カンナディガの名誉とIT企業荒らし事件

世にも妙な事件がバンガロールのIT企業で起きた。
2008年3月3日、カンナダ・アクティヴィストのカルナータカ・ラクシャナー・ヴェーディケがインド中堅IT企業の某S社のキャンパスに入り、サーバ・ルームなどを荒らし回ったのだ。
一体、S社はカンナダ・アクティヴィストの逆鱗に触れるようなどんなことをしでかしたのであろうか?原因はS社のカナダ人社員リー氏という人物にあった。
リー氏はカンナディガの女性社員にちょっかいを出していたようである。女性社員は警告したが、リー氏はそれでも嫌がらせをやめようとしなかった。そこで2ヶ月前のある日、彼女は人前でリー氏に平手打ちを喰らわせたそうだ。
人前で恥をかかされたリー氏は、嫌がらせを止めるどころか、カンナディガの名誉を毀損するようなポエムを書いてカンナディガではない同僚にメールで転送し、毎日歌うように強要したとのことである。彼女は「カンナダ・アクティヴィストに言いつけてやる」と警告したそうだが、彼は却って嫌がらせを強化し、彼女を目にするたびに2、3人の北インド出身の同僚と共にその自作ポエムを歌っていたとのことである。
その歌を携帯で録画して、私営カンナダ語チャンネルか、カンナダアクティヴィストに送りつけた者がいた。カンナディガを侮辱するポエムの存在はカンナダ・アクティヴィストの知るところとなった。
3月3日正午、25人から30人のアクティヴィストがスローガンを叫びながらバンガロールに点在するS社の敷地に侵入した。会社はただちに社員に非難命令を出したそうだ。それを良いことに、アクティヴィストは施設を破壊したり社内を荒らし廻った。会社は警察に通報、すぐに警官が駆けつけてきて自体は収束したらしいが、仕事をするどころではなくなり会社は午後からお開きになったそうだ。
S社は当カナダ人社員を即日解雇し、実態を調査中だという。また、S社はカルナータカの人や文化には敬意を払っており、今回の彼の誤った個人行動には関与していないと説明している。
それにしても、何だかなぁという報道である。人をけなすポエムを作って皆で歌うだなんて、何歳児がすることだろう?以前、テレビ局が意図的に捏造された情報を流したために、情報に踊らされた人々がデリーの教師にリンチを加えるという事件が起こったが、今回もこの手の事件なのではないかと私は怪しんでいる。
さきほどS社にいるインド人の友人から電話がかかってきたので会社の様子を尋ねたら
「私も何が起こったんだか、本当のところはよく分からないんです。でも、もう通常通り仕事をしていますよ。ただ、私は北インド人だからアタックされそうでちょっと怖いですね」
と言っていた。
そのカナダ人が実在したにせよ、カナダとカンナダは語感が似ているので、けなしたりせずに仲良くすれば良いのに、というのがお茶の間にいる私の感想である。
あと、サーバを破壊するのだけは、勘弁してもらいたいですね・・・。
参考:
http://www.thehindu.com/2008/03/04/stories/2008030458010300.htm

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7 Responses to カンナディガの名誉とIT企業荒らし事件

  1. SR says:

    正直 Kannadigaがそこまでやらないと、そとから来ている人たちはやりたい程とやっていることは事実です。
    デリー、Chennai,Kolkataなどの都市では現地の言葉ができないと生活・仕事がまったくできない。バンガロールでは、外から来た人たちはありふれている。
    最初は「専門的知識」を持つ人を雇うという理由があったが、今はほぼ9割は外の人たちに仕事をしているのが事実です。仕事をし、儲けまくっている癖にも関わらず、地元の文化・言語を馬鹿にしている人が多いです。
    あるIT企業ではKannada語で喋ると忠告されると友人から聞いています。
    Karnataka州でKannada語が主流であるべきです。だれもデリーやコルコッタでKannada語を主に使ってといっていませんよ。
    c

  2. kahkashaan says:

    私のまわりにはバンガロールに来て8年以上経つオリッサの人やベンガルの人がいましたが、カンナダ語がさっぱり分からないと言っていました。ヒンディー語と英語で用が足りてしまうので、必要と感じていなかったようでした。
    最近はカンナダアクティビストの活動やメディア、州政府によるイベントのおかげか、カンナダ語学習熱が徐々に高まっているようです。某大手IT企業ではカンナダ語クラスが行われているそうですし、私の住んでいるアパートの住人たちも有志が集まって付近の小学校でカンナダ語クラスを受講しています。
    カンナダ語を知っているよそ者があまりにも少ないせいか、今のところカンナダ語のフレーズをちょっと口にしただけで、とても喜んで貰えるという実態があります。オートリクシャーのオヤジさんも「トゥンバ・サントーシャ」と言われたことがあるし、バスの車掌さんにもカンナダ語を勉強してくれてタンキューと言われました。 
    これからカンナダ語を喋る人が増えるとなると、カンナダ語を口にしてもあまりびっくりされず、オートのオヤジさんに感謝されるということもなくなるのかもしれません??

  3. SR says:

    そとから来た人はそういうのは単なる言い訳と思いますね。
    八百屋さん、クーリングやさんなどは英語・ヒンディ語はできない。もちろん現地の大昔から住んでいる市民はKannada, Telugu and Tamilのなかでひとつや二つの言語ができる人が多いです。ちなみに私の母語はテルぐ語ですが自分のことをKannadigaと思っています。
    バンガロール・周辺は村人も、昔のバンガロールの人も多くはテルぐの人がいます。大昔からそこで住んでいる人です。ちょっと50Kmもでたらタミルナード、アンドラのBorderにぶつかりますね。Hosurも実はカンナダ語・テルぐ語がの人が主流派でした。住民の意図ではカルナータカ州(当時はMYSORE州)のものになるべきでした。
    一人の政治家の”いたずら”でタミル・ナードのもの担ってしまいました。
    今はタミルの人も大勢います。
    単なる態度の問題です。強制的に英語・ヒンディ語を使っているのは事実ですよ。
    OrissaやWest Bengalで現地の言葉以外で話しかけてごらん。
    外国人であるあなたは少しでもカンナダ語で喋ってくれたらカンナディガの人はもちろん大喜びます。
    いち早く、厳しい政策を採らざるを得ない。
    カルナータカ州で就職するためにカンナダ語は必要です。それはインド憲法の上にもある法律です。これはカルナータカだけではなく他の州もそうなっています。そうすることによって現地の人の権利・文化・言語を守ることができるからです。
    これからKannada Kendraが増えるように努力します。
    バローナ。なますカーら。

  4. kahkashaan says:

    ナマスカーラ。
    ホスールが1人の政治家のせいでタミル・ナードゥになってしまったとは知りませんでした。
    今のところカンナダ語を習える所があまりないのでKannada Kendraが増えるといいですね。さしずめカンナダ FMラジオを聴いてがんばります。
    それではまた。

  5. SR says:

    ナマスカーら。
    外からといったのはインド国内カルナータカの外からと意味です。外国の方であるあなたはカンナダ語勉強しますということを周りの連中が、特にベンガーりや北インド人は見習うべきだと思います。
    このポルタールサイトの英語版の担当者のベンガーりはいち早く態度を改め、現地の文化・言語を身につけて方が良いと思います。
    特にIT企業によってカルナータカ州や地元の人々に利益は非常に少ない。農家をだまし、安く農地を手に入れているIT企業は7割です。
    交通渋滞はヒトが多く外からきて、ルールなどまったく守らないからだと思います。
    道路整備の費用はIT企業はどれぐらい払っているのかな。
    特にデリー、や北インドからヒトたちによって非常に迷惑しています。昔は11時までも12時までも外で散歩が出きたなのに、。今は夜は外でるのは非常に危ないですね。
    昔は現地の若者は少しスタイルのためスピードを出していたぐらい。
    州政府は現地のヒトでないと就職につくことができないようにしないといけないねと思います。
    西ベンガール、Haryana, Bihar, Uttarpradesh, Orissaに投資してもらって、ベンガーりや北インド人が行けばいいと思いますよ。
    IT企業をそのうちそのうち追い出す可能性もある。現地のヒトに何の意味も利益もない。負担です。
     

  6. SR says:

    そうね。書き忘れた。インド国内から来ている人たちにはカンナダ語を身につけるのがそんなに難しくはありません。
    態度の問題です。
    確かにカンナダ学習のために授業はそんなにないかも知れません。
    近所に住んでいるヒトと交流すれば、カンナダ語は自然に身につきます。
    バンガロールに来てHindi語で話しかけるのは許せない。
    Hindi語はインドの国語というのは大きな嘘です。
    実際は、インドの国語のひとつです。
    カンナダ語、テルぐ語、タミル語などは全部国語です。
    これは憲法に明確に記しています。
    カルナータカ州ではカンナダ語は公用語、国語です。
    Vandanegalu

  7. kahkashaan says:

    ナマスカーラ
    SRさんの影響で、本日は街中ではカンナダ語のみを使用してみました。いくら?と聞けるけれど帰ってきた答えの数字が分からず、更なる修行の必要性を感じた次第です。
    IT企業では恐らくカンナディガのための採用枠があると思いますよ。うちの会社の中枢部分(経理、総務、秘書、情報システム部)はほとんどカンナディガが占めています。
    地元に雇用の機会があったら、人々は例えカレッジに通うためにバンガロールに来たとしても生まれ故郷に戻って仕事をするのではないでしょうか?最近も知り合いがマンガロールのインフォシスにUターン就職していきました。企業の分散によりバンガロールの負担が減るといいですね

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