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カテゴリー: society

  • マイスプーンとマイ靴磨き

    マイスプーンとマイ靴磨き

    マイスプーン

    いつも旅行にもち歩くマイスプーンを忘れたのでカルナーで購入。アイス、ヨーグルト、ケーキその他でけっこう使う。果物をほじくるにも重宝する。なるべくフラットな形のものが多用に使えて望ましい。その意味で、このスプーンはまさに理想形だ。誰でも旅行に持参するモノへのこだわりがある。

    昔々、バックパッカーとして世界を放浪していた時期、ボロは着ていても足元にはこだわりがあって、いつも革のモカシンシューズを履いていた。

    南米を旅行した後にそうなったのだが、ペルーもボリビアもたいてい靴はきれいにしている人が多くて感化されたのだ。

    安宿のドミトリーで、朝目覚めてリュクからブラシ、ボロ布、靴墨を出して磨いていると、「旅先で靴磨くやつは初めて見た」なんて言われたりしたが、毎朝ピカピカの靴で外出するのは気持ちが良いものだった。たとえ衣類は5日くらい洗わず臭いものであっても。

    また、ゴシゴシと磨いているときに、何か楽しいアイデアが浮かんだり、急に大切なことを思いだしたりする。気持ちの整理にもなかなか良いものであった。

    内容は新型コロナ感染症が流行する前のものです。

  • 舌こき(ジービー)を購入

    舌こき(ジービー)を購入

    良質な「舌こき」いわゆる「ジービー(jeebhee)があったので、何本か購入。1本22Rs。だいたいこのくらいの価格までだが、このクオリティのものはなかなか見つからなかったりする。薄すぎたり、ステンレスなのに赤サビたりするのは多いけど。

    内容は新型コロナ感染症が流行する前のものです。

  • 食事運絶好調

    食事運絶好調

    テラコッタ建築の寺院訪問の本日、その中のひとつのお寺で食事をしている集団があった。

    その中から幾人かの女性たちが出てきて、一緒にどうか?と誘ってくれたのだが、あいにくさきほど市内の「Royal Family Restaurant」でたくさん食べてきたので丁重にお断りする。

    昨日はオンボロのダーバーのひどい飯ばかりで、なにかちゃんとしたものを食べたいと思ったのだが、今日は打って変わって素敵なレストランは見つかるし、楽しそうな会食にも呼ばれるなど、食事運は絶好調である。食事については心苦しくもお断りしたが、そのボースさん一族としばらくおしゃべり。

    とにかく楽しそうなので、何があったのか尋ねると、意外にも「父親が亡くなり葬儀を済ませたので」とのこと。「失礼かもしれませんが、お幾つでお亡くなりに?」と尋ねると、「90歳で」とのこと。

    高齢で満を持しての大往生であったため、湿っぽいものにならなかったらしいことは理解できた。

    「この年齢まで生きるというのは稀ですから(居なくなって寂しいけれども)長生きで良かった!という気持ちですよ」とのことを、食事を負えて寺院内を案内してくれた息子さん(大往生した翁の)が言っていた。兄弟3人+姉妹5人の大世帯。本日は一族郎党300人が集まったとこのと。

    そうこうしているうちに食事会はお開きの時間に。翁の遺影を飾った祭壇のところから何か紙箱を取り出して、「ぜひお持ち下さい」と渡される。

    一応、こちらは「いえいえ、そんな・・・」というフリをして、先方も「いやいや、気持ちばかりのものですから・・・」と振る舞うのは日本とインドは、実はけっこう似ている。

    お菓子だろうとは思っていたが、なんとラスグッラー。これは今日中に食べなくてはいけないだろう。汁入りの生もので、10個以上入っている。

    あまり急に食事運が良くなり過ぎるのも考えものだ。

    大量のラスグッラー

    内容は新型コロナ感染症が流行する前のものです。

  • 108シヴァ寺院その他の寺院群

    108シヴァ寺院その他の寺院群

    108 シヴァ寺院

    西ベンガル州のカルナーで、かねてより訪れてみたいと考えていただけに感慨深い。けっして大きくはないのだが、想像していた以上に宇宙的ともいえる広がりを感じさせるレイアウトだ。

    この寺院はカイラス山を象徴しており、108の小部屋にそれぞれシヴァのリンガムが安置されている。外周部の小部屋には白黒のリンガムが互い違いに配置されているが、内円部は白だけとなっている。

    寺院内の108すべてのリンガムに対して時計回りにパリクラマー、つまり順繰りに回る形で参拝することにより、カイラス山を一周したのと同じ意味を持つことになるのだという。

    建立は19世紀。とかく古いものが多いインドでは、歴史の浅い寺院ということにはなるのだが。

    この寺院のすぐ北側には、プラタペーシュワル、バドリーナラヤン、クリシュナチャンドラ、ラールジー、ギリー・ゴーワルダン、ルーペーシュワル・シヴア、ヴィジャイ・ヴェーディャナータン、パンチャラトナといった寺院群があり、いずれも美しいテラコッタ細工があしらわれており、大変見応えのあるものだ。

    プラタベーシュワル寺院
    バドリーナラヤン寺院
    クリシュナチャンドラ寺院
    ラールジー寺院
    ルーペーシュワルシヴァ寺院
    ヴィジャイ・ヴェーディナータン寺院
    パンチャラトナ寺院

    内容は新型コロナ感染症が流行する前のものです。

  • インド側にあるベンガルはありがたい

    インド側にあるベンガルはありがたい

    街の中にいくつもあるタラーブのひとつ

    町を散歩すると住宅地内でこんなタラーブの風景が無数にあり、のどかで良い。もっとも、これだから蚊がものすごく多いのだが。

    ベンガルの田舎町を訪問すると、目に入ってくる看板等の文字はすべてベンガル語で、特にムスリム地区だと視覚的にバングラデシュに来たような気がすることもある。

    文字はベンガル文字ばかり
    文字はベンガル文字ばかり

    でも国境の向こう側なようなアウェイ感がないのは、インドでおなじみのブランドや商品の広告に満ちていることと、ヒンディー語がちゃんと通じるからだろう。

    やはりインド側にあるベンガルというのはありがたい。

    お馴染みの商品
    お馴染みの商品
    お馴染みの店

    内容は新型コロナ感染症が流行する前のものです。

  • カルナーのレストラン「Royal Family Restaurant」

    カルナーのレストラン「Royal Family Restaurant」

    カルナーには汚いダーバー(簡易食堂)しか見当たらず、ちょっと残念な気がしたが、クグってみると良さげなのが出てきた。短い滞在なので食事は美味しいところで楽しみたい。

    内容は新型コロナ感染症が流行する前のものです。

  • eリクシャーの普及ぶり

    eリクシャーの普及ぶり

    近年のインドにおけるeリクシャーの進出ぶりは凄まじい。地域差もあるが西ベンガルの田舎町でも沢山走り回っており、カルナーでもオートリクシャーの大半はすでにこれに置き換わっていると言っても良い。これを電気自動車の一種と捉えるならば、インドはその普及の先端を行く国のひとつと言えるだろう。

    都市部では環境問題に対応するため、タクシーやオートリクシャーのエンジンがガソリンからCNGを燃料とするものに変更されて久しい。その中にこうした電気式のリクシャーが参入していく形となったが、田舎ではガソリンからCNGのものへという変化を経験することなく、いきなりeリクシャーが導入されるというドラスティックな展開となっている。

    さて、このeリクシャーだが、夜間に充電しておき、昼間の時間帯に80kmくらいできるようだ。昔と違って個燃料代不要で良いではないかと思いきや、運転手曰くオーナーから充電代金名目で取られるのであまり変わらないとのこと。

    それはともかく、乗り心地は良好だし、地をスルスルと滑るように進む感覚も良い。気持ちよく運転できそうだ。

    カルナーで、eリクシャーを含めたオートリクシャーはシェアベースで走行しており、一人で乗っても満員でも10Rs。よほど遠くまで行くと20Rsになるが、とりわけ他の乗客がいないとお得感が高い。ただし、夕方遅い時間になり、運転手にとって他の乗客の利用がまったく望めない時間帯、場所でもその料金で利用できるかといえば、もちろん運転手次第ということになるのだろう。

    ※内容は新型コロナ感染症が流行する前のものです。

  • OYOのホテル

    OYOのホテル

    共通のアメニティー

    ベッドカバーも共通デザイン

    フランチャイズ方式で加盟ホテルを増やしているOYO。各ホテルでは客室にこのようなアメニティーが置いてある。またOYOウェブサイトに自分のホテルが地域ごとに掲載されるなど、集客のための仕掛けが用意されている。フロントでスタッフが操作するタブレットも共通仕様だ。その他いろいろ加入するホテルがOYOに購入させされるものはあったり、スタッフの研修などもOYOが実施しており、円滑で合理的な運営と集客を目指すようになっているが、各ホテルの了解もなく、突然「キャンペーン」とか言って、びっくりするほど安い料金で勝手に予約を取っていたりする。

    そんなわけて、訪れた客とホテル側にとで、「オレはこの料金で予約した」「いやこちらは了解していない」とモメたり、ひどいのになると一度お客にキャンセルさせて、最初の料金からの交渉に持ち込もうとするなど、いろいろあるようだ。カルナーで私が遭遇したのもこのケースである。とにかくお客からもホテルのオーナーからも、大変評判のよくない会社である。

    もともと、OYOが勧誘するようなホテル、これに応じて加盟しようとする宿泊施設は、運営は良くなく、経営状態も好ましくない宿泊施設が多い点にも注意する必要があるだろう。

    ”詐欺的”と指摘のインド・OYOホテル問題が宿泊業界に投げかけた課題【永山久徳の宿泊業界インサイダー】(TRAICY)

    内容は新型コロナ感染症が流行する前のものです。

  • OYOを脱退したホテル

    インドその他の国々で急成長しているOYOにはまったく好感を持てないのは、どうしようもなくて、経営がたちゆかないような宿泊施設が頼る先であるからだ。これまで各地で幾度か利用してみたことはあるが、いずれもロクなものではなかった。

    それでもOYOアプリを入れてみた。検索してみると、加盟しているホテルがインドのみならず日本その他、OYOが進出した国で出てくるため、OYOの増殖ぶりがわかるのは興味深い。日本では不調が伝えられてはいるものの。

    アプリを入れると使ってみたくなる。列車でヒマだとなおさらのこと、やってみたくなる。

    列車を降りる駅近くの宿を探してみるといくつか出てきた。表示される住所から駅は近くであることは間違いないようだが、なぜかGoogleマップで検索すると「クルマで1時間」と出るホテルもある。なんと雑な造りだろうか?

    AC部屋2泊で入れてみると、1290Rsと出る。エアコン付きで1泊645Rsとは安い。ウェブで支払うとさらに50Rs安くなるとか、朝食が無料で付くなどとも表示されるのだが、OYOにクレジットカードを情報入れたくないのでやめておく。実はこの判断が正しかったことは後になってわかった。

    カルナーの鉄道駅はアンビカ・カルナー(Ambika Kalna)駅という名前になっている。ここからリクシャーでホテルに着いたが、赤いOYOのマークがない。もしかしたら似た名前の別の宿かもしれない。とりあえず入ってマネージャーに「OYOで予約したんだけど」と告げると浮かない顔をしている。

    「実はOYOとトラブルがあって、加盟を取り消そうとしているところなのです。」

    なんでも、宿泊料金の2割をOYOに持っていかれるとかで、しかも自分たちが合意していない料金でOYOのウェブサイトに出てしまうのだとも。

    「申し訳ないのですが予約をキャンセルしてください。まだ支払いしていなければ今日の今日でもキャンセル料金取られないはずですから。」

    マネージャーは続ける。

    「それで、これから申し上げる料金を提示させてもらいますが、それに同意できなければ他のホテルに行って下さって構いません。こちらとOYOとのトラブルで迷惑かけて申し訳ないです。」

    「お客さんの予約は2泊1290Rsで出ていたんですよね。でも考えてみてください。AC付きで1泊645Rs、OYOに2割引かれて516Rsというのは、おかしくないでしょうか?」

    そんなことを私に言われても知ったことではないのだが、すくなくとも宿側が想定していなかった都合の悪さがOYOとの間に起きたことはわかった。

    駅からここまでに他の宿は見かけた記憶はなかったし、すでに夜で他を探すのは面倒なので本日1泊はすることにしたが、やはりOYOはいろいろ問題がありそうだ。加盟してまだ日が浅いのにやめたというのは、しばしば聞く話だし、実際に「今すぐにでもやめたい」という話を直接聞くことになった。

    まだ脱退できていないので、OYOで予約したと来る人がいたら、いつもこうして事情を伝えてキャンセルしてもらっているというが、もし前払いしてしまった人がいたらどうするのだろう?宿の人も無責任だが、こんなことをしている宿を今でも加盟ホテルとしてウェブ予約を受け付けて、さらなる割引をエサに前払いを勧誘していたりするOYOにも大いに問題がある。

    そんなことも、アプリを入れてためしてみないと知りえなかったことで、OYO問題について、インド雑学研究の視点からのアプローチをするきっかけとなったのは良かったかもしれない。

    内容は新型コロナ感染症が流行する前のものです。

  • 鈍行列車でカルナーへ

    鈍行列車でカルナーへ

    ムルシダーバードからベルハムプル方面に戻り、橋を渡った対岸から少し進んだところにあるカグラーガート・ロード(Khagraghat Road)駅に到着。果たして列車に間に合うかどうか、ギリギリのタイミンクであったが、運行が大幅に遅れているとのことで、2時間近く待つこととなった。

    ここから各駅停車に乗車して、カトワー・ジャンクション(Katwa Junction)駅で乗り換えると、アンビカー・カルナー(Ambika Kalna)駅に行けるらしい。

    やはりインドの汽車旅の醍醐味は鈍行列車。日に何本かしか停車しないローカル駅。駅前といっても畑しかない景色を見ながらのんびり過ごすのが良い。

    車中の人々の入れ替わりも盛んで(長距離移動するならば急行を使うので)、気分も変わって良い。顔ぶれが変わるため、さきほどと同じ質問に再び答えなくてはならないが。

    ゆっくりと列車が動き始める。さほど速度を上げることなく、ノロノロと進んで行く。ほどなく次の駅に停車すると、また人々は降りていく。これが夜行の鈍行列車であれば大変疲れる割にはぜんぜん進んでいなくて散々だったりするのだが。

    ガンガーティクリーという鈍行専用駅。近年のインドでは駅の整備が進んだため、こういうところでもホームに屋根があったり、蛍光灯が付いていたりするころが増えた。ホームもちゃんとコンクリートで仕上げてある。

    鈍行列車用駅も施設が良くなったとはいえ、従前からの「ホルト」の駅は変らない。「ホルト」とは、ちょうど郵政民営化前の特定郵便局みたいなものと言えばよいだろうか。国鉄職員が配置されない簡易駅。働く人は国鉄マン(公務員)ではない民間人である。

    正式な駅ではない「ホルト」

    カトワーからはハウラーを中心とする郊外電車のネッワークを利用。カトワーとバンデルを結ぶこの列車はパンタグラフから給電する全車両駆動の通勤電車スタイル。この車両の背後に接続しているのは郊外からカルカッタ都市圏に移動する行商人や物資運搬の人たち専用のコーチ。

    ハウラーまで行く列車なのでやはり車内は都会的なレイアウト

    そうこうしているうちに日が暮れてきた。鉄道は乗ること自体がエンターテイメントである。

    昔であれば、TRAINS AT A GLANCE(という時刻表)に掲載されていない各駅停車で乗り換えをともなう移動をする際、ルートや時間がわからなくて困ったりしたこともあったが、今の時代は全国各地で走行するすべての列車のタイミングや実際の運行状況(遅れなど)が検索できるサイトhttps://etrain.info/inがあるため、とても楽になった。

    目的地に到着するのが遅くなりそうであれば、スマホで旅行予約サイトから宿を確保しておくこともできるし、フロントに電話して到着時間を伝えておくこともできる。便利になった分、気持ちにも余裕が生まれて、ゆったりと旅行を楽しむことができるのだ。

    内容は新型コロナ感染症が流行する前のものです。

  • ムルシダーバード

    ムルシダーバード

    オートの若い運転手はとても感じの良い人でとてつもなくおしゃべりなのもいろんな話を聞けて良かった。

    ラージバーリー、文字通り領主の館なのだが、現在の当主はコールカーター在住とのこと。年に一度、ドゥルガープージャーの時期に一族が集まる習慣になっており、その他の時期は不在となる。

    ここで働く年配女性に館内を案内してもらったが、本日雇った若い運転手によるベンガル語からヒンディー語への通訳なしには、私には何もわからなかった。運転手はとても感じの良い人でおしゃべりなのでいろんな話を聞けて楽しいが通訳としても活躍してくれた。

    残念なのは、館の中は撮影禁止であること。オーナーは、使用人が観光客から心付けをもらって館内を見せるのは黙認しているようだが、写真については厳しく禁止を言い渡しているそうだ。「ネットに拡散されたら私はクビですから」とのこと。そんなわけで敷地外の柵の外から建物の外観しか撮ることができなかった。中も見事なもので、欧印折衷の華やかな館。屋敷内に家族専用な立派なお寺も複数ある。

    界隈には他のラージバーリーがある。同じ一族が異なる目的(商取引等のための事務所など)のために複数の館を持っていたそうだ。ここに来る途中で、クリーム色の壁でボロボロになった屋敷も見えたが、それはすでに廃屋とのこと。

    ラージバーリー

    現在も整備してあるこの屋敷は、もともと一族の居住用であったので、現在も彼らが一堂に集まる際に利用しているとのことだ。屋敷の一部は、ROOPKATHA GUEST HOUSEという名前で宿泊施設になっており、きれいなレストランも併設している。

    こちらのサイトにこのラージバーリーの来歴等が記されている。

    他にも見学できるラージバーリーがあり、入ってみたのだがかなりひどく荒れていた。もったいないが、本来の修復ではなくコンクリートでやってしまっていたものもある。費用が安く済みメンテナンスの頻度も少なくて済むのだろう。私有財産なので、所有者がどのように処理しようが、こればかりはいかんともしがたい。

    ラージバーリーだがハザールドワーリーを想起させるファサード
    このラージバーリーもハザールドワーリーを模倣した正面となっている。
    かなり残念なコンディションのラージバーリーもある。

    壮大なイマームバーラーは残念ながら中に入ることはできなかった。修復作業が行われていたからだ。こうした場所でしばしばあることなのだが、全館このような形にするのではなく、部位ごとに異なるフェーズで修復を実施し、工事中でも該当エリア以外は見物できるようにしてもらいたいものだ。近年も旧パティヤーラー藩王国見学の際、パレスのひとつがそのような具合で見学できなかったことを思い出した。

    イマームバーラー

    これと向かい合う場所にあるベンガルのナワーブの宮殿であったハザールドワーリーは現在博物館となっているため見学することができる。

    ハザールドワーリー
    ハザールドワーリー
    ハザールドワーリー

    イマームバーラーやハザールドワーリーのようなハイライトはもとおり、それ以外の規模の小さなマスジッドや遺跡などにも実に見どころが多いことに驚かされるムルシダーバード。まさに古都としての趣にも満ちており、できれば2、3日滞在してじっくり見学したいところだ。時間の制約があり、午後の列車で出なくてはならないのが惜しい。

    マスジッド
    マスジッドの遺跡
    マスジッド風の意匠のヒンドゥー寺院
    ヒンドゥー寺院
    見事なハヴェーリー
    オランダ人墓地
    オランダ人墓地
    オランダ人墓地

    オランダ人墓地などを経て、最後に訪問したのは、総レンガ積みのカトラーマスジッド。石材をほとんど産出しないベンガル地方ではこういうタイプのマスジッドや寺院が多い。

    カトラーマスジッド
    カトラーマスジッド

    古都の趣があるにもかかわらず、現在のムルシダーバードは「だらだら広がる大きな村」になっていて、この地域の中心地は隣のベルハムプルになっている。ASI(インド考古学局)管轄下にある遺跡はもちろんのこと、民間所有のラージバーリーに至るもチケット売り場には「外国人料金」なる10倍から20倍もの料金を掲げているが、実際には適用されない有名無実なものになっているようだ。

    この地方の秋の風物詩として、束ねたヨシの茎をきれいにクロスさせて干している風景がある。これを水に浸して腐らせてからとりだした繊維で紐を作るのだ。あとは繊維を取るだけの段階で建物にかけて干していたり、道路に 広げて干していたりするのを見にする。

    ヨシの束を乾燥中

    内容は新型コロナ感染症が流行する前のものです。

  • オートでムルシダーバードへ出発!

    ベルハムプルは、ローマ字ではBerhamporeと綴る。ベンガルやオリッサなど、インド東部の地名には、このBerhampore(ベルハムプル)、Jeypore(ジャイプル)などのように、表記を現地化せず英領期からそのままのもの、そしてFraserganj(フレイザーガンジ)、English Bazar(イングリッシュバーザール)などのように、なぜか改名されることなくそのまま使われている地名がけっこうある。

    朝食を済ませてすぐにチェックアウト。もうここには戻らないため荷物すべてを背負ってムルシダーバード見学に出かける。やはり旅行荷物は極力軽くするに限る。

    ベベラームプルでは、流しのオートがけっこうあり、ほぼ決まったルートで乗り合いの形で走っているのだが、誰も乗客がいないオートの運転手に「6時間程度かけて、どこそこをこういう具合に回りたい」と話すと、運転手たちはいずれも料金を吹っかけるでもなく、「お断りします」と言うのには困った。高いことを言われるのではなく、断られ続けるとは想定していなかったので、ちょっと驚いた。

    沿道でクルマの部品屋を営む人が「何かお困りか?」と声をかけてきてくれたので、電話でオートの運転手を呼び出してくれた。しばらくしてから若い運転手がやってきたが、この人もチャーターについては、しばらく渋っていた。ずいぶん欲のない運転手たちだ。

    ※内容は新型コロナ感染症が流行する前のものです。