ジャパン・ハッバの2日目が8月21日(火)に開催された。
私は去年に引き続き、漢字メヘンディーのブースを出した。案の定、インド人の子供達の溜まり場となり、肌理の細かいお子様達の手に和柄+漢字のメヘンディーを塗りまくった。子供達は色が付くまでが待ちきれないらしく、すぐにメヘンディーのペーストを洗い流しては
「色が付かなかったよ。」
と言って再度、塗りにきていた。特にリシ・グルクラムという全寮制の学校出身の生徒さんは1人あたり3、4回塗りに来ていて、オバチャンは疲れてしまった。
リシ・グルクラムの校長先生にも塗ってあげた。塗ってあげている間、
「日本にはヴェジタリアンはいないの?」
「海草なんか食べて有毒じゃないの?」
などと訊かれたので色々な話をした。
「日本人はデフォルトでノンヴェジなんですよ。だからインドの食品についているノンヴェジ・マークは日本の国旗そっくりでしょう」
と言ったが、いつもは通じる冗談がこの人には通じなかった。
教養のありそうなインド人女性だったのだが、メヘンディーのことはあまり知らないようで
「どのくらい経ってから洗い流せば良いの?」
と聞いてきた。インド人だったら、長くおけばおくほど濃い色がつくことを知っていそうなのだが、やはりここは南インドだからだろうか?
男性もブースにやってきた。どこかの新聞社のカメラマンさんにも塗ってあげた。あるオヤジさんはブースの前を通り過ぎながら
「それはパーマネントじゃないのかい?オレのはパーマネントだぜ」
と言って自分の手のひらにカンナダ語で彫った刺青を見せてきた。恐れ入りました。
和柄は、「かまわぬ」の手拭いの柄を参考に金魚、狸、犬張子、雀、河豚、蟹、兜、亀、鯨、狐の嫁入り、招き猫、龍、雲、蝶、鶴、貝の模様を用意していったのだが、どれも一度はお客さんに指定してもらえることが出来た。不評だったのは達磨と三猿(見ざる聞かざる言わざる)の柄。説教くさいのはイヤだったのか?それともどうせだからインドとは繋がりのないものを塗ってもらいたかったのかな?
↑当日、tomatoさんと雲ちゃんがブースに来てくださいました。可愛いおててに兎。
http://indo.to/kahkasaan
kahkashaan
インド・パキスタンキチガイです。 実家は稲作農家です。観光立国JAPANを応援しています。 実験・イタズラ・言葉遊びが好きです。-
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当地のサウナへ行きますと、時々、刺青をしている中国人男性を発見します。日本のように「刺青お断り」の看板はありませんので、社会的には案外認知されているのだろうかと。笑 中国朝鮮族の女性の場合、眉や唇に刺青して着色してしまう人が少なからずおり、レーザーで消すこともできると聞きますから恐れ入ります。インドでは、メヘンディーがあるから今さら刺青なんか興味がないのでしょうか、それともメヘンディから一歩踏み込んで刺青へと走ってしまうのかしらん。
こちらは肉体労働しているような女性は結構多くの人が腕に模様や文字を刺青していますよ。どういう模様なのだかは分かりませんが。
かく言う日本人も3世紀くらいには「魏志倭人伝」によると、男は皆顔やら体やらに彫っていたみたいですね。
hehe
労働者とか関係なく30や40年前まで村にいる人はマークしていたひとが多い。
理由はマークしているところはつぼがあるからといわれている。Tattoはここから来ていますよ。詳しいことは後ほど
なるほど村ではマークしていたのですね。ひじの裏側(?)に菱形の刺青をしている人が多いように思われますが、あそこにつぼがあったんでしょうか。