チャンネルT (ターリバーン)

11日のタイムズオブインディア紙に、『ターリバーンを茶化した番組がパーキスターンで大ヒット』という内容の小さな記事が載っていた。
これはパーキスターンの民間放送局GEO TVが3ヶ月前から毎週金曜日に放送している『Hum Sab Umeed Se Hain』という番組のこと。この中でチャンネルTという、ターリバーンを茶化したコメディが放送され国民に大評判だったらしい。
さっそく、Youtubeで検索してみた。GEO TVは、メンバー登録して動画をシェアしているだけあり、『Hum Sab Umeed Se Hain』は簡単に見つかった。この番組自体は、政治家、クリケット選手、芸能人をトークや替え歌、ボリウッドのパロディ、スキットで皮肉ったお笑い番組みたいだ。
例えば、建物の入り口で靴を預かっている人がいる。視聴者は『これは、たぶんモスクの入り口かどこかの光景だろう』と思わせられる。ところがカメラがズームアウトすると、そこはスィンドの議会だった、といった具合である。
個人的には政治家カッワーリーも好きだ。
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記事に書かれていたターリバーン専門チャンネル『チャンネルT』のコメディは、ここで見つかった。ズキューンという銃の音で始まり、「この番組には女性の意見は含まれていません、なぜなら私達は何を見せるべきか、何を見せないべきかよく知っているからです」と、ちょっとなまりのあるナレーションが入る。
ターリバーン・チャンネルには、1時間の音楽プログラムもある。ゲストに迎えられたのは、人気女性ポップ歌手ハディーカー・キヤーニー!彼女は、布をまとって登場しカメラに背を向け、座らせられる。ナレーターは「彼女には、こうして黙って座ってもらう予定です。」と言う。
ターリバーンやテロに手を焼いているパーキスターン。このまま原理主義に呑み込まれてしまうのかとハラハラしているが、この番組を見て健全な人々の存在を知り安心させられた。
しばらくHum Sab Umeed Se Hainがマイブームになりそうだ。ウルドゥーの字幕が入るし、ウルドゥー語の生徒さんにオススメだ。

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