マンガロール結婚式旅行

昨日の朝、マンガロールから帰ってきた。ディヴィヤちゃんの結婚式に出席してきたのだ。
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彼女の結婚式は日曜日の午後6時15分から聖セバスチャン教会で行われた。ちょうどその直前にミサが行われており、教会内は熱気でムンムンしていた。
結婚式は時間どおりに始まった。花嫁と花婿は、駐車場に停めてあった車の中から6時15分キッカリに出てきて、親類縁者等に周りを取り囲まれながら教会の入口の前に立った。入口を塞ぐようにして立っていた神父2人は何かをつぶやくと新郎新婦の頭の上に真鍮の入れ物に入った香水を振り掛けた。新郎新婦はそれを有難そうに頭になすりつけ、教会の中に入った。参列者はその後に続いて教会に入った。実は私は『もう会場に入って席に座っちゃおうかなぁ』と心の中で考えていた。だから『先に会場に入って恥ずかしい思いをしなくて良かった!』とホッとした。
花嫁であるディヴィヤちゃんは、オーダーメイドの白いウェディングドレスを着てベールを被り、白い手袋も装着していた。花婿の方は黒いスーツに赤いネクタイ姿。婚約式と大して変わらない格好だった。
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教会の中で神父による説教が始まった。
12月に行われた婚約式では説教が英語でも行われたのだが、今回はコーンカニーのみで行われたので、私には意味がちんぷんかんぷんだった。とは言え、それぞれの説教はさほど長くなく、すぐに賛美歌が挿入されたので退屈はしなかった。説教かと思ったら、いきなり賛美歌が挿入される。かと思うと、台詞が入る。すかさず歌が挿入される。そのような説教のペースに参列者はちゃんと付いていっていた。『よく歌詞を覚えているものだなぁ』と異教徒の私は感心した。
お祈りを捧げる時、一見ヒンドゥー教徒に見えるオレンジ色のサーリーを着たおばちゃんも膝をついて手を合わせてお祈りを捧げていた。
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やがて「アナタハ、富メル時モ貧シイ時モ…永久ニ相手ヲ愛スルコトヲ誓イマスカ?」の瞬間がやってきた。司会の人が花嫁と花婿にマイクを突きつけたため、誓いの言葉は親類縁者一同の間に響き渡ったのであった。花嫁のベールは花婿によって持ち上げられた。
花嫁と花婿は金色のトレイに何かを載せて会場をひとまわりした。神父達は会場の真ん中に歩み出てきて聖餅を配り始めた。参列者は聖餅を神父から貰うために2列に並んだ。私達も周りに倣って聖餅を貰おうとした。ところが順番が廻ってきた時、神父に『あなたはカトリックですか?』と聞かれ、『イイエ』と答えたら頭を撫でられただけで聖餅はもらえなかった。聖餅の意味を理解していない異教徒は貰えないものらしい。
儀式は1時間で終わった。
次に、パーティー・ホールで披露宴が行われた。誰かが会場の皆にソーンフを配っていると思ったら、それは発泡スチロールの粒だった。それを入場してきた花嫁と花婿に向かって投げなければいけなかったのだが、何しろ軽い発泡スチロールなため、投げ甲斐というものがなく、粒はあえなく私の1メートル先で地面に落ちた。
披露宴でも再び神父による説教があった。その後、小さなグラスに入れられた甘そうなワインとプラム・ケーキが配られた。新郎新婦は3段重ねになったケーキをカットをした。
ところで、今ディヴィヤちゃんとその旦那は今、インフォシスのマンガロール支社で働いている。ディヴィヤちゃんはもともと私達が働いているギャラクシー社(仮名)に所属していたのだが、結婚が決まってからインフォシスのマンガロール支社にUターン転職したのだった。ディヴィヤちゃんの親戚にとって、2人がインフォシスで働いていることは名誉らしく、司会者や神父は盛んにインフォシスの名を口にしていた。
司会者は、祝電を読んだ後、
「では、インフォシスの同僚の皆さんからお祝いの言葉を貰いたいと思います。前へどうぞー!」
と言った。
             ・・・シーン。
誰も前へ出て来なかった。ディヴィヤちゃんの従姉妹は待ちかねて立ち上がり、キョロキョロした。だが、待てども暮らせどもインフォシスの同僚は前に出てこなかった。
これは仮説だが、多分2人はインフォシスでべったりくっついて行動しており、転職して以来、友達らしい友達を作っていないのではないか・・・?
その頃、私達はと言えば
『ギャラクシー社の友人は呼ばれないのかい。チェーッ』
とくさっていた。
すっかり盛り下がった会場をムリヤリ盛り上げるかのようにディヴィヤちゃんの従妹と従弟が前に出てきてスウィング・ダンスを踊り始めた。どこで覚えたのか知らないが、かなり練習し尽くしている踊りっぷりであった。マンガロールで社交ダンスクラスがあるのかもしれない?
伴奏を勤めたのは、普段は医者をしている人達のバンドだった。懐メロを次々と聞かせてくれた。
スウィング・ダンスの後、新郎新婦がチーク・ダンスを披露した。クリスチャンの花嫁花婿ともなると、チーク・ダンスのひとつも踊れなければいけないのだろうか・・・。
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この後、花嫁はお色直しをした。今度は頭にジャスミンの花をたくさん載せてサーリーで現われた。カーンチープラムにわざわざ行って買ってきたサーリーだ。クリスチャンとは言えどサーリーは結婚式では重要らしい。このあたりはやっぱりインド人だ。
写真撮影を行った。『1グループ、3分でお願いします』と、カメラマンが妙にせかしてきた。結局、元同僚だけでは写真を撮らせてくれず誰か知らない人と一緒に写真を撮られてしまった。時間通りに始まったり、2列に並んだり、写真撮影をテキパキと進めていたことには感心である。さすがマンガロール。
ごはんはノンヴェジのオンパレード。
こってりしたフライド・チキン、ポーク・カレー、マトン・カレー等を、素麺を丸く固めたようなイドリで食べた。シメとしてマンガロールやケーララでたべれれる赤い麦みたいな米にビートルートのカレーやラッサムをかけて食べた。デザートはマンガロール名物のIdealのアイスリーム。濃厚で美味しかった。
ところで、食事が始まる前に、
「エスキューズミー・マダム」
と呼びとめられた。見るとスーツを着た係員風情の人が指でちょっとすみませんというジェスチャーを見せてきていた。何だろうと思って後をついて行ってみると、そこにはケータリングの人がぞろりと並んでいた。どうやら写真を私に撮ってもらいたかったらしい。仕方なく撮った写真がこれ。Jojoケータリングの皆さんである。
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