イェンナ ラスカラー?

昔のルームメートが帰国する時に、「手ピカジェル」なるものを置いていった。水がない環境でも、手を消毒できるため、手で食べる機会の多いインドでは重宝していたのだろう。
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実は「手ピカ」というネーミングが密かに気に入ってしまった。アライグマの写真もカワイイので、会社のデスクに置いて毎日愛でている。
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ところで、以前、タミルナードゥ育ちのスミターさんと職場で雑談をしていて、何故だかは覚えていないがアライグマの話になった。
私は『あらいぐまラスカル』というアニメーションの影響で、アライグマは英語でラスカルというのだと思い込んでいた。そこで、
「ラスカルがねぇ」
と話したら、とてもビックリされた。
「えッ、ラスカルだよぅ、あらいぐまのラスカルってアニメ知らないの?」
と、自分のデスクトップでグーグル検索しながら言ったらスミターさんは、廻りの目を気にして声をひそめ
「大きな声で言わないでよ。あなた、ラスカルの意味知っているの?」
と言っていた。その場でネットで検索してみて、ラスカルとは「1.やくざ、悪党、人でなし、悪漢 2.わんぱく、いたずらっ子」の意味であり、アライグマという意味は持たないことを知った。
また、あらいぐまのラスカルは国際アニメかと思っていたが、実は純日本国産アニメだったことも新たに知った。しかしあらいぐまラスカルのwikipediaの項目を見ていたら、アメリカ人が書いた原作物語があり、そのタイトルがRascalであることを知った。そこで、自慢げに
「ほらー、ラスカルじゃん」
と言ったら
「お願いだから、大声で言わないでぇ」
とスミターさんにかすれ声で懇願された。
そのくらいラスカルとは、最高の罵り言葉のようだ。
((同じような罵り言葉に、ナンセンスがある。プロジェクトマネジャーの前でナンセンスという言葉を使ったら、彼の血の気が失せてしまい、こっちの方が驚くという経験をした))
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そういえば、『Om Shanti Om』の中のタミル語映画パロディー・シーンでシャールフ・ハーンが
「イェンナー・ラスカラー!Mind it ! 」
を連発していたのを、皆さんは覚えているだろうか?私の好きなシーンのうちのひとつである。何を言っているのかは、分からないのだが。
あのタミル人とカウボーイを足して2で割ったキャラクターは、B級映画の『クイックガン・ムルガン』というシリーズをもとにしているそうだ。
もともとB級映画だったクイックガンムルガンシリーズであったが、シュールなギャグで人気を集め、『Om Shanti Om』効果もあり、2008年に新たに90分の映画が撮影されたらしい。ちょうど先月末にロサンゼルスで行われたインド映画祭で公開されたようだ。
主演はテルグ語映画俳優のラージェーンドラ・プラサード。なぜかカウボーイの、菜食主義の男クイックガン・ムルガンが、肉を出すことを拒む食堂の主人を次々に殺していく非情の男を倒すために立ち上がる、というストーリーだ。
クイックガン・ムルガンのトレーラーはこちら。昔は毎日耳にしていたこの抑揚、今となっては懐かしい。
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南インド映画の深遠を知りたい方は、こちらへ

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