今年のスリランカフェスティバルは5月最後の週末

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これまで秋に代々木公園で開催されていたスリランカフェステイバルだが、今年度はググッと早まり5月26日(土)と27日(日)となっている。昨年の開催初日は雨にたたられて人出はかなり少なかったように記憶しているが今回はどうだろうか?梅雨入り前は概ね天候が安定しているし、とにかく屋外に出るのが楽しいこの季節となったことを大いに歓迎したいと思う。
もはや恒例となったチャンナウプリ舞踊団のステージは必見。スリランカの伝統舞踊の魅力にふれる良い機会である。そして食事もさることながら、香り高く美味なスリランカ産のアラックも手に入るとなれば、飲兵衛にはオススメのイベントである。
代々木公園で開催されるこの類のイベントとしてはまだそれほど知名度は高くないようだ。しかし敢えて失礼を承知で言うならば『空いている』ことが幸いし、人ごみに揉まれることもなく、長蛇の列に並んでうんざりすることもなく、ステージも食事も会場に来ている他の人々との会話もゆったりと楽しめるというのが前回までの印象。
もちろん回を追うごとに着実にスケールを拡大しているのだが、会場のキャパシティを超えないホドホドの規模というのは、そこを訪れる私たちにとっては大切なポイントだろう。
さあ、あなたも東京の代々木公園で、ひと足先に訪れる夏を味わいに出かけてみてはいかがだろう。

郵政公社からインドな記念切手発売

記念切手
先日、YOMIURI ONLINEの記事で知ったのだが、このほど郵政公社がインドにちなんだ記念切手を発行する。
図柄は10種類で、タージ・マハル、ラクダとタージ・マハル、ベンガルトラ、インドクジャク、サーンチー仏教遺跡、サーンチー仏教遺跡の女神像、細密画、更紗 、バラタナティヤム、カタカリが用意されている。各々額面は80円。
上記の10枚で1シートになっているが、バラで一枚からでも購入可能だ。この特殊切手は『日印交流年』の記念事業の一環として5月23日(水)に発売される。
インドの友人・知人に郵便を出すときなんかにいいかもしれない。『プライベートで切手貼って手紙を出すなんて近頃ないなあ』なんていう方も、これを機会に肉筆で便りをしたためてみるのもいいかと思う。
インドの遺産 切手に(YOMIURI ONLINE)
特殊切手「2007年日印交流年」の発行(郵政公社)

やがて外資系外食産業が押し寄せてくる?

インドのある航空会社のフライトを利用した際、機内食がなかなかおいしいことが心に残った。
小さな紙片には製造にタージホテルグループとシンガポールの空港ケータリングサービスの合弁事業であると書かれている。幾つもの新興航空会社とりわけ格安フライトが厳しくが追い上げている昨今、タージグループというブランドをこれ見よがしに示すのは既存会社としてそれらとの差別化を図るための方策であるにしても、パートナーシップを組むシンガポール企業にしてみてもインドは注目の市場であるがゆえに、とりあえずこうやってアンテナを張っているのだろうか。
インドの消費文化の進展とともに、様々な外食産業の隆盛を見るようになってきた。
その中でとりわけ外資系企業といえばファストフードのチェーンがその典型だが、この国の人々の『食』のありかたが多様化していくのを見極めたうえで、レストラン、デリカッセン、洋菓子、バーなど世界各国で蓄積したノウハウではインド企業を圧倒する様々な外資系外食産業が今後続々とこの新天地に上陸してくるのではないだろうかと感じる。

ナマステ! ボリウッド!! #05号

Namaste Bollywood #5
現在、『ナマステ! ボリウッド!!』誌の第5号が発行されている。
北海道から沖縄までの主要インド料理店130店以上に置かれており、インド系通販サイトにて無料配布されているとのこと。
今回表紙はこのほどアビシェーク・バッチャンと結婚したアイシュワリヤ。目玉はボリウッド音楽監督特集だ。毎号、ボリウッド映画の旬な話題が満載なのがうれしい。
個人的には巻末の『Bollywood Filmy Pedigree』が特に気になっている。今をときめく俳優女優たちの親族・姻族関係について書かれているのだが、往年の名優たちから現在のスクリーンによく出てくるスターたちまで、『なるほど、そういう関係だったのか』とうなずくことしきり。ちなみに今回取り上げられているのはシャーヒド・カプールを中心とする一族である。
ぜひあなたも最新号を手にして、ボリウッドの世界に浸ってみてはいかがだろう?

キングフィッシャーは『発泡酒』?

なんと『発泡酒』であった!
インドのビール、キングフィッシャーを日本で飲んでみた。小ビンで量が少ないのは物足りないが、緑色のボトルが個性を主張し、『Since 1857』の文字が語る歴史と貫禄が深い味わいを保証、そして鮮やかな色彩のカワセミの絵がキレの良さを象徴しているようだ。これこそ世界に冠たるビールの中のビールであると思っていた。まぁ、お酒の好みなんて人それぞれだから要は気分である。
ゴクリ、ゴクリと喉を鳴らせてから、ふと目に入ったのが日本市場向けに背面に貼られた小さなラベルの文字。

である。
まさにこの三文字を目にしたときだ。『百年の恋が醒めた』気分になったのは。
私の目が一点に釘付けになっていると、隣で一緒に飲んでいた友人もこれに気がついた。
『え〜?これって発泡酒だって』
と時を同じくして声を上げてしまう。
あのキングフィッシャーが発泡酒 = 第二のビール = 安酒・・・。
信じていたものに裏切られたような気分だ。
発泡酒とはあくまでも日本の法令上の区分で、麦芽の使用率やビールとしては認められない副原料を使っているかどうかによる違いでしかない。おいしいかどうかはまた別の次元の話なのだが。
気を取り直してふたたび口をつけてみると、今度はやっぱり発泡酒のような味わいが広がった。
要はお酒というものは『気分』なのである。