帰ってきた日本人~テーブル会計

「インドから帰ってきても抜けない習慣」、

というと大袈裟かもしれませんが、

日本で外食をした時、

食後、席でボンヤリと座っていて

「おっと!レジで会計をするんだった!」

と気づく瞬間があります。

インドでは、レストランや喫茶店では

テーブルでお会計するのが普通だったからです。

このテーブル会計、最初は慣れずにドキドキしたものでした。

特に、初めて独りでレストランを利用した時など、

若干緊張しました。

テーブルまで店員がなかなか来てくれなくて、

『自分でレジに行って払っちゃおうかなぁ~』

と、ソワソワしたものです。

チップをどのくらい残すかについても

迷いが残ります。

そんな、ドキドキの会計が終わった後は、

大人になった気分に浸ったものでした。

まるで「初めてのおつかい」を達成した子供のように。

考えてみれば、テーブル会計の方が遥かにラクです。

レジの前で並ぶ必要がないし、

(並ぶということは、インドではパワーを使います)

店員がレジで注文内容を打ち込む間、

突っ立っている必要もありません。

ソーンフや大粒のグラニュー糖をポリポリ食べながら

座って待っていれば良いので

日本にいる時よりも、偉くなった気分です。

ソワソワ感は、すぐに消えて

テーブル会計の楽チンさに慣れてしまいました。

もちろん、例外もあります。

コーヒーショップや、会社の食堂、

外資系のファーストフード店では

レジ前に並んで注文し、食べる前に会計をします。

でも、軽食屋=レジ会計、レストラン=テーブル会計というわけではなく

ダーバー(道端の安い食堂)でも、テーブル会計するところがあります。

テーブル会計をすると、

チップを多少残さなければいけないということはありますが

ラクチンだし

一緒に来た人達全員でスムーズに店を出られるので

テーブル会計はいいよなぁと思います。

日本は過剰なほどのお客様サービスで有名ですが

テーブル会計をするところはないのでしょうか。

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帰ってきた日本人 A/C

エアコンのことをAC(エースィー)と言ってしまうのは

なかなか抜けてくれません。

インドに行った当初は、

エアコンをACと言おうと努力したのだろうな、と思います。

旅行者の時は、オートリクシャーのことをリクシャーと言っていましたが

インドに住み始めてみたら、

現地の人が皆、「オート」と言っているのを知り

合わせるようにしたものです。

同じく、旅行者のときはコンノート・プレースと呼んでいましたが

デリーっ子が皆、CP(スィーピー)と言っているのを知り

私もCPと言うことにしました。

ファンタ・オレンジも、ペプシも

「ジュース」ではなく「コールド・ドリンク」。

このように現地の事情を知って、

言い直すように努力した言葉がいくつもあります。

オートや、CPは日本にないので特に支障はないです。

ですが、ACなら日本にあるので、

ついエアコンのことをACと言おうとしてしまいます。

昨日、アルカカット氏とチャットで

インドで使われる「試験を受ける」の表現について

議論しました。

インドの学生は、take exam ではなくgive examと言います。

日本で教わる英語とは、アベコベなのです。

write examとも言います。

それについて、チャットしていたら

驚いたことに、アルカカット氏が

「試験を受ける」は、「give exam」が当たり前だと思っていて

日本でどうやって教わったか忘れているようでした。

やはり11年も滞在しただけあり

彼のインド化は激しく進んでいます。

日本に帰った後、彼は私以上に、

カルチャーギャップに直面するのではないでしょうか。

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帰ってきた日本人~右手の話

日本に帰ってきて、3か月が経過しました。

インド・パキスタンとは全く関係ないことで

資格取得にむけ勉強していることがあり、

しばらく投稿しておりませんでしたが、

いつもお世話になっている先生から励まされたたため

また、チョコチョコと書いていこうと思いました。

さて、今日は日本に帰国した後も抜けない習慣について

書いてみようと思います。

それは、「右手でモノを受け取ること」です。

インド人が右手で食べることは良く知られていますが、

右手でモノの受け渡しをすることは

ガイドブック等でも、

あまり取り上げられていないのではないでしょうか。

私が、この習慣について知ったのは、

インドの会社に就職した後のことでした。

上司の秘書をしている女性に、

ドキュメントを渡され、左手で受け取った時に

注意されたのです。

彼女は、ピュア・ヴェジのブラーフマン。

生まれてこのかた一度も

卵を持ったことも、触ったこともないので

卵がどのくらい固いのか知らないそうです。

(でも、彼女が日本人の来客用に

『播磨』の「豚のしょうが焼きお弁当」を電話で注文するとき、

ナマツバを飲み込んでいることを知っています)

そんな彼女が、

『モノを受け取る時は、右手を使いなさい』

と、私に注意してきたのでした。

以来、インドのお店で買い物をした時など

右手でモノやお金の受け渡しをするように

細心の注意を払ってきました。

そのうち、ついつい左手で渡してしまったときに

ビビビ~ッと、腕に電気のようなショックが走るまでになってきました。

そこまで意識をしてきたのですが、

失敗したこともありました。

お願い事が叶うと評判の、ティルパティに詣でた時(関連記事はコチラ)、

自分としては、かなりのお布施をして、熱心に拝んでおきながら

こともあろうに、プラサードのラッドゥーを

間違えて左手で受け取ってしまったのでした。

カウンターで、プラサードを渡してきた人も

びっくりしたようでした。

「あぁ、これでお願い事がすべてダメになる」

と、思ったものでした。

そして、その通り、

あまりお願い事が叶わなかったと感じております。

それ以降、右手での受け渡し能力を一層極めるよう

精進して参りました。

だから、日本に帰った後も、しばらくは

右手センシティビティが治りそうにないです。

この他にも、帰国しても抜けない習慣があります。

それはまた次回取り上げたいと思います。

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ゲイリークーパーに…

明日、いよいよ出発だというのに

息子のアスマが下痢になり大騒ぎ。

顔色はいいのですが、下痢は止まらず、

液状のウ○チがオムツから溢れるので

常に油断は禁物です。

下痢になると、お尻がかぶれやすいこともあり

水でお尻を洗うために、

風呂場まで何往復もしています。

息子のお腹がパンパンに膨れていることにも気づきました。

ガスが溜まっているようです。

早速、お隣の家の知恵を拝借しました。

お隣さんによると、お腹のガスには

おへそのまわりにヒーングのペーストを刷り込み、

アジワエンとムナッカー(干しブドウの一種)を

煎じたものを飲ませると良いとのことです。

早速、ヒーングをお腹にすり込み

ムナッカー・アジワエン茶を飲ませてみました。

息子は、顔をしかめてはいましたが、

少しは飲んでくれました。

お隣さん曰はく、

「歯が生えてきているから、

下痢になっているのでしょう。

歯が生えそうなところに

ハチミツを塗ると、楽になりますよ」

だそうです。

歯は、もう16本は生えているし

これまで問題がなかったので

歯の問題ではなさそうなのですが。

そもそも奥の歯茎にハチミツを塗ろうとすると

息子に間違いなく指を噛まれそうです。

それにしても

息子はインド歴1年半以上になりますが

こんなにひどい下痢は初めてです。

憔悴した状態で帰国したら

幼い息子をインドに連れていったことに対し

日本勢からイヤミを言われるかもしれません。

そして、またインドに戻ることに対して

大反対されるかもしれません。

だから元気になってほしいのですが。

頑張れ、アスマ!

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アルヴィダー

ニームの花が咲きました

ここ最近、これまでお世話になった知人に会うのに

忙しくしておりました。

一昨日は、ムニルカーの友人の家に行きました。

昨日の昼は隣人宅に呼ばれ、

チキン・ビリヤーニーをご馳走になりました。

昨日の夜は、日本語コースの学生に会い

キャンパス内のダーバー『24X7』で食事をしてきました。

今日は、アルカカット氏の先輩一家が来て

お好み焼きを一緒に作って食べました。

明日は、アルカカット氏がお世話になっている文学者

ブッディラージャーさんのお宅へ

お邪魔する予定です。

出発直前まで、大忙しです。

§

みなさん、口々に

「またインドに戻ってきてください」と

言ってくれます。

戻って来たいのはやまやまです。

神のご意思がありましたら(インシャッラー)

1か月くらいしかいられないかもしれませんが

2人の子を連れて

旅行者ビザで戻って来たいと思います。

ムニルカーの知人宅にお邪魔した時、

いつもアスマと遊んでくれる息子のアンキト君は

学校に行っていてお留守でした。

私がいる間に、彼のお父さんが、アンキト君を学校に

迎えに行っていました。

学校から帰る途中、お父さんが

「今、おばさん(アンティー)が来ているよ」

とアンキトくんに話したそうです。

「どのおばさん?」

とアンキト君。

お父さんが、

「おまえが一番好きなおばさんだよ」

と言ったら、アンキト君が

「アスマのおかあさん!」

と言い当てたそうです。

それを聞いて、胸キュンになってしまいました。

彼のお母さんによると、

アスマが日本に帰ると知ったらアンキトががっかりすると思い、

まだアンキト君には話していないとか。

ますます胸キュンであります。

アンキト君、将来日本留学しないかなぁと

密かに願っています。

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貧血とベーホーシュ

たびたび新聞に載っていることですが、

インドのティーンエイジャーの間で

貧血が蔓延しているそうです。

最近の新聞によると、

約5割の子達が貧血なのだとか。

第二次成長期に血が必要になるというのに

特に女の子は生理で血を失ってしまうので

貧血がより深刻になるようです。

毎日の食事に鉄分が少ないことも指摘されています。

だから政府は毎週、鉄と葉酸のサプリを

配布することを考えているそうです。

§

隣の家の奥さんは一時期、不正出血で

貧血に悩まされていました。

台所に立てない状態になり

旦那さんが四苦八苦しながら

食事を作っていたみたいです。

ある夜、寮の別の部屋に食事に呼ばれて行った時のこと

忘れ物をしたので

彼女ひとりだけが部屋に戻り、

扉の錠を空けていたそうです。

すると、

触ってもいない扉が激しく揺れ

そしてドカンドカンという音がしたそうです。

誰もいない廊下での出来事です。

隣の奥さんはすっかり驚いてしまい

夫のいるところまで走って行き

そして失神(ベーホーシュ)したそうです。

§

私は、これまでの人生で失神したことは一度もありません。

しかしインドの文学では

女性の「失神:ベーホーシュ」はよく出てきます。

映画『Mughal-e Azam』でもヒロインのマドゥバーラーは

4回くらい気絶していたように記憶しています。

「絶対おかしいよ」

と思い、誰かにこのことを話した時に

「それは美的表現の一種なのでは」

と言われたことがありました。

最近、うすうす分かってきたのですが

あれは貧血による失神ではないかと。

インドの女性は、貧血が多いのではないかと

思うのです。

同じ寮の住民のリーマーさんは

妊娠時のヘモグロビン値が9~10だったと言っていました。

11以上なければならないので、これは低い値です。

会社の同僚の女の子は、

生理の時にスクーターを運転していて

貧血のため気を失ったことがあると言っていました。(怖い!)

§

インドの食事、特にヴェジ料理で補える鉄分は少ないです。

ラーギー、ジョワール、バジラーなどの

雑穀を食べていた頃は良かったけれど

小麦のチャパーティーが広まり

現代はますます貧血傾向にあるのではないでしょうか。

貧血になると、

体力が落ち、疲れやすくなります。

ホームデリバリーを大活用、

家政婦に仕事をやらせ、

口は達者なのに体は動かさない

いつも横着なあの奥さん・・・

貧血のせいで

横着になっているのではないかしらん

などと思うのです。

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青いマンゴー

レモンライスとロォンジー

近所の八百屋で

青いマンゴーが売られていたので

ロォンジー(マンゴーのチャトゥニー)を作ってみました。

少しだけ甘くなりかけたもので作ると

美味しいのですが、

今回買ったものは、まだ中が固く

アチャールに丁度良さそうな感じでした。

でも、調理すると柔らかくなります。

私は、このチャトゥニーとレモンライスの

組み合わせが好きなのです。

だからランチに、レモンライスを作りました。

酸っぱいものが苦手のアルカカット氏は

『酸っぱいレモンライスに何故

酸っぱいチャトゥニーを合わせる必要がある?』

と不満げです。

(無視、無視。)

インド生活も、

残すところあと1週間となりました。

八百屋で青いマンゴーや、青いパパイヤ

青いバナナが手に入ったりする暮らしも

もう終わりであります。

実家のあたりでは、

ココナツも手に入らないことでしょう。

こういう野菜が手に入るシアワセを

今のうちに噛みしめています。

青いマンゴーを切った時の香りは

爽やかで最高です。

Macの新品のパソコンを開封した時のニオイの

香水を作るのも良いけれど、

青いマンゴーにナイフを入れた時の匂いの

香水を作ってほしいなぁと思います。

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アフガーニスターン料理

NHKの『アジわいキッチン』に

アフガーニスターン料理のレシピと、

作り方の動画が掲載されています。

東中野のレストラン驢馬駱駝(ろまらくだ)のシェフが

教えるレシピです。

早速、これを参考にバーミヤ(オクラ)と、

カラーヒーゴーシュトを作ってみました。

バーミヤは、インドの感覚で言うところの「ヴェジ料理」なのですが

オクラを油で揚げるせいか

ボリュームがあり美味しかったです。

カラーヒーゴーシュトは、

タマネギ、ニンニク、スパイスを一切使わないのに

マトンの臭いがせず

味もしっかりあって

とても美味しくてビックリしました。

調味料らしきものは、ショウガと塩くらいのものです。

あとはトマトの旨味。

今まで、スパイスやタマネギ・ニンニクの力を

過信していたことに気付かされました。

何より、マトンを自宅で美味しく調理できたことが

嬉しかったです。

アフガーニスターン料理が面白くなったので

ネットで検索して、いろいろ試してみたくなりました。

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路上で見た珍しいもの

昨日、夕方にお出掛けしました。

またもや曇り空で、

雨が今にも降り出しそうな感じでした。

オートを捕まえて移動していたら

風が吹いてきて、いよいよかと思われました。

昨日がユニークだったのは

風で綿毛がたくさん飛んでいたことです。

インドワタノキの実が熟したのでしょうか、

それとも他の木でしょうか。

地面に落下した丸い綿毛は、

路肩をコロコロと転がっていました。

真っ白白助といった感じです。

オートの中にも、綿毛が入ってきました。

綿の中心に、タンポポの種に似た種があり

毛は、すべすべして、とても柔らかかったです。

困ったことに、

唇に塗ったグロスに綿毛が貼りついて来ました。

虫のシーズンになれば

羽虫が貼りついてくるし。

こちらでは、グロスは

目的地に到着した後に塗った方がいいかもしれません。

§

さて、最近路上で珍しいものを見ました。

ひとつはオレンジ色のバスです。

キラー・バスと呼ばれるブルーラインバスが駆逐され、

バスがやってくる頻度が落ちて

庶民は不便していたのですが

やっと投入されたのが、このオレンジ色のバスです。

まだデリー中に600台しかないそうです。

ふたつ目は、女性のオートドライバーです。

日中、ムニルカー付近で目撃しました。

長い髪を後ろでまとめ、

白い制服を着て走っていました。

やはり女性にとってオートは大きいのか

彼女が華奢なだけなのか

前傾姿勢に座っていて

少々もてあまし気味のような印象を受けました。

女性しか乗せないのか

空の状態で走っていました。

最近は女性のバスコンダクターもいるそうです。

バンガロールの公共バスのバスコンダクターは

混雑している車内を練り歩いて

チケットを売っていましたが

デリーの公共バスのバスコンダクターは

横着して、扉の近くの席に座ったまま

動きません。

乗客がコンダクターのところまで行って

チケットを買うのです。

だから、デリーのバスコンダクターは

女性でも容易に勤まることと思います。

現在、600人の女性バスコンダクターがいるそうです。

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お金の話でアレですが

2007年に、リライアンスの生命保険に入っていたのですが、

日本に帰国するため解約し、

お金を取り戻す手続きをしてきました。

なぜ、生命保険に入ったかと言うと

所得税対策のためです。

インドでは月収が1万ルピーを超えると

所得の25%くらいを所得税として

持って行かれます。

(この所得税を払っている人口は

全インドで2000万人くらいしか

いないという話です。)

25%とは、結構な割合だと思います。

ですが、家や車のローンを組んだり

生命保険に入ってお金を払うと

年間10万ルピーまで

所得税が免除されます。

つまり年間2万5千ルピーくらい、浮くことになります。

ということで、

専門用語が良く分からないけれど

加入してみたのです。

投資型の生命保険で、

国債など政府系に投資する割合と

株など市場に投資する割合を選べます。

「政府:民間」の投資の割合を、テキトーに8:2にして

4年間、放ったらかしにしておきました。

『マーケットが下がったので、

プロフィットを確保するには、

もう10万ルピー、投資してもらう必要がある』

という電話がかかってきて焦ったりもしましたが、

結局、放ったらかしのままでも、

お金は減ることがなく解約できたので

安心しました。

3万ルピーくらい増えたのですが

銀行でも、そのくらいの利子がつくので

純粋に所得税対策として

利用するならOKといったところでしょう。

解約の手続きも非常にシンプル。

加入者証を返して、書類を書き込み、

PANカードのコピーと、クロスした小切手を

提出すれば良いだけでした。

お金は7~8日で戻ってくるそうです。

§

次の課題は、、、、

ルピーを両替して日本に持って帰ることです。

1ルピー=3円の時代を知っている者としては

1ルピー=1.5円で両替するのは

非常に心苦しいです・・・

「ルピーよ、持ち直して!」

と応援すると同時に

「国際社会よ!日本円にそんなに価値があるか?」

と大声で問いたい気分なのですが

今後もルピーは下がる一方かもしれません。

インフレの勢いも凄いですし。

銀行を通して送金すると、

20%くらい手数料をとられるというハナシです。

こうなったら、

インドで高い買い物をして帰った方がお得かも。

金に投資しようかしらん?

とか、

商才がないクセに

パシュミナ商人になろうかしらん?

と考えてみたりする今日このごろです。

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