インドの歴史教科書、カンナダ語へ

かなり前の話だが、4月27日付けのインディアン・エクスプレスに表題のような記事が載っていた。曰く、これまでカンナダ・ミディアム(カンナダ語で教えられること)の学校では歴史の授業は英語で書かれた教科書に頼るしかなかったが、このたびついにカンナダ語に翻訳された教科書が出来たらしい。ヴェーダの時代から独立運動までの内容が25巻におさめられているとのこと。
この本のもとになった教科書は1976年にバーラティヤ・ヴィディヤー・バワンから刊行された「インドの人々の歴史と文化」という11巻の本。カンナダ語版の出版にあたっては歴史やカンナダ語に造詣の深い60人の学者が関わった。翻訳は元司法長官、そしてバーラティヤ・ヴィディヤー・バワンの元会長であった司法官E.S.ヴェンカタラマイアーによる。翻訳を開始したのは1996年。完成までに10年かかったわけである。
もともと英語で書かれていたオリジナルの11巻の本。この本自体もはインド人達によって32年かけて作られたものだったらしい。
「それまでの歴史の本は英国の支配者に同情的だった。しかし、バーラティヤ・ヴィディヤー・バワンの創設者であるクラパティ K.M.ムンシーのおかげで、バイアスのない記述に修正された。」
とはバーラティヤ・ヴィディヤー・バワンのディレクター、HNスレーシュ氏の言葉。
K.M.ムンシーが先陣をきって1944年にはじめたこのプロジェクトは、1976年に終了した。この時は100人の名歴史研究家が携わったらしい。
そんな歴史教科書のカンナダ語版は1、2巻が100ルピーで、それ以降は150ルピーで手にはいるとか。安い!

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