、世間は静かに見守ってはくれないようだ。

  • FRONTLINEはボリシェヴィキ革命特集

    FRONTLINEはボリシェヴィキ革命特集

    現在発売中の隔週刊ニュース雑誌FRONTLINEは、今年で100周年となるボリシェヴィキ革命特集。なんと110ページ以上も占めての非常に力の入ったものだ。さすがはインドを代表する左派ニュース雑誌だけのことはある。
    私自身は電子版を定期購読しているのだが、国内外の出来事や社会現象について、インドの他のメディアとは明らかに違う切り口からの報道、異なる角度から偏執狂的なまでにしつこい分析がなされており、いつもながら非常に参考になる。
    一般的に「ニュース雑誌の内容が退屈なときにはインドは平和」なのだが、そんなときでもFRONTLINEでは、インパクトの強い記事が掲載されている。

    FRONTLINE 12月22日号
  • ジンナーの娘 死去

    不覚にも、今ごろになって知ったのだが、パキスタン建国の父、ムハンマド・アリー・ジンナーの娘、ディーナー・ワーディヤーが11月に亡くなっていたそうだ。享年98歳。

    ジンナーとゾロアスター教徒富豪出身の奥さんとの間の子、ディーナーは長じてゾロアスター教徒出身のクリスチャン実業家と結婚。私生活では母方の人脈との繋がりが濃密だったのかもしれない。

    父は建国したばかりのパキスタンの初代総督となったが、娘のディーナーはインド人としてムンバイーに残った。

    為政者が勝手に描いた国境線のため、親族がこちらとあちらに引き裂かれるケースは多いが、為政者ジンナーは自身の家族が印パ両側に分裂した。

    いかに有能な政治家であっても、家庭のこととなると、また別の話となるようだ。インドを独立に導いたガーンディーもまた、ほとんど聖人に近いイメージで伝えられる姿の裏にあった「父親としてはいかがなものか?」と思われる有様は、映画の題材にさえなっている。

    印・パ分離時にインドに残ることを選択したディーナーは、後に米国に移住しているが、近年の風貌は父ジンナーの晩年にそっくりだ。それはともかく、ムンバイーでディーナーがインド政府相手に係争中だったジンナーの屋敷についてはどうなるのだろうか。

    Dina Wadia | Passing away of Jinnah’s only child (The Daily Star)

  • 物乞いの寄付 25万Rs

    マイソールのヒンドゥー寺院で物乞いをして生活の糧を得ていた80代女性が、なんと蓄えの中から25万Rs (約44万円)もの大金をその寺院に寄付したという話がニュースになっている。
    参拝者の多い大きなお寺の門前や境内などでは、そこで物乞いをする人たちの身入りはなかなか悪くないのではないかと思っていたが、まさかそんな貯金まで出来るほどであったとは知らなかった。

    もっとも、本人の生活もあるだろうし、それをポンと寄付するものだろうか、寄付したところでまだ生活には困らない蓄えがあるのではなかろうか、やはり盛況な寺院での物乞いの稼ぎは良いらしい・・・と思ったりする。

    同時に、そこで物乞いをすることでこれほどの蓄財が出来るすれば、その寺院の威光は増すことになるはずだし、その蓄えを本人が寺院に献上するというのは、その信仰の厚さが美談にもなるため、自身のプロモーションを意図して寺院が創り上げたストーリーなのではないかとさえ勘繰りたくなってくる。

    何だか裏がありそうな話だ。

    Mysuru woman donates Rs 2.5 lakh to temple where she begs (The Times of India)

  • The Cow Menaceという記事

    インドのBJP政権が牛の屠殺を禁止することにより、社会的、経済的、環境的問題で大変!というFRONTLINE誌の記事。

    「インドでは牛を殺さない」と思っている人は少なくないようだが、実はそうとは限らず、牛革、牛骨、それからとれるゼラチン、そしてもちろん牛肉の生産自体もインドでは昔から大きな産業だ。

    ムスリム地区、クリスチャン地域以外の一般的なバーザールで牛肉を見かけないというのは別の話。マーケット、アウトレットが異なるのだ。

    このあたりを担ってきたのは、主にムスリムの人たちだが、牛の屠殺を禁じるということは、まさにピンポイントで彼らを締め上げるということになる。

    The cow menace (FRONTLINE)

  • アールシ事件から9年

    2008年にデリー近郊で発生した不可解なアールシ殺人事件は世間を大いに揺るがす急展開を見せた。

    非常に醜悪かつ第三者にとっても不愉快な事件(事件のおおまかな内容はリンク先のとおり)であったが、最終的に被害者の両親であるタルワール夫妻による「名誉殺人」であると結論付けられ、夫妻は終身刑となったところで決着したものと誰もが思っていたはずだ。

    ところが今月16日に夫妻はUP州の刑務所から釈放されることとなり、デリー近郊の身内のところに身を寄せている。CBIまで乗り出して大掛かりな捜査が行われた事件だが、その取り調べに問題があったこと、証拠不充分などがその背景にある。この事件発生時、一見、何不自由なく、幸せそのものに見えた家庭で起きた惨劇であることに世論は同情的だった。

    だが、時間の経過ともに明るみになった新事実により、タルワール夫妻が犯人らしいという展開となると、エスカレートする報道とともに、視聴者もニュースの取材などを相手に、自分なりの分析などをベラベラと喋るようになり、公共の電波もそうした戯言を垂れ流すという、実に醜いものとなっていった。

    同様にこれをテーマにした書籍や映画も世に出るなど、大変な反響に驚いた人は少なくない。警察に前後左右を固められて出廷するラージェーシュ・タルワール(アールシの父親)が、野次馬の中から飛び出してきた男に刀で顔を切りつけられる事件も起きるなど、法の裁きによらない私刑(メディアによる私刑、個人による私刑)を容認する空気というのもまたインド的であった。

    ちょうどこの頃、地理的にデリー首都圏に近いパンジャーブ州で、凄惨な「名誉殺人」の事件が立て続けに報じられていたこともあり、モダンな街区に暮らす都市型中産階級の家庭でもそうしたことが起きたということが、なおさらのこと世間の耳目を集めたのだろう。

    警察、司法、メディア、市民にリンチを加えられた形となったタルワール夫妻だが、本当に無実であったとすればどうなのだろうか。

    大切な一人娘を失い、夫妻自身が勤勉(夫妻ともに開業歯科医)により積み上げてきた財産、信用、名誉を失って老境に差し掛かろうとしている。事件発生当時まで暮らしていた屋敷も裁判費用捻出のために売却している。

    事件そのものだけではなく、メディアや社会の反応など、いろいろと考えさせられることの多かったアールシ事件だったが、まだこれで終わりというわけではないかもしれない。

    Aarushi Talwar: India parents walk free after murder acquittal (BBC)

  • ムンバイーの大雨

    モンスーンも終わりに近づいているが、本日のムンバイーはかなり激しい豪雨に見舞われている。ちょうど高潮の時間帯とも重なったことから、かなり心配されたらしい。
    インターネットでも放送しているニュースチャンネルNDTV Indiaの中継で見たのだが、交通も遮断されて、大変だったようだ。
    元々は七つの島であったところが埋め立てられて、半島の形をした都市となったムンバイー。河らしい河はないのだが、排水が良くないため、大雨には弱い。
    現在は大雨のピークは過ぎたように伝えられているものの、今後数日間、大気は非常に不安定とのことで、これからムンバイーに向かう方はくれぐれもご用心を。
    Mumbai rain: Heavy showers lash city (NDTV)