フードストリート

バンガロールは外食産業が盛んだ。繁華街ともなると、炒りピーナツ屋、味つきコーン屋、焼きとうもろこし屋、カットフルーツ屋、パーニー・プーリー屋が並んでいるのが普通だ。MGロードで、どこからともなく食缶とスチールの皿を持って現れ、道端でレモン・ライスを売りさばいている人を見たことがある。見たところ、商売大繁盛のようだった。
最近知ったのだが、MGロードでもコマーシャル・ストリートでもない1本の道にさまざまな屋台が集中している通り、「フードストリート」というものがバンガロールにもあるらしい。
このフードストリートは、ラールバーグの北西VVプラム(ヴィスヴェーシュワラ・プラム)という所に位置している。ここは「ティンディ(スナック)・ストリート」、「カーオー・ピーオー・ガリー(飲めや喰えや通り)」などという別称で呼ばれているらしい。
調べたらYou tubeにもフードストリートの動画がアップロードされていた。2つに折られたチャパーティーみたいなものがオバットゥである。ラッドゥーもうまそうだ。
(余談だが乱入してきたおじさんが頭にビニール袋をかぶっているのは突然雨に降られたためだろう。)
ということで、バンガロールのフードストリートを調査しにVVプラムに行って来た。VVプラムの商売は夜6時半から始まるそうだ。というわけで、仕事が終わった後に出かけてみた。
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この辺りは、古い住宅地と見え、真っ暗で閑散としていた。その中に、V.B.ベーカリーの文字が浮かびあがって見えた。
V.B.ベーカリーこそが、フードストリートの始まり地点を示す店だ。たかがベーカリー、されどベーカリーらしく、大勢の客で賑わっていた。ここの名物は、バター、ピーナツとチリソースがたっぷり詰まっているマサラ味のパンらしい(7ルピー)。以前は「バン・バター・コングレス」という名前がついていたらしいが、私が行った時は普通にマサラ・パンとして販売していた。
フードストリートをひととおり歩いてみた。150メートルほどのなんてことない通りである。店を出していたのは、20件くらい。各店が2、3品という限られたものを販売している。10人くらいの人だかりが出来ていた店は、5件くらいであろうか。予想していたよりも規模は小さかった。
この通りは一方通行になっており、車通りも少ない。そのおかげもあって、人々は車を気にすることなく、名もない食堂で食べ物を堪能することが出来るみたいだ。
ここで売られているのは、ジャガイモのボーンダ(揚げ物)、オバットゥ、アッキー・ローティー(米をチャパーティー状に平たく焼いたもの)、マサラ・ドーサ、オニオン・ドーサ、セット・ドーサや、ペーパー・ドーサ。レモン・ライス、パーオ・バージーや中華料理もある。
喉の渇きを癒すため、フレッシュ・フルーツ・ジュース、ニンブー・パーニー、ラッスィー、バーダーム・ミルクもある。
デザートにグラーブ・ジャームンやアイスも食べることが出来る。
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とりあえず、マサラ・ドーサ(25ルピー)を食べてみた。紙皿ではなく、新聞紙の上にバナナの葉を敷いたものの上にドーサを載せてくれた。目の前で焼かれたドーサを食べるのは格別だ。パリパリでうまかった。食べ終わったら、新聞紙で手の油を拭っておしまい。
次に、パーオ・バージー(20ルピー)を食べに行った。これは、四角いパン(パーオ)をトマトソースに付け、レモンを絞った刻みタマネギと一緒に食べる、ムンバイの方の屋台料理だ。オーダーすると、屋台の人が3センチ四方ほどのバターを鉄板の上で溶かしていた。まさかと思ったが、そのまさか。溶かしバターの上にパーオを載せ、フライ返しでギューッと押し付けて表面を焼いていた。バターたっぷりで危険だったが、抗し難い味だった。
次に、地元特有のものを食べようと思ってアッキ・ローティー(15ルピー)の屋台に行った。オーダーをしたら、店の人がテーブルの下から生地をひとかたまり取り出し、プラスチックのシート2枚の間に挟んで麺棒で平らにしていた。十分に薄くなったら、シートを剥がして鉄板の上に置き、表面に色が着くまでこんがりと焼いていた。十分に焼いた後、ナスのゴッジュ(カレー)と一緒に出してくれた。これも大満足の味だった。
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フードストリートは30年ほど前から形成されていったらしいが、日に日に商売は拡大していっているそうだ。ここの店は通常午後6時から11時までの間営業しているという。屋台の食べ物、立ち喰いも意に介さない方には、おすすめである。南インドのスナックが好きな方は必ずやここのドーサが気に入ると思う。

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4 Responses to フードストリート

  1. パーオバージー、私も好きです。美味しいですよね。アッキーローティーとナスのカレー(カレーのことゴッジュっていうんですか?)も美味しそうですね。

  2. puspam says:

    知りませんでした〜。楽しそうですね、美味しそうですね。You Tubeで、スイーツ屋さんの他に、
    「V V Puram – Dosa Special」というのを見てみたら、
    お好み焼き屋さんみたいなんですね。マサラドーサが25ルピーは安いですか?(相場を忘れてしまったので)
    昔は衛生面でこういうのは警戒していたけど、最近なんだか平気な気がします。

  3. Blue Lotus says:

    はじめまして!
    屋台フード大好きなので、興味津々で拝読しました。
    次にバンガロール出張が入ったら、
    絶対にここに行って「アッキ・ロティー」を
    食べてみたいです〜〜!!

  4. ケヘカシャーン says:

    トウショウさん、
    カレーはカンナダで「サール」です。ゴッジュ、知らなかったので改めて辞書で調べてみました。『茹でた野菜をタマリンド、チリ、塩と混ぜたペースト状のもの』だそうです!
    puspamさん、
    私もその動画を見ました。ギーのふりかけ方に目を奪われました。
    VVプラムのスイーツ屋の動画のBGMが何気にいいなぁと思います。
    Blue Lotusさん、
    はじめまして、ブログを拝見させてもらっています。
    アッキ・ローティー(米のローティー)、ちょっと歯ごたえがあるんですが、おいしいです。こちらにお越しの際は是非、地元名物をお試しになってください!

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