デリーのパハールガンジでは、宿にも界隈にも、中央アジアから来ている人たちの姿が多い。
おなじみ「ヒマラヤ製薬」の店鋪で石鹸や練り歯磨きなどを物色していたら、そうした中央アジアの人と店の人が、微妙な間合いを置いて、中央アジアの人は私にとって耳慣れない響きの言葉で話し、対する店の人は英語で返事しているのが不思議だった。
ふと彼らに目を向けると、スマホに向かって中央アジアの人が何事か喋って店の人に渡している。それを読んだ店の人が英語で回答すると、それが画面に翻訳されて中央アジアの人が読んで、さらなる質問を自らのコトバで喋って・・・の繰り返しであった。
アプリを経由して、いかにも21世紀的な会話が進行していた。
カテゴリー: column
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21世紀的会話
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24 Seven
現在、デリー、ハリヤーナー州、パンジャーブ州、UP州で展開するコンビニ、24 Seven
ビールはノンアルコールしかないし、置いてある品物は日本とはまったく異なるとはいえ、店内のレイアウトや弁当の置きかたなど、なんだか懐かしい。いろいろ報じられているのでご存知の方は多いと思うが、日本のセブンイレブンの協力のもとで、店舗の運営、設備、オペレーション体制など総合的に研究した上での開業。
既存の同業者も複数あり、今後インドにコンピニ文化が定着していくのは、そう遠い先のことではないのだろう。 -

カルカッタ・バンガロー
カルカッタのコロニアルな建物が多く残る市街地のオンボロ屋敷をカッコ良くリニューアルしてオープンした「カルカッタ・バンガロー」。
1泊7千5百ルピーから9千ルピー(およそ1.6かけると日本円価格)もするのだが、いかにもインドらしいホテルだと思う。
そう、インドらしいホテルといえば宮殿ホテルの類も知られるが、こうした都市部で年代ものの屋敷をリフォームしたホテルというのも、まさにインドならではだ。カルカッタで素敵な宿をという方にはとても良い選択肢になるはずだ。ロケーションもシャームバーザールなのでほぼ中心地にあり、交通至便。
郊外にはラージバーリー(大地主の舘)がホテル化されたものもあるが、それとは性格が異なる建物だ。この「カルカッタ・バンガロー」の建物の由来については知らないが、おそらく商取引で成功した人の屋敷だったはず。
今度カルカッタに行ったら見学するとともに、写真撮影させてもらおうと思う。 -

HUAWEI P30 Pro

HUAWEI P30 Pro 9月26日に発売(日本での発売は未定)となったMate30 Proを、やや価格の下がった来年1月か2月以降に買うというようなことも考えていた。
しかし米中貿易摩擦に端を発したアンドロイド問題により、いろいろ不都合なことがあること、先行きが見えないこともある。つい先日まではグーグルのストアが利用できなくても、実は抜け道があり、ストアから入手できるあらゆるアプリをインストールできてしまうため、実質これまでと環境は変わらないと報じるメディアもあったが、この方法はグーグル側でふさいでしまったらしく、やはり大きな支障が出るようになったという。
とりあえずトラブルなく使える現行機、つまりP30 Proがベターな選択肢らしい。実際、制裁回避のためHUAWEIは現行モデルをマイナーチェンジして販売を継続するということもメディアで伝えられている。しばらく迷った挙句、またバンコクの複数アウトレットで実機に触れてみて、やはりこのモデルのカメラ性能は突出しているということが確認できた。
カメラ機能が著しく向上している昨今のスマホだが、ちょっとしたコンデジを凌ぐ画質で、広角から光学ズームで27mm~135mmまで、普通に使えるスマホとなると、選択肢は実に少なくなる。加えて18mm前後の超広角アングルも備えたものとなると、おそらく2, 3年後にはそうしたものがけっこう出回っているかもしれないか、現時点ではHUAWEIのP20 Pro以降の一連のモデルの中から「新しいモデルか古いモデルか」を選択するしかないと言ってよい。
スマホで、ハイエンドなコンデジに匹敵するカメラ性能を持つモデルあればと常々思っていた。コンデジ以上の機動力(デジカメだと取り出すことに気後れするようなケース、スマホならば撮影が許容されているようなシーンは少なくない)がゆえということもあるし、旅行の際の荷物を減らしたい(コンデジとその周辺機器でもかなり邪魔に思う)ということもある。
残念ながらP30 ProのSIMロックフリーのモデルは日本国内で発売されていない。ドコモで通信契約と抱き合わせで販売されているもののみである。海外版は、故障等の際に日本での保証やサポートは得られないため、取り扱いには注意が必要だ。だが良い部分として、撮影時のシャッター音を消すことができることがある。しかもデフォルトで消音モードになっている。日本では法令により?シャッター音が鳴ることになっているようだが、そんなことをしなくてはならないほど、日本には盗撮しようという変態が多いのだろうか?またドコモ版ではストレージ容量128GBモデルしか用意されていないのに対して、海外版で256GB、516GBも選択可能だ。
それはともかく、とりあえずこれがあればコンデジは要らないのかどうかは、人それぞれかと思うが、私自身としてはこれで代用できると考えている。
「インドでどうだろう?このカメラ」というテーマで書くのは本当に久しぶりとなったが、スマホというよりも、「ハイエンドな薄型コンデジにハイエンドなスマホ機能付き」として、P30 Proを挙げてみたい。

画角135mm 
画角135mm 
画角16mm 
画角27mm 
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映画「ホテル・ムンバイ」
現在日本で公開中の「ホテル・ムンバイ」を観た。2008年11月にムンバイで起きた同時多発テロ事件について、犯行現場となったいくつかのロケーションのうち、タージマハル・ホテルを舞台に主にホテルマンたちの視点からストーリーが展開していく。
この作品は2018年に公開されたものだが、ホテルマンのひとりで主人公であるアルジュン役で出演しているのは、2008年公開の「スラムドッグ・ミリオネア」の少年ジャマール役だったデーヴ・パテールだと言えば、「ああ、彼ね」と覚えている人は多いだろう。
大変重たい内容の作品であり、消化しきるにはしばらく時間がかかりそうだ。平日の昼間なのに満員であったことから、この作品への注目度はとても高いことがうかがえる。究極の危機の中で、これでもか!とハードなストーリーが展開していき、心臓への圧迫感が大変強いものであった。
お客のために危険を省みず、これまで体験したこともない過酷な職務にあたるホテルマンたちのプロフェッショナリズムが描かれている素晴らしい作品だ。(ネタバレになるので詳述はしないが、事実に即したシナリオ)
同時にこれを予備知識なしに観た人たち(事件背景はもとよりムスリムに関する予備知識も)の間で、コミュナルなヘイト感情を掻き立てるのではないかとも感じられるもので、こうした特定のコミュニティ、思想を背景とした事件に係る作品作りというのは、慎重な配慮(主人公に準じる配役で危機一髪のところで最後に命だけは助かったザーラはその名のとおりムスリム女性であることなど)をしても、なおかつ難しいものであると感じる。
テロリストたちを送り込んだパキスタンを拠点とする過激派組織ラシュカレトイバの名前を聞いたことはあっても具体的にどういう組織なのかを知る人は、日本の観衆(欧米でも)少ないだろう。映画の中でも描かれていたが、進行中のテロ事件についてメディアが逐一報じるのもいろいろ問題があると指摘された当時を思い出した。当時、私は日本でもネットで動画配信されるインドのTvニュースで逐一観ていたが、同様にパキスタンでテロ組織もそれを見ながら携帯電話で犯行グループへ指示していたことが判明したためだ。
このあたりについては、報道の自由との兼ね合いで難しい。事件から11年が経過し、通信環境やガジェットの性能なども飛躍的に向上している。この部分については当時よりも深刻な状況になっているとも言えるだろう。
親子(同作品は15歳以上という指定がなされている)や恋人同士で観に行くような作品ではないが、ぜひとも鑑賞をお勧めしたい秀作だ。
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ダーダルのパールスィーコロニー
初めて訪れたが別天地のようだった。清潔で良く整備された公園、パールスィーと思しき表札や屋号を掲げた屋敷やマンション。裕福な空間である。美しい豪邸が建ち並び、ここにあるゾロアスター教寺院も見るからに立派だ。平日の昼間なのに働き盛りと思われる男性の参拝客も少なくないようだ。
特にみるべきものはないのだが、Five Gardensという5つの公園があるエリアを中心に高級住宅地が広がっている。
ゴミひとつ見当たらないキレイな通りが印象的だ。
街路樹は伸び放題になっているかのように見えるかもしれないが、強い日差しを避ける目的があるため、日本における「街路樹かくあるべし」という基準のようなものとは違った存在目的がある。 -
パールスィーのおばあさん
宿の前からタクシーに乗る際、運転手がやや遠慮がちに「途中まで連れて行かなくてはならない人がいるけどいいか?」と言うので、「ああ、構わんよ」と言うと、やってきたのは高齢のおばあさん。
見るからにパールスィー(洋装で西洋人のおばあさんに見える)だったが、自身が取り仕切っているビジネスがあるとかで、毎朝この運転手のクルマで出勤し、終業後は同様に帰宅しているとのこと。この方、なんと90歳。
少し背中は曲がっているものの、実によくしゃべるし、耳も遠くないようだ。
「そう、日本に行ったときにね、小さい子どもたちまで、みーんな礼儀正しくてね。1983年のことよ。ずいぶん昔のことだから街並みとか変わったんだろうけどね。あなたはどこから?新宿とか今も変わらず賑やかよね。」とマシンガントークにこちらがすっかり圧倒されてしまう。おばあさんが降りて行ってから運転手は言う。
「あの人はね、これまでず〜っと独身なんだ。一度も結婚してないらしい。」
現在のターター・グループ総裁のラタン・ターターもそうだ。もうかなりの老齢なので生きている限りそうだろう。パールスィーの人たちは一般的に高学歴なこともあり、結婚は遅いし、一生独身の人も多い。パールスィー以外の人と結婚すると破門となるとはいえ、実はそういう例も少なくはないこともあり、大いに繁栄しつつも、人口規模は減少しているコミュニテイーということでも知られる。
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ダブルデッカーでムンバイへ
ダマンからヴァーピー駅までの道のりは、オートリクシャーで30分程度。

列車は10分ほどの遅れで到着した12932 BOMBAY CENTAL DOUBLE DECKER。ホレボレするような構えのイン鉄ダブルデッカー車両。牽引するのはフツーの機関車なので、編成の正面から撮るといまひとつ絵にならないが。
始発駅はアーメダーバード、終着駅はムンバイ・セントラル。ダブルデッカーなのだが、私が与えられているのは1階座席なので、ちょっとさえない。
通常の列車よりも景色が低くなるし、通過駅などでよくわかるのだが、顔の位置がほぼプラットフォームの高さになってしまうのだ。

ともあれ、ムンバイ・セントラル駅までの約2時間半をゆったりとした気分で過ごすことができた。


ムンバイの郊外電車の姿が見えてきた。終着駅はそう遠くない。





























