ユニバーサルな禅寺

 兵庫県新温泉町という山間の町に外国人たちにAntaijiとして知られる人気の曹洞宗の禅寺があるそうだ。この安泰寺を導いているのはドイツ出身のネルケ無方住職。今から四年ほど前に八代目の無外信雄住職から引き継いだという。
 このお寺のウェブサイトにアクセスしてみると、8ヵ国語でのコンテンツが用意されており、ずいぶん開かれたお寺という印象を受ける。そもそも仏教、そして禅というものが日本の『民族宗教』であるわけではない。地元の人であろうが外国からやってきた人であろうが、教えに関心を寄せる人々をオープンに受け入れてくれるのはありがたいことだと思う。
 ちなみにこのお寺では、欧米を中心とする各国からやってきた人たちが地元日本人たちと滞在しているようだが、この国際性がゆえに『共通語』は英語だという。
 私自身、このあたりに行くことはまずないのだが、いつかチャンスがあればぜひ訪れてみたい。

インド旅行 こんな三脚いいかも?

 旅行先で朝方、夕方以降など光の弱い場面で、『三脚があったらなあ・・・』と思うことはよくある。コンパクトデジカメ用にマンフロットの卓上三脚を持ち歩くことが多い。脚を折りたたむとちょうど手のひらくらいの長さほどだし、パーツがすべて鋼でできているためガッチリ感があり安定性もいい。このサイズの三脚としては群を抜いてしっかりした造りだ。
 だが一眼レフカメラともなるとそれなりの重さになってくる。私はカメラマンではないし、写真が好きとはいえ趣味でチョコチョコ撮る程度なので、あまり大げさなものを持参したくない。
 世の中に『三脚』なるものは、それこそ星の数ほどある(・・・と言ってはオーバーだが)とはいえ、こうなると選択肢はグッと狭くなってしまう。結局のところ三脚は剛健にしてブレないものでないと意味がない。でも小さなショルダーかデイパックに入れて一日中歩いても負担にならないくらいのモノにしたい・・・という欲望と拮抗してしまい適当なものが見当たらない。
 だからこの際、脚はごく短くても(何かの上に載せるなど工夫して使うとして)いいから頑丈なモデルがないものかと探してみたことがあった。スリックのPRO-MINI?も一見悪くないのだが、雲台の下の部分や脚の付け根がプラスチックで華奢なことと重量不足(あまりにヘビーだと持ち歩く気がしなくなる・・・という永遠のジレンマがあるのだが)が問題だ。同社のウェブサイトには『一眼レフを載せるのも安心』と書いてあるものの、標準レンズか小型のズームレンズなどを付けた程度であっても実に頼りない感じだ。実はこれも手元にあるのだが、ほとんど使用していない。
『そう都合の良いモノは無いらしい・・・』と長いこと諦めていたのだが、今年秋あたりからこんな三脚が販売されている。
ベルボン ULTRA MAX i mini
 これはベルボンから出たULTRA MAX i miniという製品で、なかなかガッチリと造られている。実物に触れてみたが全体の剛性は充分で雲台もしっかりしており気に入った。
 これならばコンパクトデジカメはもちろん、雲台のエレベータを下げきった状態ならば、一眼レフでも小ぶりなレンズを装着している分には使えるだろう。また脚を完全に開脚されてフルローポジションを取ることができるようにもなっている。花や物を撮影したりする際大いに役立ちそうだ。あなたもインド旅行におひとついかが?

アビシェークとアイシュワリヤの結婚式は来年2月19日・・・か?!

ふたりは2月19日に結婚する
 ここのところ諸々の動きから『そろそろか・・・?』と人々が注視していたアビシェーク・バッチャンとアイシュワリヤ・ラーイの婚約が正式に発表された模様。
 ついさっきZEE Newsを見ていたらちょうどこのことをライヴで取り上げていた。挙式は2月19日とのことである。さしあたっては『会場はどこになるのか?』『衣装のデザイナーは誰が起用されるのか?』等々の話題でもちきりのようだ。
 映画人としての家柄としては折り紙つきのアビシェーク、そしてキャリアと実績は格上で年齢も二歳少々年上(一般に言われている1973年11月1日という彼女の誕生日が本当ならば)のアイシュワリヤ。
 結婚後も互いに忙しい日々が続くことだろう。ふたりの明るい将来を祝福したい。
※12月22日現在、それらしき続報や詳報が出てきておらず、真偽について疑問符が付いた状態になっている。今後の進展を見守りたいと思う。

飲んだら乗るな!

 
 近年、しばしば映画で見かけるシーンで気になることがある。飲酒しながら運転をしている場面が出てくることが少なくないことだ。割と最近見た映画の中でもLage laho Munna BhaiやDarna zaruri hai他でそうした描写を目にした。
 もとより飲酒運転をしようともよほど蛇行していたり、警官と対面して酒臭かったりしなければ捕まったりしないのではないだろうか。都会はおろか地方の小さな町などに行けばなおさらのことではないかとも思う。それに映画の社会への、特に若者たちへの影響力の強さを思えば少々気になるところだ。
 クルマだけではなく夏ごろにはエコノミーな料金で全国にネットワークを広げる航空会社のパイロットの『酒気帯び』が発覚したのも記憶に新しい。
 社会そのものがだんだん(地域によっては一足飛びに)飲酒に寛容になってきているので、昔よりも酒がかなりおおっぴらに飲めるところも増えている。かつては映画の中でも飲酒シーンを演じるのは悪漢であったり、何か非常にまずいことが起きて自暴自棄になっている主人公といったネガティプなイメージで取り上げられることが多く、それに続いて暴れたり女性に悪さをしたり・・・といった脈絡につながっていくことが多かったように思う。でも今ではスマートに酒を飲むシーンが多く、そんなハチャメチャなシーンも今は昔といった感じだ。
 インドで実生活の上でも人々が酒を飲む機会が増え、酒を飲むということがごく普通の生活上の行為として描かれることが多くなったことは、呑み助の日本人としては大いに歓迎したいが危険な飲酒運転だけはとても困る。この部分については決して寛容になって欲しくないものである。

Namaste Bollywood

Namaste Bollywood
 ついに日本でボリウッド映画専門情報誌が創刊された。現在この『Namaste Bollywood』の第2号が発行されており、日本各地のインド料理店や通販サイト等で無料配布されている。旬な話題作、注目のヒーローやヒロインたち、日本でのイベントや上映に関するインフォメーション、書籍や映画ソフトの販売情報、スター家系図等々、ボリウッド映画ファン必見の濃い内容の記事が並ぶ。またウェブサイト上にも、銀幕のスターや名脇役たちの紹介や作品レビューなど、読みごたえのある充実したコンテンツが満載だ。
 同じインドの映画でもタミル、テルグ、カンナダ、マラヤーラムといった各言語による他地域の作品は『圏外』とのことだ。この国における映画の世界はあまりに広く、『インド映画』という括りでは、何とも掴みどころのない茫洋としたものになってしまうことは必至なので、あくまでもボリウッド専門という潔さが個人的にはとっても嬉しい。
 さあ、あなたも行きつけのインド料理屋でこの情報誌を見つけたら、ぜひ一部ゲットしよう。
ボリウッド専門情報誌 Namaste Bollywood