ただいまメンテナンス中です…

カテゴリー: society

  • ヒルステーションの英国人クラブ転じて宿泊施設

    ウッタラーンチャルのヒルステーションのマスーリーで1841年に軍幹部が初代会長としてスタートしたクラブ「Himalaya Club」は、現在は宿泊施設となり、Himalaya Castleとして営業しているとのこと。

    昔、大きな建物を持っていたクラブ、英国人等が所有した伝統あるホテルなどが、後世になってから大手ホテルチェーンの手に渡って営業しているケースはよくある。HPで眺める限りは、なんだか垢抜けない感じからすると、ここはどうやらそうしたホテルグループではなく、オーナー一族による個人営業であるように思われる。あるいはあまりメジャーではないホテル運営グループに経営は委託しているのだろうか。

    ヒマーチャルのヒルステーション、カサウリーでも旧クラブの建物が転用された宿に宿泊したことがあるが、ブリティッシュラージの残り香が漂っているというか、お化けが出そうというか、時代がそのまま保存されているようなムードが良かった。

    マスーリーを再訪の際には立ち寄ってみたいと思う。

    Hotel Himalaya Castle

  • BJPは「世界最大の政党」?

    2015年あたりであっただろうか。「党員数」で中国共産党を追い抜いたとするBJPが「世界最大の政党」になったと報じられていたことを思い出した。
    当時大変疑問に思っていたが、今でも私懐疑的だ。党員数で自国の国民会議派さえも抜いていないのではないだろうか。
    どうやら「爆発的に急増した党員数」のカラクリはこれらしい。入党手続きではなく、ファンクラブというか、いや、メーリングリストの登録のようなものであり、いくらなんでもこれで登録した人数が、中国共産党でいうところの「党員」にはあたらないだろう。

    JOIN THE PARTY (BHARATIYA JANATA PARTY)

  • シュリーデーヴィーの葬儀

    シュリーデーヴィーの葬儀

    シュリーデーヴィーの亡骸は2月27日夜ムンバイーに到着。明けて2月28日に葬儀が実施された。画面に映る数えきれないほどの弔問客の中に多くの映画人たちの姿も見られた。
    この日、NDTV Indiaのニュース番組は葬儀のニュース一色であった。
    ご冥福をお祈りいたします。

  • シュリーデーヴィー逝去にまつわる続報

    シュリーデーヴィー逝去にまつわる続報

    シュリーデーヴィーは溺死。血液からアルコール成分を検出とのこと。

    一昨日に亡くなったシュリーデーヴィーだが、当初報じられていた急性心不全ではなく浴槽での溺死だったという話が浮上している。入浴前の飲酒との因果関係なども含めて云々されているらしい。

    Sridevi Boney Kapoor Ayappanという名前の記された死亡証明書(病院関係者がリークしたのかニセモノか知らないが)が画面に映ったりしている。女神は女神のままで、そっとしてあげておくれ・・・と言いたくなるが、やはりこの手の報道は次第に節操を欠くものとなってくるのは、いずこも同じだ。

    ともあれ、そんなこんなで酒飲んで風呂というのは、やめておこうと思うシュリーデーヴィーファンの今宵の私であるが、そのまま現地リポートの続きを視聴いていると、事件性のない自然死であるかどうかの究明が求められているとのことで、それがはっきりするまでは、遺体をインドに搬送することも、親族たちが滞在中のドバイを離れて帰国することも許されないとのこと。なんだか妙な雲行きになってきているのは気になる。

    家庭内は円満なものと思っていたし、実際そうだったのだろうが、赤の他人がどうのこうの言うものではない。ふた昔くらい前の時代であれば、ドバイを根城にするインド人ヤクザと映画絡みの黒いマネーにまつわるトラブルみたいなものが想起されたかもしれない。彼女の遺体は、バーミングによる防腐処理がなされて霊安室に安置されているなどといった陰鬱なリポートも飛び交っている

    やはり彼女ほどのスーパースターともなると、世間は静かに見守ってはくれないようだ。

  • 訃報 シュリーデーヴィー逝く

    訃報 シュリーデーヴィー逝く

    あまりに突然のことで言葉もない。銀幕の女神のあまりに早過ぎる死。享年54歳。招待された結婚式に出席のため、家族でドバイ滞在中であった彼女だが、昨日2月24日、急性心不全で亡くなったとのこと。

    80年代のヒンディー語映画の看板役者(ヒンディー語映画初出演は70年代半ばから。南インド映画での出演は子役時代含めて60年代末から)で、90年代前半まで数々のヒット作に出演。当時からのヒンディー語映画ファンにとっては、華麗な銀幕の記憶とシュリーデーヴィーの存在はオーバーラップする。

    ダンスのシーンが多数挿入される時代の役者だったが、古典舞踊の素養を身に付けた女優としては、若干の例外を除けば、彼女とマードウリー・ディクシトあたりが最終世代ということになるのではないだろうか。また、ヒンディー語映画の人気女優としては珍しいタミルナードゥの出身。

    共演する機会の多かったアニル・カプールの兄で映画プロデューサーのボニー・カプールと1996年に結婚後はテレビ等への出演はあったものの映画作品への出演からは身を引いていた。

    そしてEngish Vingish(2012年公開)へ出演。若かりし頃とは異なる主婦役の演技で再び好評を得て、最近もサスペンス映画Mom(2017年公開)に出ていた。

    名前どおり「女神様」というイメージがぴったりだったシュリーデーヴィーは、「現世で年齢を重ねつつも老い衰えてていくことが許されない女神」としての宿命を背負っていたのかもしれない・・・というような気がしてしまう。

    ご冥福をお祈りいたします

    Legendary Bollywood actor Sridevi passes away

  • Indo-Anglican

    下記リンク先記事の筆者が提案するIndo-Anglianという概念。家庭でもほぼ英語で話し、高い教育を受けて、都会で裕福な生活送る、様々なカーストや宗教背景のインド人たちをひとまとめに指すとのこと。確かにこのようにカテゴライズされた人たちの中では、筆者の言うようないろんな結合的な現象があり、こうした人たちをひとつの集合体と見れば、「出自を問わない」新たなカーストということになるのだろう。こうした捉え方ができる人たちが存在するのは都市部に限られるとはいえ、興味深い視点だ。

    India has a new caste for native English speakers only (QUARTS India)

  • インド旅券の衣替え

    インド旅券の衣替え

    インドのパスポートから、従前の最終ページが廃止になるとのこと。所持人の住所、保護者、配偶者などの記載がある部分だ。これについてはNRI、つまり国外在住のインド国籍の人から不安の声があがっているというのは理解できる。
    また、最終学歴が10年生に満たない人は、これまでの紺色の表紙のパスポートではなく、オレンジ色のものになるとのこと。子供だからまだ表紙がオレンジ・・・というケースだけではなく、ドロップアウトして大人になってもオレンジ・・・ということもあるわけだ。これを所持しているいい歳をした大人が、そういう事情を知っている外国の訪問先で、半人前扱いされそうで気の毒な気がする。

    India Today 2018年1月31日号記事
  • 国立博物館の企画展「サウジアラビア王国の至宝」

    国立博物館の企画展「サウジアラビア王国の至宝」

    1月23日から2018年3月18日まで、東京上野の国立博物館で開催されている企画展「
    「サウジアラビア王国の至宝」を見学した。

    先史時代からイスラーム出現前の時代にかけてのものも多数展示されていたのがとても良かった。アフリカで発生した人類がその大陸を出て、まず足を踏み入れたのが現在のアラビア半島。当時は緑と水が豊富な別天地だったという。初期の我々人類のご先祖たちが繁栄した痕跡があるからには、きっとそうであったに違いない。

    時代は大きく下り、イスラームの出現後、まさに電光石火という勢いで各地に広がっていき、各地の伝統文化、社会や生活等に多大な影響を与えたわけだが、もしこれがなかったら、どういう世界になったのか?と想像してしまう。

    地中海を挟んで欧州と北アフリカはひと続きの文化圏のままであったのだろうし、多神教であったアラビア半島に徐々にキリスト教が浸透して、欧州圏の外縁部のような感じになっていたかもしれない。

    いっぽう、欧州では、イスラーム圏からもたらされた数学、航海術等々、当時の先端技術を得ることがなければ、今のような繁栄を迎えることはなかったということも考えられる。

    また、中央アジア、南アジアにイスラームが到来しなかったら、これまたまったく異なる世界になっているわけだ。イスラームの影響を受けなかったインドの文化や人々の生活というものが想像できるだろうか。さらに東進した先の東南アジアのマレーシア、インドネシアにおいても同じようなことがいえる。

    欧州人たちによる大航海はイスラーム圏から伝わった航海術なしにはあり得なかったとすれば、北米や南米は、今もインディヘナの人たちの大陸ということになるかと思う。

    数々の偶然と必然が重なって、私たちの今の世の中がある。

    展覧会を見学してから外に出ると、サウジアラビア大使館文化部がしつらえた砂漠のテントを模したところでのデーツとコーヒーが振舞われており、この展覧会のためにずいぶん力を入れていることが感じられる。

    「メッカの守護者サウジアラビアの栄光」や「金満サウド王国の財宝」といった視点ではなく、アラビア半島を経由した人類や文化の伝播を俯瞰したスケールの大きな展覧会である。

    アラビアの道-サウジアラビア王国の至宝 (東京国立博物館)

  • 「インド初のオーガニック野菜州」実現目前で頓挫

    今年の春先から有機栽培以外の農作物の輸入・移入が禁じられることになっていたスィッキム州だが、直前になってこれを撤回。

    おそらく州内の農業保護とあわせて「イデオロギーの実現」の目的が大きかったようだが、自前で州内の需要を満たせないことに加えて、流通業者の反発や市民の反対もあったのだろう。大半の人々がなんとか食べていける状態なので、西ベンガル州などからふんだんに安い作物が入ってくる現状のほうが良いに決まっている。

    自分の身に置き換えてみても、有機野菜しか手に入らないというのは大変健康的な環境かもしれないが、家計維持の面で大変苦しくなる。

    もっとも、これが施行されたとしても、安い作物の需要から「野菜闇市」がはびこることになったのかもしれないが。

    Sikkim withdraws bill on non-organic import ban (NEWS CLICK)

  • 小さなトリプラ州が分割される可能性

    もともと小さなトリプラ州がさらに分割されることになるかもしれない。

    州外からのベンガル系移民の流入が続いた結果、「ほぼベンガル化」された同州から、ベンガル化の度合いが低い地域が分離しようという動きが中央政府レベルでも検討されることになるようだ。

    北東州への浸透を図ろうとする中央政府与党BJPは、トリプラ州では現地で旧来の住民の利益を代表する分離支持側の政党と共闘関係にあるということが強く作用している。

    そんなわけでトリプラのベンガル系ヒンドゥーの人たちからの不興を買うことは当然予測されてはいるようだ。

    Home Minister has agreed to form panel to look into Tipraland demand: Debbarma (THE ECONOMIC TIMES)

  • 「OUR MOON HAS BLOOD CLOTS」という本

    「OUR MOON HAS BLOOD CLOTS」という本

    Hello Bastarの著者、Rahul Panditaによるカシミールを題材にした一冊。彼自身が、カシミーリー・パンディットの出自で、少年時代に家族とともにシュリーナガルからジャンムーへの脱出を余儀なくされている。

    「民主主義インドによって蹂躙されたカシミール」にて、「踏みにじられたムスリム市民が蹂躙したパンディット」というパラドックスが展開していく。

    「学者、識者」を意味する「パンディット」という言葉で通称される「カシミーリー・ブラーフマン」は、イスラーム勢力進出後のカシミールの長い歴史の中で、イスラーム教への改宗者が増えていく中、「マイノリティのヒンドゥー教徒」ながらも、高い知性と学識により、独立以前の歴代のカシミールの王朝時代に主に官職で重用されることにより繁栄」したコミュニティ。

    時代的にも「抑圧」により流出したわけではないが、インド国民会議派を率いて、インドを独立に導き、初代首相となったジャワーハルラール・ネルーを生んだのは、まさにこの「カシミーリー・ブラーフマン」コミュニティであった。

    独立インドのカシミール地方においては、とりわけ1980年代中盤以降は、イスラーム民兵、テロリスト等による襲撃が急増したことから、パンディット・コミュニティの中の大半が自国内で難民化した。

    国民会議派率いるUPA政権時代の2008年から、カシミールから流出したパンディットたちの再定住化が試みられているが、あまり芳しい効果出ていないようだ。

    Our Moon Has Blood Clots: The Exodus of the Kashmiri Pandits
    By Rahul Pandita
    ISBN-10: 8184000871
    ISBN-13: 978-8184000870

  • インド政府の本気

    チャッティースガル州の観光の目玉、ひいてはインド観光の新たな注目スポットとして期待されるバスタル地方。警察もこんな形で協力するほどなので、相当入れ込んでいるのだろう。

    バスタル地方は意欲的な若手IPS(州警察採用ではなく、中央採用の警察最上級職)が実績を積んでキャリアを急伸させるかどうかの登竜門みたいなところのようなので、下で働く警官たちはキリキリ舞いさせられていることと思う。

    最近までここに配属されて指揮をとっていたやはり若手IPSはメディアへの露出も高く、見るからに才気煥発の切れ者という感じだったが、このほど晴れて栄転となったニュースが出ていた。

    映画に出てくるスーパーコップみたいな人物の実物が活躍するのがバスタルらしい。今度導入されるとかいうツーリストポリスの現場で働くのは、やる気のないフツーの警官なのかもしれないが。

    Cops introduce ‘tourism policing’ in Naxal-hit Bastar (PRESS TRUST OF INDIA)