ナンディードゥルグロードを行く

今、バンガロールでタブビアのピンクの花が咲いている。例年12月に咲いていたと記憶していたが、今年は妙に遅くなったみたいだ。
さて、今日はナンディードゥルグ・ロードに赴いてみた。
ナンディードゥルグ・ロードは、カントンメント鉄道駅から数キロもしないところにある。昔は緑溢れる静かな地域だったらしい。道沿いにマングローブの木があり、子供達の遊び場となっていたそうだ。また広々とした屋敷のテラスから、ナンディー・ヒルズが見えたものらしい。今日、アパートや小さなオフィスが乱立しているこの地域は日の出さえも見るのが難しくなってしまったそうだ。道自体も排気ガスで何となく色がくすんだ感じだ。
ジャヤマハル・パレス
この通りの始まりの地点にあるものが、バンガロールで数少ないヘリテージホテル、ジャヤマハル・ホテルである。このホテルの敷地は22エーカーにも広がっており、37の部屋数がある。
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ここは、もともとバンガロールに住んでいたイギリス人によって1900年代に建設されたもの。ジャヤマハルパレスホテルとして一般に公開されたのは最近のこと。そのため、今も改修工事や庭の整備に忙しそうだった。
このホテルでは、パレスのほとんどの部分がそのまま維持されているそうだ。たとえば、ラグジャリー・スイートルームには王侯貴族を描いた古い絵画があり、建築様式も昔そのもの。新しく変わったところといえば、レストランだけだそうだ。
ただ、老朽化が激しいと見え、外国人御用達のホテルに変身するまではかなりの修復が必要そうだ。また経験者による協力な指導が必要だろう。そうでないと、中途半端なホテルになってしまいそうだ。なぜか知らないが、ホテルの壁にレーシング・カーの絵が描かれており、門にはタイヤが掲げられていた。
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ジャヤマハル・サルバジャニン・ドゥルガー・チャリタブル・サミティ
バンガロールでドゥルガー・プージャーを行っている最も古い団体のうちの1つが、1954年結成のジャヤマハル・サルバジャニン・ドゥルガー・チャリタブル・サミティという団体。最初はヴァサンタナガルのクルギー・ホールで、次にカヴァルバイラサンドラのマイソールランサーでドゥルガー・プージャーを行っていたが、ここ21年はジャヤマハル公園の向かいの、レイディーズクラブのグラウンドで行っているそうだ。
ハズラト・クッドゥース・サーヒブ
バンガロールで最も美しいと言えるモスクが、カントンメント鉄道駅の裏に位置しているハズラト・クッドゥース・サーハブ・イードガー通称マスジデ・カードリヤである。ここは今はドームがピカピカしているが、最近になって改修されたものらしい。現在、毎日500人から1000人もの人がここを訪れ、金曜日には1万人から1万5千人がやってくるそうだ。
ハッジ(マッカ巡礼)の季節になると、ここにキャンプが出来ることでも有名だ。カルナータカ州内で巡礼が当選した6700人の者が、出発する48時間前にここに報告・滞在し、ハッジの意味、マナーなどのトレーニングを受けるそうだ。この時、ここのグラウンドに銀行、為替交換、入国管理局、関税局、警察、消防隊、ホテル斡旋業者などの人が集結するそうだ。ハッジは一生に1回のイベントなため、親戚一同も田舎からわざわざ見送りにやってくる。(1人の巡礼者につき20人の縁者が集まるそうだ。)また、巡礼者に仕えるのは良いとされているため、彼らの便宜をはかるボランティアの人達も集まる。そのため、キャンプでは1日で4000人の巡礼者達の面倒をみているそうだ。2週間行われるキャンプの間、合計15万人の人がここに来るそうだ。
ここで、クルアーンや、エヘラーム(巡礼用の衣服)、数珠、ハッジガイドブック、旅行グッズ、ヒジャーブなどを買うことも出来る。
クッドゥース・サーヒブは絨毯も真新しい代々木モスク並みのモスクだ。女性用の礼拝所を見学させてもらったが、大変結構なものだった。ちなみにモスクを案内してくれたのは、有名な建築会社プレステージ・グループのロゴの入ったシャツを着た者達だった。クッドゥース・サーヒブの建物とプレステージ・グループは関係があるのだろうか。
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ハズラト・ピール・ハイダル・シャーカードリー
ジャヤマハル・ロードを北方向に歩き、ファン・ワールド(遊園地)に突き当たったら左に折れると、左手にハズラト・ピール・ハイダル・シャー・カードリーが見えてくるだろう。
ここはピンクとミントグリーンを用いた、南インドらしい色使いのダルガーだ。中は清潔に保たれ、お香の良い匂いが漂っていた。また、敷地内には独立した建物はないものの、複数の聖者のダルガーもあった。
さまざまなコミュニティの人がここを参拝しているそうだ。ここのダルガーの前でオートを捕まえようとしたら、オートの運転手はヒンドゥーであるにも関わらず、ダルガーに向かって熱心にお祈りをしており、声をかけるのを躊躇してしまった。
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クッドゥース・サーヒブ墓地
ナンディードゥルグ通りの両脇に広がっているのはムスリム用の墓地。1日平均5人がここに葬られているのだそうだ。最初、この中に聖者廟があると思っていたので中に入ろうとしたら「女性立ち入り禁止!」と言われてしまった。
クッドゥース・サーヒブのモスクで聞いた話によると、モスクを建設したクッドゥース・サーヒブという人物もここに葬られているらしい。
ジャヤマハル公園
ここはバンガロールにある公園の中でも古い公園だそうだ。なぜか象の像、鹿の像など、像がところ狭しと並べられていた。また、箱庭のようなものもあってミニチュアの象達が群れを成して歩いていたりした。ここの公園を1周するとちょうど1キロになるそうだ。ということで、地元住人が散歩したり、子供を連れて休日のひとときを楽しんでいた。
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ナンディードゥルグロードはバンガロールパレスからも、ほど近いところに位置している。バンガロールパレスを見学してから、ジャヤマハルパレスでお茶を飲んで休憩して散歩すれば、ちょっと変わったバンガロール散歩コースとなり得よう。

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2 Responses to ナンディードゥルグロードを行く

  1. タベブイア・インペティギノーサ、そちらでも咲いてるんですね。デリー近郊でも咲いてます。満開の様子は桜みたいでとても綺麗ですよね。

  2. ケヘカシャーン says:

    あ、そうです!タベブイアです。
    これが並木道みたいになっている所があって、非常に綺麗です。

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