目下、インドの熱波が大変だという話題である。
3,400 deaths in a day: India’s extreme heat days are deadlier than we imagined (INDIA TODAY)
北インドの人たちは自国の気候のことをよく「暑さも寒さも極端で・・・」と言うが、路上ではほぼ50℃近くになりそうだ。デリーなど冬は冬で東京並みに冷え込み、それでいて(東京よりも冬の時期は短いため)まともな暖房器具がないのが普通なので、とにかく寒い。一般的にインドの人たちがあんまり長生きしないのは気候面からも無理もない気がする。
・・・と言ってもゴアやケーララみたいに気候に恵まれた地域もあるため、州ごとの平均寿命を並べると、かなり差がありそうにも思う。
また隣国のスリランカは南アジアを代表する長寿国。先進国のアメリカと変わらない長生きぶりをエンジョイしている。
しかしながらスリランカの平均寿命は、米国の黒人の窮状や人種差別を背景にした不平等を語る際に、昔から「政治的に利用されてきた」ことでも知られる。つまり「米国の黒人の平均寿命はスリランカのそれよりも短い」とか「米国の黒人の平均寿命はスリランカのそれと同等」という言質だ。そうしたものを聞いたことがある、耳にしたことがある方は少なくないだろう。
「実はスリランカは意外に長寿な国である。米国全体の平均寿命と同等なのだ」という事実を知らなければ、「途上国=短命」という思い込みから、「先進国アメリカにあって、黒人たちは途上国並みの短さの人生しか歩めない」という方向へ意図的にミスリードされてしまう。
やはり恵まれた気候とそこからくる豊かな食べ物。そして伝統的にも文化的にも人々が長く生きやすい環境なのだろう。































