ジョードプリースーツを探しに

容赦ない4月の太陽光が照り付ける中、

荒野を突き抜ける道を通って

庶民の商店街ことカロールバーグに行ってきました。

道沿いには、TesuとかPalaashなどと呼ばれる

オレンジ色の変わった花が咲いていました。

さて、カロールバーグに行ったのは他でもない

ジョードプリーという衣装を買いたかったためです。

5月に、アルカカット妹が結婚します。

結婚式で何を着ようかと考えた結果、アルカカット氏は

ジョードプリーを着ることにしたのです。

ジョードプリーとは、男性用のスーツの一種。

ホテルのベルマンが着ていそうな詰襟のジャケットと言えば

分かりやすいかもしれません。

§

私にとって、カロールバーグに行くのは初めてでした。

バンガロールのコマーシャル・ストリートを想像していましたが、

それよりももっと広範囲に広がっていました。

ここは、コンノート・プレース建設にあたって、

立ち退きを余儀なくされた村人が1920年に

移り住んだところだそうです。

イギリス人の低級官僚の住宅もあったそうな。

もともとムスリムの商人が多く住んでいたのだけれど

分離独立後、パンジャーブ移民の街となったそうです。

道は縦横に走っており、道沿いに高い建物がそびえたっています。

ですが建物はみな古そうです。

ところどころでコロニアル調の装飾を施した建物も見られます。

道端では、クルター、中国製のピンどめ、靴などが売られていました。

店のショーウィンドーでは、

結婚式用サーリーやシェールワーニーが

飾られていました。

我々は、紳士服を売るビルに入り、早速ジョードプリーを見に行きました。

そこでは、いろいろな冒険的デザインをしたものが揃っていました。

同じ階では、シェールワーニー、ショール、ターバン、

ターバンに飾る白い羽のついた宝石が売られていました。

高級店らしく、ジョードプリーのお値段は

8千~1万ルピーと言われました。

ここで決めてしまうのも良くないと思い、

他の店も覗いてみることにしました。

するとシェールワーニーの店はたくさんあれど

「ジョードプリー」と言うと、首をかしげられたり、

首を振られることが多かったです。

ジョードプリーは、ラージニーティーとも呼ばれるそうです。

政治家がよく着ているのでしょうか。

暑さでバテかけた頃、道に立っていたおじさんが

「何を探しているんだ」

と尋ねてきました。そこで、事情を話してみると

「ラッキーセレクション」という店を教えてくれました。

小道に入り、地下に潜ったところにある店でした。

頭が半分切れた女性のマネキンが

パーティー用のパンジャービースーツを着て

ずらりと並んでいました。

半分切れた頭を見るにしのびないのか、

カツラをかぶせたり、ターバンを巻いたりしていました。

薄暗くて蒸し暑い店内では、

オカマっぽい男が布を畳んだりしていました。

給湯室があり、生活臭がする店でした。

試着用の小部屋にはマットレスが敷いてあり、

その上に被せられた白いシーツが乱れていました。

昼休みなどに店員が寝ているんだろうなと

想像されました。

早速、サンプルのジョードプリーを見せてもらいました。

優雅な模様のある布で作った、黒のジョードプリーが

アルカカット氏は気に入ったようです。

襟や、袖のビーズ飾りなどは一切必要ないので

その布でジョードプリーを作るよう注文してきました。

出来上がりまで2週間かかるそうです。

さてさて、どんな風になるか楽しみです。

ジョードプリー・スーツは、このような感じです。学生服みたい?

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