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投稿者: ogata

  • 朗報 インド国鉄機関車にACとトイレ導入

    通常、インド国鉄の機関車にはトイレがない。長距離を走る列車の場合、途中で運転士の交代はあっても、腹具合が悪くなることもあるだろう。鉄道の運転士はかなりの激務で、40歳を越えたあたりで、続かなくなるケースも少なくないと聞く。

    もう何年も前から、「もうじき機関車にトイレを導入」「機関車内にトイレを設置することとなった」という記事はしばしば目にしていたものの、ここにきてようやく実現することとなった。

    さて、このたび貨物列車用の機関車に空調とともに備えられたトイレだが、安全上の理由から、機関車が停止してブレーキがかかっている状態でのみ、トイレのドアを開けることができるようになっているのだという。

    鉄道予約や上級クラスの客車内の設備等に比較して、運行に直接関わるハード面での整備はまだまだ遅れているので、このような面からも少しずつ改善がなされていくことは、イン鉄ファンとしては喜ばしい。まずは乗客全員の命を預かる運転士に、万全の体勢で職務に臨んでもらうのは当然のことである。

    Railways launches first diesel locomotive with AC vaccum toilet for train drivers (The Financial Express)

    After 163 Years, Indian Railways To Finally Install Bio-Toilets In Train Engines For Drivers (indiatimes)

  • ANAでWifi

    ANAでWifi

    成田・デリー間のフライトにて。

    これまで知らなかったのだが、全日空の機内でWifiが利用できるようになっている。料金は利用する時間により、以下のような具合。

    30分プラン $4.95 *15MB上限
    1時間プラン $8.95 *30MB上限
    フルフライトプラン $19.95 *100MB上限
    ※料金は米ドル建て

    ANA Wi-Fiサービスのご案内 [国際線] (全日空)

    15分間までは無料なので、メールのチェックくらいは充分できる。実はこの部分での利用者が最も多いのではないかと思う。なかなか良いサービスだ。

  • 燃える土地 ジャリヤー

    ジャールカンド州の州都ラーンチーから東に位置するダンバード地区の西ベンガル州境附近のジャリヤー(झरिया)は英領期から長きに渡って炭鉱で栄えてきた土地。最寄りの鉄道駅はダンバード・ジャンクション。ここはシャターブディー・エクスプレスその他のメジャーな列車が停車する大きな駅だ。

    現在、インドでは製鉄業を中心に、燃料の2/3は石炭が使用されるという。インド自身、世界第三位の石炭産出量を誇るが、実にその3/4はここから採掘されている。ここではCoal India Ltd.やBharat Coking Coal Ltd.といった、この分野ではインドを代表する大きな政府系企業が操業している。

    400平方キロメートルの面積に75もの炭鉱があるというほど集中しているが、そのエリアには100万人超の人口を抱えていることも特筆される。この地域では、石炭の埋蔵量が豊富であることだけではなく、地表近くに鉱脈があることでも知られており、それがゆえに採掘が容易である。ゆえに違法採掘が絶えないだけではなく、住民たちの中で炭鉱労働に従事してはない人たちも簡単に石炭を採取しては売りさばくといった形で、家計の足しにしていたりする例も数多いという。

    この地域に住む人たちは部族民が中心だ。しかしながらこれを取引するのは地域外の人たちである。地下資源に恵まれながらも、外界から搾取される存在であるという矛盾がある。
    こうした土地なので、政治で暗躍する人たちや炭鉱マフィアたちのパワーゲームが常時展開する暴力的な風土もあるらしい。

    地表近くに鉱脈があることによる利点と同時にデメリットも大きい。河川や土地の汚染はもちろんのことだが、住宅のすぐ脇から火が噴いていたり、100年以上も続いている燃焼により、地下が空洞となることから地盤が陥没したり、その上にあった建物が崩壊したりなどしているとのことだ。これによって廃線となった鉄道路線もあるとのこと。参考記事のリンクを以下に付しておく。

    India’s Jharia coal field has been burning for 100 years (CNBC)

    健康被害もまた甚大なようで、石炭で潤うことにより、田舎の部族中心の社会としては例外的に栄養問題がほとんどないとされるようだが、採掘と地下の燃焼による大気汚染による呼吸器疾患を抱える人々の割合が異常に高いとされる。

    観光で訪れるような場所ではないが、街から少し出ると石炭採掘現場があり、蔓延する違法採掘現場はマフィアが取り仕切っているため、カメラやビデオなどを回すとかなり高い割合でトラブルに巻き込まれるという話もある。

    ジャリヤーを取り上げたドキュメンタリー番組はいくつもあるが、下記リンク先が特に秀逸なので閲覧をお勧めしたい。

    INFERNO: JHARIA’S UNDERGROUND FIRES (PSBT INDIA)

  • タイフェスティバル2016

    屋外イベントを快適に楽しむことができる季節に入っているが、今年もGW連休明けに東京都渋谷区の代々木公園で、タイフェスティバルが開催される。

    第17回タイ・フェスティバル2016 (公式タイフェスティバルホームページ)

    この場所では幾多のイベントが年中開催されているが、その中で圧倒的に人気が高いもののひとつが、このタイフェスティバルだ。使用されるスペースの広さ、露店を含むブースの数とバラエティ、人出の多さ、招聘されるアーティストの豪華さ等々、どれをとってもトップクラスである。

    ただし、あまりの混雑のため、最近はここでゆっくりと過ごす気にはなれないのは少々残念。かつては、会場の隅のほうで、レジャーシートを広げて、家族や友人とのんびり過ごすのも良かったのだが、これとて近年はその数が目に余るようになり、会場を出入りする人々の動きを阻害するようにさえなってしまっている。

    概ね天気に恵まれる時期ではあるものの、空模様ばかりはどうなるか、その時になってみないとわからない。会期には好天に恵まれるよう期待したい。

  • Magzter Gold

    MAGZTERで電子マガジンを定期購読している。電子版とはいえ、印刷版と同じコンテンツとレイアウトで読むことが出来るのがいい。タブレット、スマートフォンあるいはパソコン上で閲覧する。

    世界中の主要な国々で発行されている各種雑誌およそ7,500タイトルの中から選んで定期購読あるいは特定の号の購入をすることが出来るのだが、これを運営しているアメリカで設立されたMagzter Inc.という企業は、インドからやってきた起業家が設立したものであるがゆえに、インドの雑誌に大変強い。その反面、やはり英語圏や主要な欧州語圏以外は不得手のようで、日本の定期刊行物でMAGZTERにて購読できるものは、現在までのところは、一部の業界誌等くらいしかない。

    さて、このサービスが開始された頃には、世界中の主な国々で発行されている各種雑誌の中から購読したいものを選び、タイトル毎に特定の号だけ購入するか、あるいは定期購読をすることになるのだが、価格設定がシングルイシューのみの購入に較べて定期購読のほうがはるかに安いものとなっているため、後者を選択するように誘導する形になっている。

    ニュース週刊誌のINDIA TODAYを例に挙げると、英語版、ヒンディー語版ともに単号で購入すると約110円。年間購読すると前者は約1550円、後者は780円という設定。なぜ単号では同じ価格なのに年間購読では金額が倍の差となるのかはよくわからないが、特定の号だけ買うよりも、定期購読したほうがはるかにお得であることは明らかだろう。同様に米国のTimeやNEWSWEEKは、前者が単号約890円で年間購読が約16,700円、後者は単号約550円、年間購読約2,800円となっている。

    さらに、現在はMagzter Goldという、上記およそ7,500タイトル中の3,750超のタイトルが読み放題で約890円というプラン(あるいはMagzter Gold Liteという3,750超のタイトルの中から毎月5つの雑誌まで読み放題で約560円というプランもあるが、こちらは「MAGZTER GOLD」に較べてかなり損な気がするだろう)へと誘導しようという流れになっている。

    MAGZTERが扱う雑誌類の中で、MAGZTER GOLDで読み放題となる雑誌がどのようなものであるかにいては明確に示されてはないのだが、価格が高めで需要も多いタイトルが除外となっているようだ。版元の意向によるものなのだろう。

    MAGZTERで購読可能な日本の飲食や商業関係の業界誌(取り扱うタイトルは少ないが)については、MAGZTER GOLDの読み放題の対象となっている。例えば「商業界」という業界誌を購読したい人にとっては、この定期購読料金として約13,360円支払うよりも、MAGZTER GOLD (約890円×12か月=約10,680円)あるいはMAGZTER GOLD Lite (約560円×12か月=約6,720円)のほうが安価という逆転現象が起きることになる。

    インドの主要な雑誌類の多くはMAGZTER GOLDでカバーする対象となっており、新書一冊分の金額で、どこに居てもインドの主要な雑誌類を際限なく読むことが出来るというのは大変素晴らしい。もちろんそれに加えて他国の雑誌も同様であるわけで、なかなか使い勝手の良いサービスではないだろうか。世界中の各種雑誌をネット配信するというサービスは、他にもtextureなどがあるのだが、「インドの雑誌類を読む」ということについては、やはりMAGZTERが有利であるようだ。

    「無制限に読むことが出来る」とはいえ、そのための時間のゆとりがないというのは誰もが抱える悩みではあるのだが。

  • ジャナクプル鉄道

    BBCは亜大陸の鉄道に関する番組で数々の秀作を世に送り出しているが、これもまたそれらの中のひとつ。

    Janakpur Railways – BBC Documentary (Youtube)

    隣国インドで鉄道が社会のインフラとして格別の存在感を示しているのとは裏腹に、ネパールはインドと国境を接する南側で、ジャナクプルからインドのビハール州のジャイナガルまでを結ぶローカル線くらいしかないのは、山国であるだけに仕方のないことだ。もっともこの状況については、近年ネパールに接近している中国が青蔵鉄路のネパール国境までの延伸、そして首都カトマンズまでの接続という、いつになったら実現するのか容易に想像さえできない壮大なプランを示しているので、遠い将来にはこの国における鉄道の地位が飛躍的な向上を見せることになるのかもしれない。もちろんインドはそうした状況を座視しているわけにはいかないのだが。

    それはともかく、上記リンク先の番組では、ジャナクプルの鉄道のもとに展開する人々の様々な暮らしぶりが取り上げられており興味深い。施設も車両も老朽化が進み、しばしば運休となったりするなど、かなりキビシイ状況のようだ。私自身もだいぶ前にジャナクプルを訪れた際、インド国境手前まで行ってみようとしたのだが、その時は洪水の関係で運休していた。駅構内をしばらく散策してみたが、タライ平原の街であることもあり、眺めた感じはインドの片田舎の鉄道駅という印象であった。

    この路線のインド側の終着駅であるジャイナガルは、元々はメーターゲージの軌道の路線が乗り入れていたが、現在ではブロードゲージ化されており、ここからインド各地に直行できるようにもなっている。そんなわけで、タライ地域の人々、とりわけジャナクプルやその周辺部に暮らす人々にとっては、就労や進学その他で隣国インドの大都市に向かう際には、以前よりも使い勝手の良いものとなっているに違いない。

  • インドのケータイ電話

    有名ブランドのショールームに立ち寄ると、ずいぶん高価で高性能なスマートフォンが並んでいるし、知人たちの中にはかなり頻繁にこうしたモデルを買い替えている人たちもある。単価が高いだけに、さすがに都市部では購買力の高い人たちが多いものだなと感心したりもする。バスやメトロ車内で着席していても立っていても、液晶画面に目を落としている姿は万国共通のものとなっている。

    安価なモデルも広く出回っていること、もともと中古品の取引も盛んであることなどから、さほど所得が高いと思われない層にも広く浸透していて、若い年代のオート運転手たちもフェイスブックなどに投稿していたりする。加えて、廉価なプリペイドのプランも多いがゆえに、インドのケータイ市場は非常に民主的?であったりもするし、デュアルSIMつまりSIMを2枚挿入して使い分けることができるモデルもまた多い。

    そんなインドのケータイを価格、OS、各種スペック別に俯瞰することができるサイトのひとつにこういうものがある。

    snapdeal

    当然のことながら、価格帯ごとに各メーカーの主戦場が分布している。インドのように携帯電話のランニングコスト(新規回線契約や通話にかかるコスト)が廉価な国であれば、普段の通話用にガラケー、データ通信にスマホと、2台持ちしても負担にならないのがいい。ガラケーについては、使いやすそうなモデルが1,000Rs前後で豊富に用意されており、まさに庶民の味方という感じがする。

  • カンボジアフェスティバル2016

    東京都渋谷区の代々木公園にて、5月7日(土)と8日(日)にカンボジアフェスティバル2016が開催される。

    こうしたイベント自体は、ずいぶん標準化されていて、国の名前が違うだけでイベントの形式はほとんど同じ。おそらくこれらをオーガナイズするのは同じイベント請負会社だったりするのだろう。

    しかしながら、すがすがしい初夏の陽射しのもと、屋外で昼間からビール片手にのんびりと過ごすのはいいものだし、普段はなかなか出会えない人たち、イベントでテーマとなっている人たちと知り合うことができる機会でもあるので、多少なりとも関心があれば、顔を出してみて損はないだろう。

    この翌週に開催されるタイフェスティバル2016のように、代々木公園が超満員になってしまうような具合ではないだろう。ちょっと地味めだが、ゆったり過ごすにはちょうどいいかもしれない。

  • 「第17回カレーフェスティバル&バングラデシュボイシャキメラ」当日

    「第17回カレーフェスティバル&バングラデシュボイシャキメラ」当日

    東京都豊島区の池袋駅西口公園で毎年恒例の行事となっている「第17回カレーフェスティバル&バングラデシュボイシャキメラ」を午前中に覗いてきた。本日、2016年4月17日の午前10時から午後6時までの開催だが、やはり早い時間帯はまだ閑散としていた。
    今月14日に発生した熊本地震への義援金ブースも設置されており、「ワンコイン(500円)からでもよろしく」と呼びかけていた。東日本大震災のときもそうであったが、私たち日本人の良き隣人である、このイベントを主宰するジャパン・バングラデシュ・ソサエティは、積極的な働きかけを行なってくれている。
    あいにくの雨天だが、昼近くなったあたりで、雨脚が強くなってきたので、早々に退散した。
    その後は台風並みの激しい風雨となった。私自身は、在日バングラデシュ人の知人幾人かと会うことが出来たのでよかったのだが、年に1度のせっかくの機会を楽しみにしている在日バングラデシュの方々は多く、群馬県、茨城県等といった関東一円はもとより、完済方面からはるばる駆けつけるケースもあるだけに、本日の空模様は彼らにとって気の毒である。
    これをアップしている午後2時半現在、天気は回復に向かいつつあるようだが、会場の皆さんが残りの時間を楽しく過ごすことができるように願っている。



  • インド北東部周辺の地震

    現在、日本では4月14日に発生した熊本地震の関係で、九州地方を中心に心配な状況が続いている。現在も余震が断続的に続いているとともに、16日未明に発生した大きな揺れが「本震」で、14日のものはその前触れに過ぎなかったというニュースや、熊本、阿蘇、大分の3地域で同時多発的に地震が発生しているという分析が報じられるなど、今後どのように推移していくのか、目が離せない。

    熊本地震 熊本、阿蘇、大分…3つ別々の地震が同時に発生(毎日新聞)

    熊本における最初の大きな揺れの発生の前日、4月13日にミャンマーで発生した強い地震の震源地。はアラカン山脈の南側。やはりヒマラヤやその支脈(アラカン山脈もそのひとつ)の南側は地震が少なくない。

    Myanmar shaken by 6.9 magnitude earthquake (BBC)

    地震の揺れ自体は巨大というほどではなかったため、甚大な被害には至らなかったようであるのは幸いだ。
    近年は、インド北東部を中心とする地震の可能性について云々されている。アッサム州は過去に周期的に巨大地震が発生しているところでもあり、南アジアと東南アジアの境目周辺の地域は今後、気をつけて見ていく必要がある。

    スィッキム州を含めて、この地域で大きな地震が起きたら、もともと地震に対して脆弱な建物はもちろんのこと、水利や発電などのために造られたダムや人造湖などがどうなるか?と想像すると大変恐ろしいものがある。

  • スリナガル・レーを結ぶ道路は今季4月20日前後に開通予定

    スリナガルとレーを結ぶ道路は、今シーズンは4月第1週にオープンする予定であったが、積雪とこれに起因する雪崩の発生により、4月20日前後に延期となったとのこと。

    これもただ座して待つのではなく、この戦略上重要な地域の道路を管理するBRO (Border Roads Organization)の作業員たちによる懸命の努力が継続されている結果、なんとかそのあたりには開通に持ち込むことができるであろうと見込まれている。積雪地帯では、しばらくの間、片側通行となるようだ。

    Srinagar-Leh highway to reopen in last week of April (India Today)

    ラダックの観光シーズンといえば、6月~9月くらいまでで、他は閑散とした状態になるが、道路開通して間もないこの時期に訪れたならば、ピークのシーズンからは想像もつかない眺めを体験できることだろう。

    西にパーキスターン、北に中国が控える軍事的な要衝だが、雪に閉ざされた状態が解消するのは、インドを含めた三国がせめぎ合うこの地域ではいずこも同じであり、陸上大量輸送が可能になるこの時期から、隣国への侵入や小競り合いなどが始まることにより、緊張が高まる。インド北部の要を守るために配置されている軍人たちにとっても、忙しいシーズンの到来だ。

  • 鉄道でデリーからレーに移動することできる時代がやってくる?

    これまでに幾度かメディアで話題になっているヒマーチャル・プラデーシュからラダックのレーへの鉄道建設。かなり本気の計画のようだ。2年近く前のものになるが、下記の記事を見る限りでは、軍事的な要素が強いようだ。つまり中国との有事を視野に入れた高速大量輸送を可能にするという点だ。

    ヒマラヤの急峻で険しい地形のもとで、技術的にも費用面でも本当に可能なのか。実現できるとしても何年かかるのだろうか。そして建設工事や維持にかかる環境負荷も相当大きいのではないかと思われる。この地域を訪れて雄大な山々を目にしたことがある人ならば、このようなプランを耳にしても、とうてい信じられないだろう。

    Nod for Bilaspur-Manali-Leh rail line heartens Himachalis (THE TIMES OF INDIA)

    Leh to be connected with rail line with Delhi via Bilaspur (DAILYEXCELSIOR.COM)

    パンジャーブ州境に近いヒマーチャル・プラデーシュ州のビラースプルから同州のマナーリー、ケイロンを経て、さらにはタグラン・ラを越えてラダックに至るというルート。

    さらにはこれに留まらず、レーからカルギルを経てスリナガルへと鉄道を繋ぐ計画もあり、現在カシミールにて建設中で、すでにバーラームッラーからバーニハール間で走行しているカシミール鉄道と接続するという壮大なプラン。

    もしこれが完成すると、このようなルートとなる。

    このカシミール鉄道は今後ジャンムー・ターウィー駅まで延伸されるため、デリーから時計回り、反時計回りでこれらの地域へ鉄道でアクセスすることが可能になるとされる。

    ラダック地方やその周辺地域の文化的特殊性は、夏季の限られた期間にしか外部からアクセスできないという地理的な閉鎖性による部分も少なくないと思われるので、こうした鉄道敷設により、これが年中可能となると、このエリアにおける文化的な影響も相当大きなものとなることだろう。

    その反面、ラダック地方においては、ほぼ夏季に限られる観光業の収入以外にも現金収入の機会が増えること、季節を問わずに陸路でインド各地と往来できるようになることから、他の産業の育成にも繋がることになるのかもしれない。

    ただしそれがラダックの人々を利することになるのか、そうではなく外の人たちがラダックで稼ぐ機会だけを増大させることになるのかは、まだ建設が始まってもいない現時点では何とも言えないだろう。少なくともラダックの美しい景観を損なうことになるのは間違いないように思われる。