Dassera、またはDashera。
10月、戦いの女神ドゥルガ―が悪魔マヒシャを三叉槍で倒したことを称え、ドゥルガ―・プージャがインド各地で盛大に行われる。プージャの前日〜前々日にかけては、歌や踊りの祭典などが催される。
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〜数年前のドゥルガ―・プージャの思い出〜
コミュニティ内にある大きな公園にテントがはられ、祭壇前に赤い絨毯が敷かれる。香が焚かれてプージャが行われた後、土の剥き出たステージで、コミュニティ内の美少女達が、ホラ貝やココナツを手に持ち、かなり速い速度で廻り踊る。両面太鼓に合わせて、コミュニティ内のトップダンサーが観客席の中から現れ、ドゥルガ―女神の神話が即興で踊られる。
ダンサー達は特別な衣装を着ているわけではない。
窒息してしまうのではないかと思うぐらいの熱気の中、阿修羅のごとく舞い狂うドゥルガ―とドゥルガ―に付き従うライオン、魔王マヒシャの壮絶な戦いは、息を呑む迫力と神々しい美しさに満ちている。
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悪鬼を倒して血を啜るドゥルガ―の舞は古典舞踊カタックダンスにも多く取り入れられている。
昨今のインドの発展に伴い、テントは大きなものが張られるようになり、大地のステージは壇上のステージへ、音響も全くの生演奏から、PAを使用した生演奏へと変わり、ゴージャスなステージが楽しめるようになった。
今年10月8日にモデルタウンにて行われたドゥルガ―・プージャの祭典は、サスワティ・センのドゥルガの舞に始まり、巨匠ビルジュ・マハラジの舞で締めくくられるプログラムであった。
古典舞踊家にとっては壇上のステージで踊ることは確かに素晴らしいことである。
…が、時々照明も消えてしまう、ゆらゆらと揺れる焔の中で舞う、ステージが無い時代の、あの時の、熱気と迫力の土の舞台の記憶も忘れ難いものだ。
テント内に祀られたドゥルガ―女神
http://indo.to/miyabi
佐藤雅子
カタック舞踊家。1995年渡印、1997年よりインド人間国宝パンデット・ビルジュ・マハラジ師に師事。2004年ソロ活動許可取得。2005年帰国。国内外での活動のほか、都内にて後進育成に努める。ホームページ「miyabi-kathak.com」。-
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