マスーリーへ避暑

風が熱い。蛇口から出るはずの水が熱い。タオルや服が熱い・・・。
夜間のパンカーや会社のACのせいで、体調が優れない。食中毒にも襲われ、食欲も減退。これから、まだまだ暑くなると分かっているので、ゲンナリしてくる。
そんな時に3日間の連休があったので、避暑地マスーリーに行ってきた。マスーリーはmussoorieと書く。綴りがミズーリ州っぽいし、何と読むのかなぁと長いこと疑問に思っていた。読み方を知ったのは、つい最近のこと。「マスーリー」と言うらしい。もったいぶらずに、masuriと書けば簡単なのに。
マスーリーは、イギリス人が開拓した数ある避暑地のうちのひとつだ。インド生まれのイギリス人俳優トム・アルターが生まれた場所として記憶していたので、ちょっとした憧れの土地だった。
ここで、マスーリーで撮った写真を紹介しながら、様子を伝えたいと思う。
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マスーリーは、山の上に作られた標高2005mある町。山の下には、比較的大きな都市デヘラードゥーンがある。マスーリーは、デヘラードゥーンから見上げることができる。山の頂上付近に、ポチポチと白い建物がへばりついているのが肉眼で見えるのだ。これを見て、よく建築資材をあそこまで運んだなぁと、しきりに感心させられた。
苦労して建築されただけあってマスーリーの気温は最高だった。夜は、やや肌寒いくらいだ。昼間は、太陽は照るが、暑くなるほどではない。
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マスーリーから見下ろす景色は、このような感じだった。段々畑が美しい。この角度からは緑の山が見渡せたが、ホテルから見える山は残念ながら茶色だった。森林伐採のせいか、日の当たりの違いか。
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マスーリーでは、コロニアルな雰囲気を持った古い建物が随所に見られた。時々、イスラマ近郊の避暑地マリーを思い出した。
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コロニアル調。
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教会も数件、建っていた。この教会の裏は崖っぷち?2008年末公開のドタバタコメディ映画『Welcome』の最後のシーンを思い出す。
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トム・アルターが育ったのは、このような感じの家なのかな?と勝手に想像して楽しんでいた。今もマスーリー在住のラスキン・ボンドの家は、どのような感じなのだろう?
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コロニアルな街の魅力のうちのひとつは、食べ物だ!時計塔のそばに、いい感じのカフェを発見した。
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ここで、レアチーズケーキに出会った!インドでは、5つ星ホテルを除くと、チーズケーキには、なかなかお目にかかれない。ましてやレアチーズなので、感激した。しっかりしたお味なのに70ルピーとは安い!
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こんな感じのファーストフード店も。マスーリーには、輸入食材店も多く、舶来ものが数多く売られていた。書店に並んでいる雑誌や、文房具も西欧のものが断然多い。レストランのBGMは、もちろん洋楽だった。但し、古い洋楽だ・・・。
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ベーカリーの店頭に並んでいるものも、やや違う。タルト系が置いてあった。でも、クリームはバタークリームを使ってそうだったので、敢えて試してはみなかった。
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街の至るところで、熱いコーヒーや紅茶が飲めるようになっていた。寒い時には最高だろう。
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とは言っても、小さな町のこと。すぐ一周できてしまうし、やることが尽きてしまう。そこで観光客を飽きさせないように、いろいろなエンターテイメント系の商売が行われていた。これは、射撃ゲーム。
他に水族館や、乗馬、ビデオゲームセンターなどがあった。マジックのタネを売る商売も、さかんな様子であった。
なぜだかゴーストのマスクが数多く売られていた。ハロウィーンの残り物なのだろうか?
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これは、握力測定器。クラシカルなデザインをしている。骨董品?
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旅行会社のオフィスで、スキー板と靴を発見。本当に、ここで雪が降るんだ!
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マスーリーに詰め掛けているのは、ほとんどが平地から来たインド人であった。外国人観光客は非常に少なかった。他方、地元の人は、このような感じで肉体労働をしていた。紐を額にひっかけて、セメントの袋などの荷の積み下ろしなどをしていた。
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これは、観光客が記念写真をとるための民俗衣装。
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喧騒の中、ひっそりと咲いていた小さな花。
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しおれると、花びらの色が白く変化する面白い花を発見。
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マスーリーの近所にある滝は、プールになっていた。水遊び用の服が貸し出されており、チェンジングルームまで用意してあった。ただでさえ涼しい中、インド人観光客が冷たい水の中に入って、楽しそうに遊んでいた。
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カルスィーにあるミリタリーエリアは、バンガロールを彷彿とさせた。駐屯地というのは、似てくるものなのだろうか。迷彩服を着たチベット系の人たちが沢山闊歩していた。
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マスーリーはゲイ・カルチャーが花開いたところらしい。
これはムスリムが経営しているモモ・スタンドに飾ってあったお相撲さんポスターの写真。こういうのが、2種類飾られていた。今思うに、これはマスーリーのゲイ・カルチャーに少なくとも関係していたのかもしれない。アルカカット氏は、このポスターを発見した時、嬉しそうに「なぜ、このポスターを持っているんですか?この人たちは、僕のフレンドです。」と店主に言っていた。店主がそれをどう受け取ったかは不明である。
マスーリーは小さな街だが、その涼しさに、すっかり虜となってしまった。「やはり酷暑期は避暑地に移住するに限る」と、エアコンシティに慣れた軟弱な私は思うのだ。

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