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カテゴリー: column

  • ターリバーンのウェブサイト

    アフガニスタンのターリバーンによる英語のウェブサイト「Islamic Emirate
    of Afghanistan」
    がある。マメにアップデートはなされているようだ。

    いまどきの反政府組織やテログループは、往々にして独自のウェブサイトを持ち広報活動をしているものだ。

    しかしながらこの世の中、すべてを白黒つけることができるものではなく、かなりグレーゾーンの幅も広いのはご存知のとおり。

    ターリバーンが不倶戴天の敵とみなすアメリカによるアフガニスタンでの行動について、許されざる部分も少なくないのと同様に、西側メディアからは否定的な側面のみ取り上げられてきたターリバーンの論に理のある部分も少なくない。

    もちろん私自身は、決してターリバーンに肩入れしているわけではないのだが、各種メディアは、自分たちの価値判断による主観的な報道をしているに過ぎないことを忘れてはならない。

  • Kingfisher Airlinesの危機は続く

    2005年の創業以来、スーパーモデル級の超美形のフライトアテンダントを揃え、派手でカッコいいブランドイメージで人気を集めてきたキングフィッシャー・エアライン。2008年に当時インドのLCC最大手であったエア・デカンを吸収してからは一気にルートも拡大、同年後半からは国際線にも進出を果たし、飛ぶ鳥を落とす勢いであった。2011年12月に同社の債務危機が明らかになるまでは、インド第2位の規模を誇る航空会社であり、すべてが順風満帆・・・と部外者の目には映っていた。

    その後、同社の財務状況をめぐる様々な記事がメディアで報じられ、それまで築き上げてきた名声が地に堕ちることになるとともに、不採算ルートの整理が進められるようになった。そのため以前運行していても今では撤退してしまった路線は少なくない。また同社をめぐる様々な状況のため、昨年までのような安定した運行は必ずしも期待できなくなっている。

    そこにきてこんな話もあるため、敢えて同社のフライトの予約を入れる場合、とりわけそれがしばらく先の日付の場合は特に気を付けたほうが良いだろう。

    India May Cancel Kingfisher License (WallStreet Journal)

  • Big B 70歳の誕生日

    Big B 70歳の誕生日

    アミターブ・バッチャン

    本日10月11日は、Big Bことアミターブ・バッチャンの70歳の誕生日。

    Big stars at Big B’s birthday bash (NDTV)

    70 के हुए बिग बी, दी शानदार पार्टी (NDTV)

    誕生パーティーには、今をときめくボリウッドのスターその他の映画関係者、政治家、財界人など、様々な顔ぶれが集まる様子が映像で流れていた。

    こちらは70歳の誕生日を迎えたBig Bのインタビュー映像。

    I worked for Rs. 50: Big B, now 70, on his career (NDTV)

    永遠のヒーロー、Big B自身も近年はずいぶん老けたなぁとは思うが、それでも彼が放つオーラは衰えることがない。さすがは稀代のスーパースター、アミターブ・バッチャンだ。

  • マラーラー・ユースフザイー

    非常に残念なニュースだ。マーラーラーが撃たれた。この件については少々説明する必要があるだろう。

    パーキスターンのスワート地方のミンゴーラー。かつて観光地として大いに栄えた地域だが、今世紀に入ってからは、この地域で勢力を伸長したターリバーン勢力と政府側との衝突により訪問者が激減した。さらに2009年にターリバーン支配下となり、その後政府軍が奪還するといった具合に内戦状態が激化することとなった。

    ミンゴーラー出身、リベラルな家庭に育った少女マーラーラー・ユースフザイーはこの地の出身。2009年に内戦状態のスワート地方を離れてパーキスターン国内を転々とする中、故郷スワートでの就学機会を求める利発な少女の姿は内外のメディアの目に留まり、しばしばニュース等で取り上げられてきた。

    ターリバーンが少女たちに対する学校教育を禁止したり、女子学校を破壊したりする中、少女たちの教育機会を求めての積極的な発言や行動は世間の耳目を集め、オランダを拠点とするKids Rights FoundationのInternational Children’s Peace Prize候補のノミネートされたことがある。惜しくも受賞は逃したものの、パーキスターン政府からNational Peace Awardが贈られた。

    Peace Award to Malala yousafzai from Prime Minister Pakistan Sherin Zada Express News Swat (Express News)※ウルドゥー語

    Malala Yousafzai awarded Pakistan’s first Peace Award (Ary News)※ウルドゥー語

    あまり上手ではない英語でのインタビューと異なり、上記リンク先のウルドゥー語によるものでは、ずいぶんしっかりした内容で話していることに感心する。受賞は2011年、当時のマラーラーは13歳だ。

    彼女は仮名でBBCウェブサイトに日記をブログとして公開して注目を集め、ニューヨーク・タイムズのサイトでもClass Dismissedと題した動画と関連記事が紹介されるなど、国際的にも知名度の高い少女人権活動家でもある。

    Class Dismissed (New York Times)

    現在14歳、将来は医者になりたという夢を胸に抱いて活動を続けていたマーラーラーだが、昨日ミンゴーラーにて他の女子生徒たちと乗っていた通学用のヴァンの中で撃たれた。その後、ターリバーンは犯行声明を出している。

    マーラーラーは頭部と首に負傷しているとのことで、ペーシャーワルに空輸されて救命治療を受けている。現在までのところ、複数のメディアにより「手術は成功」「脳は弾丸による損傷を逃れている」といった情報が流れているが、非常に危険な状態にあるということは変わらない。彼女の回復を切に祈る。

    Child rights activist shot in head (Business Recorder)

    ネパールやインドで跋扈するマオイスト活動家たちの大半が、共産主義の何たるかをほとんど知らず、銃器による社会秩序への抵抗と下剋上の快感に酔っているように、ターリバーンの連中もまたイスラームの説く中身への理解もなく、やはり武器の力を背景にした支配と強制により、彼ら自身の乏しい知識による独自の解釈による社会規範を絶対的な正義と取り違えている。

    従前からターリバーンたちから脅迫を受けてきたマラーラーとその家族だが、ついにそれが現実のものとなってしまった。この卑劣な犯行を、私たちは決して許してはならない。

  • もうひとりの女盗賊、政界進出へ

    彼女の名前はレーヌー・ヤーダヴ。U.P.州のアウライヤー地区のジャマリプル村出身。24歳の彼女は、7年前の2005年2月に警察により、彼女が関わったとされる15件の殺人、誘拐、強盗のかどで逮捕された女盗賊。U.P.州西部、M.P.州北部、ラージャスターン州東部にまたがるチャンバル渓谷で暗躍していた。

    もっとも彼女の盗賊としてのキャリアは決して長いものではない。2003年11月に、チャンダン・ヤーダヴ率いる盗賊団に通学中に誘拐され、10万ルピーの身代金を要求された父親が、それを払うことができなかったため、そのまま彼らの仲間入りすることになったという珍しい背景を持つ。盗賊として活動していた期間は実質1年強といったところだ。

    そもそも警察に身柄を拘束された時点で16、17歳であったこと、彼女が盗賊団入りすることになったのも彼女自身の意思によるものでなかったため、今年5月末に釈放されてからは、更生の機会が与えられることは決して悪いことではないかもしれない。彼女には8歳になる娘もいる。

    彼女が大きくクローズアップされるようになったのは、政界入りが揶揄されるようになったためだ。サマージワーディー党(社会党・・・といっても清新なイメージからは程遠い)から国政に進出した元女盗賊といえば、映画「Bandit Queen」のモデルとなったプーラン・デーヴィーがよく知られている。1996年、1999年の総選挙で同党から出馬して国会議員となった後、2001年に彼女が盗賊時代に実行した大量殺人の怨恨により暗殺されている。プーランに続いて、スィーマー・パリハルという女性の元盗賊もこの政党から国政入りを目論んでいた。

    そこにきて、今回はレーヌー・ヤーダヴも「元女盗賊」という看板のもとに、被抑圧階級の救済、貧困層の女性の地位向上といったお題目とともに、2014年に予定されている下院選挙による国政進出が予想されている。

    先の州議会選挙で大勝した集票力のあるサマージワーディー党からの出馬で、選挙前から知名度も高いこともあり、もし本当に選挙に出ることになれば当選する可能性が高い。決して国政を左右するような立場になる人物ではないが、インド民主主義の大衆主義的な側面を象徴する事例となることだろう。

  • 平凡社新書 インド財閥のすべて

    平凡社新書 インド財閥のすべて

    _

    書店店頭で見かけたこの書籍、新書版の一冊で「インド財閥のすべて」とは、なんと大げさな!と、少々憤慨しつつ手に取ってみた。

    ところがどうして、ページを開いて読み進んでいくにつれて、インド経済史に通じた人物が、綿密なリサーチと膨大なデータを背景から丁寧に抽出されたエッセンスであることがわかる。

    著者が経営する株式会社ネクストマーケット・リサーチのウェブサイトにアクセスしてみると、インド関係その他で興味深い経済関係の記事がリンクされている。

    19世紀に阿片貿易によって大きな富と力を蓄えたインド商人は少なくなかったが、ターターやビルラーといった財閥もこの例外ではない。インドから上海や香港といった中国大陸のビジネスの拠点を経て多国籍化していったユダヤ系資本もまた同様だ。

    個人が興したビジネスが財閥として発展していく中で、事業が時流に乗って拡大していく中で、当然のことながら政治との結びつきは重要ではあるものの、やはり時代とともに浮き沈みは激しい。

    親類縁者で中核をガッチリと固めた財閥が多いものの、その内部では身内同士での骨肉の争いは日常茶飯であり、しばしば組織の分裂をもたらすこともある。

    経済の自由化以降、事業の整理ないしは新規分野への積極的な進出、外資との合従連衡が不可欠となり、流れに乗り遅れた財閥はかつての栄華の見る影もなくなっていたりする。

    インドで、こうした財閥について書かれた書籍は少なくないが、日本語で「インドの財閥」を広く俯瞰した本は多くない。また内容が新しい(2011年9月発行)こともあり、現在のインド経済や財閥系企業の歴史について多少なりとも関心のある方には必読の一冊である。

    インド財閥のすべて (平凡社新書)

    著者:須貝信一

    ISBN-10: 4582856047

    ISBN-13: 978-4582856040

  • ジャイサルメールに怪盗出現

    昨日の午前零時過ぎ、ジャイサルメールのステート・バンク・オブ・インディアの支店にて、深夜過ぎに1.5千万ルピーが奪われたとのこと。

    Robbers tunnel into Jaisalmer bank, steal
    Rs 1.50 cr
    (The Times of India)

    Robbers tunnel their way into a bank in
    Jaisalmer
    (NDTV)

    犯行グループは、地下に掘ったトンネルから同銀行の金庫に侵入して金品を奪ったとされるが、電動工具を用いて、事件に先立つ2週間から20日ほどかけてこれを完成させたと見られる。こうした大胆な動きについて、銀行関係者や周囲の住民がなぜ何も気が付かなかったのかは不明。

    銀行内の監視カメラには、懐中電灯を持って侵入してくる犯人たちの姿を捕えているものの建物内が暗かったため、風貌等はまったく確認できないようだ。

    まるで映画のような大胆な犯行、ロケーションもこれまたタール砂漠のロマンチックな城塞都市ということもあり、不謹慎ながら「おぉ、カッコいい!」などと思ってしまう。決して犯行を称えるわけではないのだが。

    果たしてこの怪盗たちの正体や如何に?

  • インド系イベントが続く10月

    近年、ある日を境に突然季節が改まることが多くなったように思う。9月23日には東京をはじめとする関東地方で朝から雨が降っていたが、気温がかなり下がっていた。

    外出すると、前日までの盛夏と同じ装いから一転して、セーターや薄手のコートをまとって外出する人たちの姿が目に付いた。翌日9月24日は前日とは打って変わり、すっきりと晴れ渡った青空とひんやりした空気。誰もが「秋が来た!」と実感したことだろう。

    今後しばらくは、心地よい気候がしばらく続くことになるが、そんな中でインド関係のイベントがいくつか予定されている。

    ・ディワリ・イン・ヨコハマ 【10月13日(土)・14日(日) 横浜・山下公園】

    ・インディアフィエスタ2012【10月20日(土) 東京都中央区・築地本願寺】

    ・東京ディワリフェスタ西葛西【10月27日(土) 東京都江戸川区・新田6号公園】

    屋外イベントをのんびりと心身ともにリラックスして楽しむことができるのはこのあたりまでで、以降は屋外でじっと留まるにはそれなりの気合いと防寒の備えが必要になってくる。

    アウトドアでの催しではないが、インディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパンにも大いに注目したい。近年公開された秀作が一気に上映されるため、東京・大阪で今どきのボリウッドのトレンドを感じるには良い機会だろう。10月6日(土)から12日(金)まで。東京の会場はオーディトリウム渋谷、大阪の会場はシネ・ヌーヴォだ。上映スケジュールは東京と大阪で異なるのでご注意願いたい。

  • メアリー・コム

    インドで強いスポーツといえば、クリケット、テニス、バドミントンなどが思い浮かぶことだろう。しかし女子ボクシングで世界最強レベルの選手がいることは日本ではあまり知られていない。

    インドで女子ボクシングが盛んかといえば、そんなことはないのだが、マニプル州出身のメアリー・コムの存在があまりに突出している。

    2012年のロンドン・オリンピックでは残念ながら銅メダルに終わったが、2002年から世界女子アマチュアボクシング選手権で5回優勝している。アジア域内では、アジア女子ボクシング選手権を含めた3つの大会で7回の優勝を経験している。

    以下リンク先のビデオはロンドン・オリンピック開催前、金メダルの期待がかかっていたメアリー・コムを取り上げたものだが、インタビューのやりとりとともに、彼女の家庭での様子(既婚で2児の母でもある)、練習風景なども紹介されていて興味深い。

    India – Five Times World Boxing Champion
    ‘Mary Kom’ WISH her for London Olympics, 2012
    (Youtube)

  • SONY RX1

    SONY RX1

    SONY RX1

    高品位なコンパクトデジカメが増えている昨今、いよいよその究極とも言えるカメラが発表となった。SONYのRX1である。

    世界初の35mmフルサイズのCMOSイメージセンサー搭載のコンパクトデジタルカメラだ。レンズはF2.0で35mm単焦点。ずいぶん思い切ったものを出してきたものだ。

    世界初、35mmフルサイズCMOSイメージセンサー搭載のコンパクトデジタルスチルカメラ“サイバーショット”最上位機種を発売 (SONY)

    レンズは固定式なので交換できないし、焦点域も35mmのみという極めて趣味性の高い贅沢なカメラである。そうした意味では富士フィルムのX100に相通じるものがあるが、X100のセンサーはAPS-Cサイズ(24×16mm)であるのに対して、RX1はフルサイズ(36×24mm)であるため、イメージセンサーの面積が2.25倍も大きく、まったく別格なのである。

    ちなみにコンパクトデジカメを含めたデジタルカメラのセンサーのサイズ規格ごとの大きさの違いについては、こちらをご参照願いたい。

    撮像素子の大きさ比較 (ガバサク談義)

    もちろん価格のほうも、これまでのコンパクトカメラの水準からは考えられないほど高額である。発売前(発売予定日11月16日)の想定価格は25万円なので、現在10万円台から11万円台で販売されているX100の倍以上。

    どちらも高級機ではあるものの、レンズ交換式ではないため35mmの焦点域でしか使えないので実用性という点では、いつも仕事で常用する機材にはなりにくいだろう。しかしながら35mmという汎用性の焦点域であるがゆえに、完成度の高いものであれば趣味の道具として大きな魅力を発揮することになる。

    ハイアマチュアのユーザーが多い日本その他の先進国等では、唯一無二な魅力のフルサイズセンサーのコンパクトデジカメRX1に対する需要は高いことと思われるが、高級機でも、発売から2、3年もすると、陳腐化してしまうものだ。

    だが、その時期になってもフルサイズのセンサーのコンパクトデジカメというのは他に出てこないように思う。拡張性が無いし、レンズ固定式であるため既存のレンズ資産を利用できない。もちろんカメラ自身のレンズも流用できないため、極めて不経済なモデルであるといえる。それゆえ、ソニーのRX1は歴史的なカメラとしてその名を残すことになるかもしれない。

    だが、これが時を同じくして発表となったフルサイズ初のミラーレス機α99と立ち位置の異なるフルサイズセンサーの廉価かつ小型軽量なシリーズを構築するための布石であったら嬉しい。個人的には手の届く価格帯であったならばぜひ所有して思い切り使い倒してみたいカメラなのである。

  • Namaste Bollywood #34

    Namaste Bollywood #34

    Namaste Bollywood #34

    Namaste Bollywood#34が発行された。今号ではボリウッド映画界とベンガルとの繋がりに焦点が当てられている。

    近世以降、文学、絵画、演劇といった様々な方面の芸術が豊かに花開いてきたベンガル地方由来の小説を下敷きにしたボリウッド作品はいろいろある。そうした文化的な背景もあってのことかと思うが、ベンガル出身あるいはベンガル系の血筋の演技者も多い。ベンガル出身の芸術映画、左派映画の製作者も多いことは広く知られているが、たぶん製作者以外にも映画関係で撮影や舞台装置その他の技術系の仕事に携わる人の中にもベンガル系の人々が占める割合は少なくないことだろう。

    さて、今号には日本のボリウッド映画ファンが、決して見逃すことのできない大変重要なニュースが掲載されている。10月6日(土)から12日(金)に渡って開催されるインディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパン。東京の会場はオーディトリウム渋谷で、大阪の会場はシネ・ヌーヴォである。この期間中に上映される映画は合計23本。どれも選りすぐりの素晴らしい作品だ。東京と大阪とで、それぞれの作品の上映日時が異なるのでご注意願いたい。

    過去の『インド映画ブーム』により、ある程度以上の年齢の日本人観衆の間に定着してしまったインドの娯楽映画に対する「単純明快」「勧善懲悪」「唐突に挿入される歌と踊り」「ハッピーエンド」等々の紋切型かつどれもがB級、C級といった誤ったイメージを払拭(そうしたイメージを抱いて映画祭を観賞した人はこれまでと考えを180°転換させることだろう)して、個々の作品のクオリティの高さを正当に評価するきっかけになることを願っている。

  • TRANSIT第18号 美しきチベット

    TRANSIT第18号 美しきチベット

    TRANSIT 第18号

    季刊誌(年4回発行)TRANSITの最新号はチベット特集。主に取り上げられているのは中国占領下のチベット(中国政府は「西蔵自治区」を自称)、ブータン、インドのダラムサラとラダック。旅行関係の出版物だけあり、豊富でカラフルな写真や図版が楽しい。

    色々な方面の執筆者による記事が満載だが、それらの中で意外であったのは、「日本で触れるチベット仏教」と題されたもの。今までまったく知らなかったが、広島市にある高野山真言宗牛田山龍蔵院内に、デプン・ゴマン学堂日本別院という、日本初のチベット僧院があるのだそうだ。

    チベット僧院といっても、チベット式の建物があるわけではなく、龍蔵院の敷地内に間借りしているとのこと。

    書店で見かけたら、ぜひ手に取ってページをめくってみることをお勧めしたい。