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  • NANOの日本上陸地は福岡!

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    12月11日(金)から14日(月)まで、4日間に渡って開催される福岡国際モーターショーに、TATAから発売されている10万ルピーの自家用車NANOが展示される。
    日本で発売される予定はないし、そもそもインドで販売されている仕様では、日本国内で登録することはできない。
    しかしながら、大都市圏を除けば、公共の交通機関のサービスがまばらで、自家用車無しでは生活していけない地域は少なくない。デフレ時代の日本では、従来の軽自動車よりも更に安いクルマの需要は出てくるのではないだろうか。
    また新興国(・・・というコトバは好きではないが、いわゆる経済紙等で表現されるところの新たに経済面で勃興しつつある国々という意味での)における自家用車に対する潜在的なニーズを広く掘り起こすであろうTATAの世界戦略車について、当初は先進諸国の自動車メーカーの間では否定的な見方も少なくなかった。
    しかし、今ではルノーと日産がインドのバジャージと組んで、同様の価格帯での格安自家用車の開発を宣言しているなど、他社によるライバル車の投入の動きもある。
    NANO単独ではなく、追随するメーカーが出てくることにより、自家用車の新しいカテゴリーが創出されることになりそうだ。
    NANOは、TATAが世界の並み居る自動車メーカーを向こうに示して見せた『コロンブスの卵』であったといえる。
    しかしながら、インドを含めて道路事情、道路行政が良好とはいえない国々で、クルマの販売がかつてなく急伸することになると、どうなるのか?という不安は否定できない。

  • ナマステ・インディア2009


    9月26日(土)ならびに翌27日(日)に代々木公園で、ナマステ・インディア2009が開催された。
    広い屋外イベント会場を借り切ってのこうした催しは近年増えており、中身はどれもかなり似ている。国の名前、ステージの演目と屋台で提供される食事が違うだけという気がする。
    だがこの時期、天気にさえ恵まれれば、会場の隅っこにでもレジャーシートを敷いて陣取って、青空の下のんびり過ごすのは気持ちがいい。
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    2年前のこのイベントでは、スワーミー・ラームデーヴが現れるというサプライズがあった。
    昨年の目玉といえば、チャダだっただろうか。今年も来場してステージで熱唱していた。会場内に自身のブースを構えており、通りかかる人々の求めに応じて気楽に写真を一緒に撮らせてくれたりなどしており、なかなか評判だったようだ。
    さて今年、特に目を引いたのは・・・といえば、開会式にカラン・スィンが挨拶をしていたことではないだろうか。ヘーマント・クリシャン・スィン駐日インド大使による紹介の後、カラン・スィンがスピーチを行なっていた。
    カラン・スィン(左)とヘーマント・スィン駐日大使
    現在のJ&K州が藩王国だった時代の最後の王、ハリ・スィンの跡継ぎであった人物で、地元J&K州ならびに国政の場でも要職を歴任し、インド国内のいくつかの著名大学で総長も務めていた。また著述家としても知られている。
    しかしながら日本では一般の人々の間で広く知られた顔というわけではないので、特に警備関係者が取り巻くわけでもなく、大使、大使館員ならびにイベント主催者の一員らしき人物に伴われてはいたものの、会場内を普通に歩いていた。
    もっとも、彼はこのイベントのためにわざわざ来日したわけではなく、その前日にインド大使館がこのほど完成させた文化施設のオープニングの来賓としての役割など、他の用事と合わせて東京に来たようである。
    それでもカラン・スィンのようなちょっと特別な人物が、こうしたイベントにわざわざ足を伸ばしてくれるのは、なかなか喜ばしいことであろう。
    来年はまた全然違うタイプの著名人がやってこないだろうか?ステージのプログラムの『ボリウッドダンス』の中で、いきなりラーキー・サーワントが登場したりするようなことがあったら、嬉しくてたまらないのだが。

  • ナマステインディア2009

    9月26日(土)午前10時から午後8時ならびに翌日27日(日)午前10時から午後7時半まで、東京の代々木公園および近隣にあるたばこと塩の博物館にて、ナマステインディア2009が開催される。
    例年どおり、公園内のステージでは盛り沢山のプログラム、会場内には様々な出店等と、盛大な催しになるようだ。幸い、天気もまずまずのようだ。
    すでに夏の暑さも『遠い思い出』となったこのごろ。過ごしやすい秋の週末を、ご家族や友人とのんびりと過ごしに出かけてみてはいかが?

  • スリランカフェスティバル 2009

    チャンナウプリ舞踊団の踊り手
    9月12日(土)に東京都渋谷区の代々木公園でスリランカフェスティバル2009が開催された。
    例年同様、東京やその近郊にあるスリランカ料理レストラン、食料品店、紅茶輸入会社、衣類等を扱う業者などが会場に出店している。またステージではスリランカおよび日本の各種演目が披露されていた。
    本日はあいにく朝から雨で、時折降りが激しくなるなど、天気の条件が悪かったため、人出は少なく閑散としていた。
    しかしながら、この催しのために毎年来日しており、このイベント最大の目玉でもあるチャンナウプリ舞踊団の華麗なダンスには、決して多いとはいえない観衆から惜しみない拍手が送られていた。
    会期は明日9月13日(日)まで。天候に恵まれることを願いたい。
    チャンナウプリ舞踊団
     
     

  • 9月にはスリランカフェスティバルも開催

    9月の代々木公園のイベントといえば、もうひとつ大きなものがある。
    9月12日(土)と13日(日)に開催されるスリランカフェスティバル2009である。この会場で催されるイベントはどれも似たようなものだが、あまりひどく混雑しないところは長所?かもしれない。
    チャンナウプリ舞踊団の豪華なパフォーマンスがこの催しの目玉だろう。毎年、このイベントのために来日しているため、彼らのファンになっている人も少なくないことと思う。
    東京近郊にお住まいならば、行楽シーズンの休日をこうした近場で楽しむのもいいかもしれない。
    スリランカフェスティバル2009 (在日スリランカ大使館)

  • 9月最後の週末 ナマステ・インディア2009

    9月26日(土)と27日(日)に、東京の代々木公園イベント広場にて、ナマステ・インディア2009が開催される。
    メイン会場は代々木公園イベント広場と隣の野外ステージ、第二会場はたばこと塩の博物館とのことだ。
    開催日はまだだいぶ先なので、同フェスティバルのウェブサイト上の『プログラム』の項はまだ空欄になっているものの、『出演者』の項をクリックすると、すでにおおかたの出演者は決まっているようである。
    タイフェスティバルと同様、近年非常に多くの人々を集めるようになっているこのイベントは、代々木公園の会場にあってもすでに手狭になってしまっている。
    もっと周囲に広がりのある場所はないのだろうか?と思ったりもするが、アクセスその他の利便性から他に勝るロケーションはないのかもしれない。それに、こうした野外イベントは天気次第ということもある。
    ともあれ9月下旬といえば、すでに暑くはなく、かといって涼しすぎることもない快適な時期。屋外で集うには格好の季節である。
    秋には代々木公園でお会いしましょう。

  • ネパールフェスティバル2009

    8月8日(土)および9日(日)に、東京の日比谷公園にてネパールフェスティバル2009が開催される。飲食店や物品販売、民族舞踊や音楽の演奏、NGOや旅行会社等のブースが並ぶ予定とのことである。
    ちょうどお盆直前の夏真っ盛りといった暑い時期ではあるが、幸いにして大きな木々の豊かな緑に囲まれた日比谷公園。会場となる同公園内の大噴水広場周囲と野外小音楽堂は木陰にも恵まれている。強い陽射しにジリジリ焦がされることなく、ビールその他飲み物を手にして涼みながら、夏の休日のゆったり流れる時間に身を任せるのも良いだろう。
    日本にネパール人ならびにネパール関係の友人・知人があれば、ここでバッタリ出会うこともあるかもしれない。主催側の意図はいざ知らず、まだそれほど込み合うイベントではないことも具合がいいのではないだろうか。ご家族やお友達と誘い合わせて出かけてみてはいかが?

  • バングラデシュフェスティバル2009開催

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    東京の代々木公園で、バングラデシュフェスティバルが開催されている。この会場での催し物としてはかなり小振りである。本日6月13日(土)は好天に恵まれたにもかかわらず人出はまばら。
    そのため毎年恒例のタイフェスティバルその他のような大賑わいのイベントに付き物の『身動きも取れないような凄まじい混雑』『想像するだけで気が遠くなるような長蛇の列』といった疲労要因は不在だ。
    緑あふれるこの時期の代々木公園で、ビールと適当なツマミを手にして、友人や家族とのんびり過ごしたいという向きにはちょうどいいかもしれない。
    会期は明日6月14日(日)まで。
    ※午後8時終了
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  • バングラデシュフェスティバル2009

    今年も昨年同様、東京の代々木公園でバングラデシュフェスティバルが開催される。料理の出店、歌や音楽などのステージ、観光案内、リユース品の販売などが予定されている。開催日は6月13日(土)および14日(日)で、時間は朝10時から夜8時まで。
    『ストップ温暖化』のテーマを掲げるこのイベントでは、各種NGO, NPOも参加して環境問題に関する呼びかけを行なうとのこと。
    日本は、ちょうど梅雨に差しかかる時期で、天気の具合が気になるところではあるが、この6月の雨もまた温暖化により集中豪雨が頻発するなど、私たちの身も身をもって考えさせられることが少なくなくなっている。
    南アジアのデルタ地帯に位置する国について、海面上昇で深刻な影響が予想されているのはご存知のとおり。この機会にいろいろ考えてみる、何かできることから始めてみるのは決して意味のないことではないだろう。
    バングラデシュフェスティバル2009

  • 池袋のベンガルな日曜日

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    生活のサイクルの中で、駅までの道のりや電車やバスといった交通機関の中で『いつも見かける人』として記憶している人物は少なからずある。その人と擦れ違うのがどの地点であるかにより、『今日の私は少し時間に余裕があるな』とか『まずい、今日は遅れてしまった』などと感じたりする。毎日顔を合わせる人たちだが、どこかで何がしかの接点がなければ、会話どころか挨拶をすることもない。
    本日4月19日、東京の池袋西口公園にて、『カレーフェスティバル&バングラデシュボイシャキメラ』が開催された。昼過ぎから会場に出かけて、長男とビリヤーニーをパクついていると、ちょうどそういう『顔見知り』がいた。いつも私が降りる駅で、ホームから乗り込んでくるインド系の人が。普段一人でいるところしか見たことがないが、今日は奥さんと子供と一緒である。
    『いつも××駅から乗ってるでしょう?』と声をかけてみると、バーングラーデーシュの人であった。なかなか話好きな人のようで、しばし楽しく会話させてもらった。明日からは、憂鬱な朝の鉄道駅のプラットフォームで挨拶する相手ができたことにもなり、ちょっと嬉しかったりもする。
    さて、今日のイベントは、少し汗ばむほどの好天に恵まれたこともあり、盛大な人出であった。池袋西口公園が文字通り『満員』といった具合で、そろそろ他の会場へのシフトも考慮したほうが良いのではないかとも思った。この手の屋外イベントで、外国出身の人が八割以上というものは他にほとんどないのではないかと思う。もちろんここで言う外国出身者とはベンガル人たちのことである。
    私が常々感じているとおり、彼らが日本に定着してからすでにかなりの年月が経過している。特にバブル期に来日して、日本で所帯を持った人たちについては、子供たちがすでに中学生やそれ以上になっている家庭が少なくない。そういう早い時期に来日した人たちに限ったことではないが、配偶者が日本人というケースが多く、日・バ混血の新しいタイプの日本人が育ってきている。
    果たして、日本に定着したバーングラーデーシュの人たちは、時間と世代を重ねるにつれて、日本社会に同化、あるいは消極的な表現を取れば埋没していくのか、それともベンガル人ないしは南アジア系としてのアイデンティティを保ち、独自のコミュニティや生活文化を発展させていくのだろうか。
    もちろんバーングラーデーシュ出身者とひとことでくくることは適当ではない。80年代後半から90年代初頭にかけて来日した人々は出稼ぎ目的でやってきた者が多かったのに比べて、この国からやってくる留学生たちはおしなべて高学歴志向だ。大多数が理系専攻で、留学先である日本で専門分野の修士号や博士号を取得後、外資系を含む日本の一流企業でプロフェッショナルとして勤務するエリートが多いことは、意外にあまり知られていない。
    そうして日本で生活の基盤を築いた兄は弟を、叔父は甥を呼び寄せて同じように日本で高等教育を受けさせる。もちろん彼らも大半が理系分野に進学する。やがては彼らもそれなりの蓄えができると、身内の中で優れた者に同様の機会を与えるだろう。こうしてバーングラーデーシュから理系に強い人材が次々に日本へと渡ってきている。
    IT関係で来日するインド人技術者と比べて、今のところ彼らは日本での定住志向が高く、今後日本に南アジア系社会なるものが形成されるとすれば、その中核となるのは間違いなくバーングラーデーシュの人々であると思われる。
    ともあれ、池袋西口公園で毎年この時期に開催されるベンガル人たちのお正月イベントは大盛況であった。今年もまた良い年でありますように!
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  • 4月19日 池袋西口公園でバーングラーデーシュのイベント開催

    今年で10回目を数える『カレーフェスティバル&バングラデシュボイシャキメラ』が、Japan Bangladesh Societyにより開催される。時間は午前11時から午後6時まで。
    特にバブル以降に来日して根付いたバーングラーデーシュの人々は数多く、日本で結婚し、子供をもうけて、この国を第二の祖国とする人たちは少なくない。生活の基盤を日本に築き上げた親族の援助により、留学その他の目的で来日する『新世代』の若者たちの姿もある。
    毎回大盛況で、もはや池袋の年中行事のひとつとして数えられるこのイベントだが、この楽しい催しが今後も末永く賑やかに開催されることを願おう。

  • 吉祥寺の井の頭公園でダヂャン

    ダヂャン会場の方向を示す貼紙
    4月12日(日)に、東京の吉祥寺にある井の頭公園にて、在日ビルマ人たちの『お正月イベント』であるダヂャンが開催された。
    国名をビルマと呼ぶか、ミャンマーとするかについては、ちょっと迷うところではある。1988年8月8日から始まった大規模な民衆蜂起で、それまでビルマを支配していた社会主義計画党による政権の瓦解を受けて、当時国軍参謀総長の地位にあったソウ・マウン率いるクーデターにより軍事政権が発足。
    1989年6月に、軍事政権が英語による国名をそれまでのBurmaからMyanmarに変更。これをうけて、日本政府も『ビルマ』改め『ミャンマー』と表記するようになり、大多数のマスコミもこれに従った。だが『妥当性のない政権』による国名変更は認められないと、各国の人権団体や一部メディア等においては、今でも英語で『Burma』あるいは日本語では『ビルマ』と表記しているところが少なくない。
    しかしながら、もともとミャンマー語において自国を『Myanmar』と称していたため、英語による名称もそちらに合わせることになったからといって、何か理不尽な名前を押し付けられたということにはならない。国名以外にも地名がラングーンからヤンゴン、パガンからバガン、ペグーからバゴーに改称されるなど、1,000前後の地名変更があった。多くはやはり植民地時代に付けられた英語式のものからビルマ語式のものへの統一であったようだ。
    話は英語による国名の変更に戻る。民主化運動への関わりのため、自国を出て日本やその他の国で長期に渡り生活している人々にとって、軍事政権によるこの決定は受け入れがたいことから日本語で自国を旧来の『ビルマ』としており、このイベントにおいて『ビルマ』という文字はステージや各テントその他に見られても、『ミャンマー』という国名はどこにも見当たらない。
    イベントを運営する、あるいはここに参加していた人々の意思を尊重し、今日の記事中において『ビルマ』という名称を用いることとする。
    ステージにはアウンサンスーチーさんの大きな肖像が
    前置きが長くなったが、本日の会場は公園内のテニスコート脇にある緑地である。陸上競技場としても利用できるようになっている場所だ。週末ともなると大勢の人々で賑わう井の頭池や井の頭自然文化園のあるエリアと違い、スポーツを行なう目的で来る、あるいは近所の人がジョギングや犬の散歩のために訪れるといったケースがほとんどのようだ。吉祥寺通りからかなり奥に入ったところでもあり、「たまたま通りかかったら、ちょうど何かやっていたから覗いてみた」という具合に偶然このイベントに参加したという人はほとんどなかったようだ。
    そんなわけで、会場にいた人々の大多数がビルマ人、それに加えて彼らの友人あるいは他前もってこの催しのことを耳にしてやってきた日本人がチョボチョボ・・・といった様子。それでも人出は相当なもので、いろんな食べ物や飲み物を出す露店では、料理のプロらしき人も、まったく素人らしき手伝いの人も、みんな賑やかに働いていた。
    大勢の人々が集まっているといっても、在日ビルマ人の社会はけっして広いものではないようで、会場で多くの友人・知人と出会い、大いに盛り上がっている姿を目にした。
    在日ビルマ人の知り合いはほとんどいない私でさえも、数少ない知人のうちの一人にバッタリ出くわし、『ああ、やっぱり』と思った。
    この集まりで特徴的なのは、反体制側にある人々が開催するものであるがゆえに、こういう類のイベントでよくある在日大使館による後援ないしは協賛といったものはあり得ないこと。また在日ビルマ人たちの自治組織が多く参加していることだろうか。
    主催がビルマ民主化同盟であり、屋台などを出している参加団体については、日本語あるいは英語による表記があって私が確認できただけでも、在日ビルマ難民たすけあいの会、在日ビルマ人ホテル・レストラン労働組合、ビルマ女性連合、在日ビルマ連邦少数民族協議会、Punnyakari Mon National Society等があった。
    日本での在留に関する相互扶助、労働問題への対応といった日本での生活にかかわるものの他に、多民族国家ビルマらしいのは、様々な民族団体が多数存在することだろう。今回もモン族その他の民族団体が来ていたが、昨年以前に飛鳥山公園で開催されていたときには参加団体はもっと多く、在日のシャン族その他各民族組織による出店がいくつもあったことを記憶している。
    会場には、数は決して多くはないものの、インド系ビルマ人たちの姿もあった。東京都内で営むハラール食材屋の中には、ビルマ人ムスリムないしはインド系ビルマ人ムスリムが切り盛りする店がいくつかあるが、そうした店舗ではハラール食材ないしは南アジア食材を買い求めるインド系ビルマ人の姿を目にすることがある。
    姿カタチはインドと同様でも、味付けがいかにもビルマ風に深いコクのあるサーモーサーをパクつきながら、ビルマが一時は英領インドの一部であったこともあること、主に都市部におけるインド系住民の多さなどを差し引いても、文化習俗など東南アジアの中でも地理的に最もインドに近いところに位置していることからくるインパクトの大きさなどをあれこれ思い浮かべたりしてみる。
    カチン州、サガイン管区、チン州、ヤカイン州などといったインドやバーングラーデーシュと境を接する地域は、まさに東南アジアと南アジアというふたつの大きな世界の境目にあるわけでもあり、このエリアを縦断するアラカン山脈など、大きな史跡などは存在しないとはいえ、このあたりの生活文化は実に興味深いものなのではないかと思う。
    ただし、この地域は往々にして外国人の訪問に制限があり、飛行機で特定の街にピンポイントで訪れることしかできなかったり、通れるルートがごく限られていたり、あるいは訪れる許可さえも取れなかったりする。
    国境の反対のインド側の地域と合わせて、自由に往来して訪れることができる日が将来やってくることがあれば、これまであまりよく知らなかった新たな世界が私たちの目の前に姿を現すことになるのではないか、とさえ思うのである。
    ・・・と、他愛もないことを考えつつ、初夏を思わせる陽射しと爽やかな風を肌に感じつつ、ビールをごくりと飲み干す。屋外でこうしてノンビリ過ごすのが心地良い。今年もまた楽しい季節が巡ってきた。