ミニアチュール用の紙を作る

昨日はひさびさのミニアチュール講習会の日だった。会場が見つからなかったので、今回は特別、西葛西の我が家にご参集いただいた。
メンバーは、Shaheenさん、あぷさらダンサーのさちさんとゆきさんである。先生は、いつものとおりNational College of Arts Lahore 出身のムスタファ・ファルークさん。(ご本人は油絵コース卒だが、弟さんがミニアチュールを卒業している。)
これまで鉛筆画スィヤー・カラム(سیاہ قلم )と、半透明の絵ニーム・ラング(نیم رنگ)の描き方を教わってきた。今回はついに、お土産ミニアチュールのような不透明の顔料で描いた絵、ガド・ラング(?)に入る予定だった。
しかし、早速暗雲が立ち込めた。ファルーク先生が、以前私達に紙、ワスリー(وصلی)を渡したものと思い込んでおり、紙を全然準備してこなかったのだ。無ければ無いで、文具屋で調達すれば良いのかと思いきや、ファルーク先生は
「ワスリーじゃなきゃ駄目なんです。ワスリーは、作るのに6時間はかかるんです。」
と言う。
仕方ないから、本日は皆でワスリーの作り方を習得することにした。材料は、100円ショップで買った画用紙、小麦粉(میدہ)、木綿のハンカチである。
まず小麦粉を200g、水を3カップくらい鍋に入れてグツグツ煮込んだ。
「ダマが消えるまで、2時間は煮込むんですよ」
と、ファルーク先生。鍋に入れる前にふるいにかけたら短時間で済んだのではないかと思ったが、先生は否、と言う。木杓子でかき混ぜて粘り気が出てくるまで時間をかけて煮る必要があるそうだ。代わりばんこで鍋をかき混ぜること1時間半。ヤマト糊のようになった小麦のペーストを火からおろし、固形物を取り除くために木綿の布で漉した。
その時、先生が
「ここ、使っていいですか?」
と言って、いきなりフローリングの床に水を撒き散らしはじめた。エエーッ!
更に、小麦ペーストを少量手にとって床に塗り始めた。祖国パキスタンでは大理石の床を使ってワスリーを作っているところ、仕方ないので我が家の床で作ろうと言うのだった。
先生は水で濡らした1枚目の画用紙をペッタリと床に置いた。そして、紙に水と小麦ペーストを薄く塗った後、手の腹で空気が入らないようにV字型に擦りながら、用心深く2枚目の画用紙を重ねた。
20050621-miniature.JPG
↑目にも留まらぬ速さで紙をV字に擦る先生。
合計で3枚の画用紙を重ねた。最後にリボン状に切った紙でフチ取りをして留めて準備完了だ。乾いたらカッターで床から剥がし、ガラス製のボール状のもので、紙がテカテカに光るまで縦と横方向から擦るように言われている。だが、乾くまではしばらくこのままの状態で我慢しなければならない。
・・・小麦粉とは言え、ちゃんと綺麗に剥がれてくれるのかしら。
20050621-miniature02.JPG
ちょっとブルー。フゥ

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6 Responses to ミニアチュール用の紙を作る

  1. ina says:

    おひさしぶりでございます。
    ずいぶん手間がかかるものなのですね。画材屋で売ってるわけでもないし、大変ですね。
    床のほうは無事でしたでしょうか。
    Shaheenともお知り合いだったのですね。私は一昨年の飛鳥山での花見で会ったのが最後だったような。

  2. kahkashaan says:

    ワスリーはビリビリになり・・・床にこびりついた紙の破片は美しくなく・・・散々でした。トホホ
    Shaheenさんとは学生時代からおつきあいしてもらってます。

  3. ina says:

    ワスリー残念でしたね…本来はどこに張り付けておくものなのでしょうね。
    よく見たら、Shaheenなんて呼び捨てにしてしまっていた…失礼。なるほど、学生時代からのおつきあいでしたか。元気そうでなによりです。

  4. アッサラーム ムアライクム
    先日はインド人学校の件、ありがとうございました。
    私もこのワスリーはいったいどうなってしまったのかしら?と思いたずねてみましたら…あらあらやはり惨憺たる結果だったのですね?
    ところで、こちらのinaさんのHP飛んでみましたところ、ベンガル家庭料理が満載!
    思わずうれしくなってしましまいました♪

  5. RiE says:

    サラーム☆
    サイトにアクセスできないけど
    大丈夫っすか?

  6. kahkashaan says:

    ワレイクム アッサラーム☆
    引越しに伴い、今まで使用していたプロバイダを解約してしまったので「みんなのヘンナ」をしばらく閉鎖してます。声かけてくださり、ありがとうございました。

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