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投稿者: ogata

  • サンスクリット語による新聞

    インドには、古語のサンスクリット語による新聞が1紙だけある。「スダルマー」というのがそれで、2年ほど前に経営難が伝えられていたが、その後どうなったのだろうか。

    それにしても、「サンスクリットで新聞を読む」というのはどういう人かといえば、ちょっとよくわからない。サンスクリットに通じた「パンディット」であれば、聖典の類はそれですらすら読んだりするのだろうが、日々世俗のことについてサンスクリットで書かれたものを読む姿は想像しにくい。よほどの古典マニアか国粋主義者の中でも学者肌タイプか?とも想像するのだが、相当な変わり者だろう。そんなわけだから売上が伸びるはずもない。

    それでも、こうした商業メディアが存在するという点からも、インドという国の底なしの深みと奥行きへの畏敬の念を禁じ得ない。

    World’s only Sanskrit newspaper Sudharma struggles to survive in its golden jubilee year (TIMESNOWNEWS.COM)

     

  • インド発の新型コロナ治療薬

    インド国内で開発された新型コロナ治療薬がインド当局の認可を得て、いよいよ実用化されるとのこと。面白いのは「新型コロナ感染症治療薬」として開発されたことだけではなく、開発元が政府系の「防衛研究開発機構」であることだ。

    どの程度効果のある医薬品なのかは明らかではないが、今後医療機関での利用が進んでいく中で、効果の高いものであること、さらに改良を加えて大量に市中に出回るものとなることに期待したい。インド以外でも新型コロナ治療薬について研究は進んでいるのであろうけれども、ワクチンと違って、その進み具合がどうなのかについては、私たちはあまり知らされていないが、目の前にちょっぴり光明が射してきたような気がしなくもない。

    DRDO’s 2DG medicine to treat Covid-19: Availability, dosage, price (Hindustan Times)

  • ピッツァ・ドーサ

    ムンバイの引き売りドーサ屋さん。100Rsのピッツァ・ドーサとのことで変わっている。。売り物もそうだが、コンロを搭載して鉄板で焼き上げるにもかかわらず、四輪の移動式露店ではなく、二輪の自転車で営業というのも個性的。

    「これで四半世紀やっている」と言っているが、材料を入れた金属缶のフタがまな板になるというコンパクトさからわかるように、ミニマムな装備でマキシマムな実力を発揮しているようだ。インドのストリート・フードのプロフェッショナル。

    Mumbai Man Selling Dosa on his Cycle (FacebookのStreet Food Recipes)

     

  • インドのコロナの状況

    インドのコロナの状況

    今週のインディア・トゥデイの特集は現在のコロナの状況。表紙は火葬場に防護服姿の人たちが新たな遺体を運び込む様子で胸が痛む。インドで、一時は「これで収束に向かうか?」というムードであったころ(今年1月から2月)があったにもかかわらず、現在の状況に至ってしまった背景の分析がなされている。

    日本で取り沙汰される変異株だけではなく、祝祭等(宗教行事や結婚式等)が派手に繰り広げられるなど、安堵感の中での緩みがあったこと、一気に第2波(インドにおける第一波とは全国的なロッグダウン明けからの急拡大から昨年末あたりまで)が広がる中で、ワクチン接種のペースが追いつかなかったこと、医薬品の流通に阻害要因があったことなど、社会的背景などにも切り込んでいる。今後の成り行きがとても気になる。

    デリーのコロナ関係の動静について、インド各メディアが市内の大病院、「Ganga Ram Hospital」からの情報を掲載することが多い。この病院名を入れてニュースの検索をすると、たいへん緊迫した状況を伝える記事でいっぱいだ。現在90%の患者はコロナ感染者。大きな総合病院なのだが、心臓外科等を一時的に取りやめて、ほぼコロナ対応専門のようになっているそうだ。

  • 食後の口直しのアレ

    食後の口直しのアレ

    インドは食事がおいしいが、レストランで伝票が出てくるあたりで一緒に出される食後の口直しのアレもなかなか良いものがある。もともとはウイキョウのみであったり、角砂糖やザラメを混ぜて出していたりしたものだが、近年は香りや味を付けた個性的なものがよく見られるようになった。

    糖衣処理されたウイキョウに八角が混じったものが出てきたりすると、もうたまらない。出てきた伝票をチェックしながら、「あぁ、これは夢見心地の素晴らしさ・・・」と、ひと匙、ふた匙では飽き足らず、次々に口に運んでいるうちに、「ハッ」と気がつくと器に入っていた3/4ほど食べてしまったりする。下手すると「完食」「お替り」しかねないので、注意が必要だ。

    以前、グジャラート州でこのウイキョウの加工品の専門店がいくつも集合した一角があり、どの店もこれ専業で儲けているだけあり、試食させてもらったすべてが驚くほど美味だった。小さい容器に入れてもらって購入し、宿に戻ってからツマんでみると、もう止まらなくなり、部屋で完食してしまう。糖分が多いので要注意だが、ウイキョウの香りの良さとあいまって、クセになる。

    子供の頃から仁丹の類が大好きだった私にはもってこいの逸品。同じような嗜好の方があれば、きっとズブズブ深く深くハマってしまうことだろう。

    今度、良い店を見つけたら大きな瓶を丸ごと買って帰ろうと思う。

  • マニプリー・ターリー

    マニプリー・ターリー

    ダールやジャガイモなど、インド各地で見られる食材も多様されること、ターメリックも使用されるので、視覚的にはインド料理のように見える。

    特徴的なのは、竹葉を折って作った風雅な皿、料理に使われている油の量が少ないこと、味付けに豆や魚を発酵させたものが使われていることなどだ。乳製品はほとんど、あるいはあんまり使用されていないのではないかと思われる。

    食してみると、インドらしからぬ味覚で、東南アジア的、あるいは東アジア的ともいえる臭みのある食事は、日本人の私にとっては親しみをおぼえる味だが、地域外からやってきたインド人や西洋人は苦手かもしれない。

    インドのように見える部分があるが、味わいはずいぶん異なるというのは、まさにマニプルという土地を象徴しているかのようでもある。

  • 想像力

    想像力

    インドのラクナウにある「Multi Cuisine」を謳うレストランにて。

    なんとこれは「タイ式ヌードル」とのこと。(笑)

    食べたことない人が存在しない料理を想像力で創出。

    いや、これぞ「創造力」だろうか?

  • インド式行列

    インド式行列

    感染予防のため、「social distancing」「do gaj ki duri」等々、人と人との取るべき距離について言われているのはインドも同じだが、コロナ後のインドで「インド式行列」が改まる未来はあるのだろうか。

    ご存知のとおり、列に並ぶ人たちが身体前部と後部を密接させる、極めてコンパクトな並びかたのことである。列の長さがさほどではなきように見えても油断してはいけない。密度がたいへん高いため、なかなか先頭に出ることができないのだ。

    なぜこういう暑苦しいことにになるのかといえば、理由は明快で、「割り込みを防ぐ」ためである。それでもわずかな隙間からねじ込もうとしたり、列の人に話しかけてドサクサで入り込もうとか、「☓☓で超急いでいる」などとウソをついて入り込もうとする輩もいれば、こともあろうに行列全体を無視して、「先頭に割り込もう」とする厚顔無恥な者も少なくないからだ。

    このあたりの突破力というのは、明らかに人口過多な超競争社会で揉まれてきたインド人の中でも選りすぐりの猛者はめげることすらない。それらに対して「あんまり猛者ではないタイプ」の普通の人たちが対抗するには、人の鎖を形成して、つけいる隙を与えないに限るのだ。かくして「インド式行列」が形成される。列に並ぶ人たちの「割込みは許さない」という決意と覚悟に満ちた表情をご覧いただきたい。

    これが解消されるには、人口過多が解消されたり、人々のマナーが向上したりしていかないと、なかなかむずかしいことかと思う。同様にバスや通勤電車などの激混み状態も器のキャパの問題があるため、こういうところはコロナ禍にあって、さらにはコロナ後になっても、あまり変わりがないことだろうと思ったりする。

  • 当たりはずれ

    当たりはずれ

    南インドを離れると、マサラドーサは当たりハズレが大きい。こちらはデリーのサライロヒラー駅前で列車待ちの時間潰しのために入った店での「ハズレ」のドーサ。

    やはりこれを日常的に食べる食文化圏ではなく、厨房の料理人も北インドやネパールの人で「あまり食べた記憶はないし、この店で働くまでドーサを作ったことさえなかった」となると、インドにおける多くの「中華料理」のごとく、キビシイものがある。。

    それはともかく、ドーサは「小腹が空いたときにちょうど良い」「おやつにぴったり」と思う方は多いようだが、実はヘビー級カロリーのひと皿。「ふたつで1日分のカロリーが補給できる」とのことだ。栄養補給には、たいへん効率が良過ぎる。

  • イスラーム世界とユダヤ社会

    リンク先の記事だが、書いてあることは驚くべきことでも何でもなく、ごく当然のことだろう。イスラーム教徒とユダヤ教徒の対立の歴史は浅い・・・と書くと、いろいろ反論されるかもしれないが、イスラエル建国運動が現実の動きとなり、イスラエルが建国される前は、そんな「対立」はなかったわけで、イスラーム教とユダヤ教の長い長い共存共栄の歴史の中では、「ごく最近の現象」であると言える。

    アラビア世界各地にユダヤ人地区があり、彼らはイスラーム教徒たちと共存していた・・・というよりも、それぞれの現地で、ユダヤ教徒たちは「ユダヤ教を信仰するアラビア人」であった。

    インドにおける、いわゆる「バグダディー・ジュー」と呼ばれるアラビア方面から渡ってきたユダヤ教徒たちもそうで、当初は自らも「アラビア人」として、アラビア式の生活様式、アラビア式の装いをして、インドで商業活動を広げた。やがて彼らの上層部を形成する層は、英国植民地当局の買弁としての活動が広がり、急速に植民地支配者側の体制の人たちとなっていく中で「欧風化」していった。商業活動、とりわけ貿易業に携わるバグダディーが住み着いた地域は、ムンバイ、カルカッタ、ラングーン(現ヤンゴン)などの港町が多かったが、いずれもムスリム地区にある。それほどイスラーム教徒の取引のネットワークとユダヤ教徒のそれは、深い繋がりがあったのだ。

    独立後、ユダヤ教徒は海外流出により、ごくわずかなものとなっているが、どこの街でもシナゴーグなどの保守に当たるのは、現地のユダヤ教徒世話人から託されたイスラーム教徒たちである。イスラエル建国により、国レベルでは、イスラーム教の国々や様々な国々に暮らすイスラーム教徒との間で感情の軋轢が新しく生まれてしまったが、もともとはイスラーム世界の一部を成すユダヤ社会であったわけだし、今に至るもそれは継続している。

    UAEとイスラエル国交樹立により、前者の経済活動にイスラエルから多数参画するようになったのは、今の時代にあっては新しい現象ではあるものの、実は「大昔からそうであった、あるべき姿に戻った」といえるのだ。リンク先記事で、このあたりを押さえておかないと、あたかもイスラーム教徒とユダヤ教徒が何百年も千年も長きに渡って対立してきたかのような誤解を読者に与えてしまいかねないと気になるのだが、これが杞憂であれば幸いである。

    (世界発2021)かつての敵国、急接近 イスラエル・UAE、国交樹立半年 (asahi.com)

  • 24時間の感染者が30万人超え!

    いやはや、「30万人超え」とは恐れ入る。

    1日の感染者10万人を上回るかと危惧された9月のピーク以来、感染者数は漸減していき、1月から2月にかけては1万人前後で推移して、落ち着きを見せていた新型コロナ感染症の広まり具合であったのだが、3月から再び再燃している。インドにおいては第1波が長期間に渡ったため、現在の流行の波は「第2波」と呼ばれている。

    前回のピークでは、超えそうになりながらも、少し手前で踏み留まることができた10万人の壁を突破してしまったことが報じられたのは4月5日。そして20万人を超えたのは4月15日であったが、そこから1週間余りのうちに30万人を超過してしまったニュースが流れたのは4月22日。まだまだピークが見えない今の状況は言うまでもなく、第4波の感染規模がこれまでの比ではなくなっている日本と並べてみても、インドのそれは非常に突出しているのが大変気になる。この「30万人」という数字、人口比から日本に当てはめると、1日の新規感染者が3万人という規模に等しいことになる。大変なことだ。

    デリーなど部分的にロックダウンが実施されているが、4月21日のモーディー首相の演説では全国的なロックダウンを示唆する部分もあった。分母が大きく拡大したことにより、死者数もこれまでの最多となっている。死亡率はほぼ変わらないのはまだ幸いではあるが、当然、重症者も増えるため、デリーや西ベンガル州の他から医療用酸素ボンベの不足も伝えられている。本日は、空軍がインドの様々な州に酸素ボンベを輸送機で運搬を開始したとか、その輸送先で強奪されることがないようにと、運搬車両に警護が付いているなどといったことも報じられている。

    今後の成り行きを見守るしかない。

    India posts world’s highest daily COVID-19 surge with over 314,000 new cases (Global News)

  • 過激なパーン屋さん

    デリーのコンノート・プレイスにこんな迫力のパーン屋さんがあるそうだ。私はパーンはやらないので縁がないのだが、これはちょっと怖い。

    B級グルメ紹介のDil Se Foodieの映像から。

    Fire Paan At Yamu’s Panchayat, Connaught Place (Dil Se Foodie)