ミラン2005 〜名古屋(2)

パキスタン人密集エリア金山
名古屋から列車で3分の金山駅周辺はパキスタン人との遭遇率が最も高いスポットらしい。なにしろ金山駅付近だけでもハラールフード(イスラーム法的に合法な食品)の店が3件もあるというのだから異常である。幸いにして、ここらへんの事情に詳しいラジューさんに直々に案内していただけることになった。読者の皆さんにも、このスパイス臭さを感じていただけたらと思う。
お人好しのハラール食品店
最初に訪れたのは駅から歩いて2、3分の所にあるサイヤド・ブラザーズ・ハラールフーズ(名古屋市中区金山1-15-14-805)。ラジューさんは週に何度かここに立ち寄り、お店のスナックをつまみながらマンゴージュースで喉をうるおしているとのこと。彼女が店のオヤジさんに軽く挨拶してずんずん中に入っていくのに倣い、私たちも靴を脱いでお邪魔した。
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この店は普通のマンションの一室を店にしたところ。部屋の壁を埋め尽くす棚にはスパイス・ミックス、芥子菜オイル、缶詰やスナックがギッシリ。今までお目にかかったことのないようなバケツ大の業務用アチャールがあったりして眺めていると楽しい。しかも柔らかなカーペットが敷かれた店内に靴を脱いで上がるせいか、アットホームな感じがしてどことなく気持ちが落ち着く。
店番をしていたのはドーティーを着用しているデリー出身のムスリムの男性。ラジューさんのリクエストに応じて、クミンを煮出して砂糖を入れたカハワ風味ドリンクを出してくれた。それがオヤジさんの得意技らしかったが、それだけではお粗末に感じたのか、お店の商品であるスナックやマンゴージュースも薦めてくれた。
彼は女性が3人も来て戸惑ったらしく口数が少なかった。でも、聞くところによると、もとから大人しい気質らしい。その証拠に、レストランにスパイスを売っても、あまりにも大人しい彼だから売掛金が回収できないでいるんだとか。オヤジさん、しっかりしなきゃっ!!
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・・・とは言いつつ、オヤジさんが何も言わないのをいいことに、冷蔵庫や冷凍庫をバタンバタン開けてチェックする私たち。そうしたら、こんなにいっぱい、いつはけるんだろうかと思うくらいのミターイーを発見した。近々、お祭りや結婚式でも控えているんですか?
ここはハラールのコンビニだ!
次に向かったのは駅からちょっと歩いた場所にある店「インターナショナル・ハラールフーズストアー」。(名古屋市熱田区波寄町7−21)
この手の店にしては珍しく、1階に店を構えていた。透明な2枚扉を押して入るという、公共施設によくありそうな入口をしているので、買い物カートを押したおばあちゃんや、子供らがフラリと入ってしまってもおかしくなさそうである。
入ってまず驚いたのは、その広さ。イギリスのハラールフードのスーパーマーケット・・・とまではいかないが、確実にそれを彷彿とさせてくれた。そしてレジの隣には缶ジュースの保温機が。スーパーマーケットとまではいかないのなら、コンビニくらいの称号を与えてもよさそうだ。チンしたら食べられるカレーの缶詰や冷凍ナーン、パラーターがあることだし。
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(↑これはあくまで店の一部分。)
このお店は色々なメーカーの印パ食材をそろえている他、タイ・インドネシアの食品や映画DVDも扱っている。日本の食品も扱っているが、なぜか昭和を思わせる古風なデザインのものばかり。(でも製造年月日はちゃんと平成だ!)ザファルさんがポケットから取り出して、私たちにくれた飴も「まだ製造していたのか〜!」とびっくりするくらい懐かしい飴だった。この点、非常に謎である。
DVDも山ほど扱っている。しかも神戸よりも1本あたり300円安い、800円。『Swades』はなかったが『Raincoat』を発見したのでそこそこ新しいものを入荷していると言えよう。
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もう1件あるハラールフードの店は、同じような感じだということで廻らなかった。それにしても、名古屋のハラールフードの店には本当に「アルファラー・スーパーマーケット」とか「シャーリーマール」などの名前がなくて、ただハラールフーズなのだなぁ!
カシミールへ
その後、ハラールの料理を出すパキスタン・インド料理の店「カシミール」(名古屋市中区金山2丁目1−1コンフォート金山B1)に行った。
ディナータイムのインド料理レストランは普通、カレー1種類を頼むと1000円くらいするものだが、ここは500円〜600円と安い。そのせいもあって、インド人もこの店が大好きなようである。
味は、よくあるクリーミーなカレーだったが、食べ進めていくとクミンを炒った香りが凝縮しているゾーンにぶちあたったり、コリアンダーの味が凝縮しているゾーンにぶちあたったり、非常にスリリングな体験をした。特別おいしいわけではないが、クセになりそうな感じである。
店員はネパール人とパキスタン人が中心。顔見知りのラジューさんのところに来ては、「Kisnaはいいよ」「あれはGadar 以来の傑作だ」「変な人連れてきた」と一言づつ話しかけては去っていくのが面白かった。
金山はもともと外国人が多いエリアとあって、レストランの客にも外国人が多かった。その中で、角っこで何か相談めいたことをしている集団を発見。見るからにパキスタン人である。中古車の相談でもしているのかなと思って、横目で見るだけにしていたのだが、ラジューさんが写真を撮るようにすすめてくる。金山でパキスタン人を目撃した証拠になるか、と思い
「失礼ッッ!」
と、1枚激写してきた。彼らの間に流れているビミョウな空気を感じ、内心ヒヤヒヤした・・・
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2 Responses to ミラン2005 〜名古屋(2)

  1. すずき・ラジュー・けいこ says:

    おお!
    アフマドおじさん、インターネットでビューです!
    明日にでも、店のパソコンを勝手に立ち上げて、
    このブログを見せてあげることにしマス!
    名古屋にあるハラールのお店、私は7つ知っていますが、やはりどこうも「ハラール・フーズ」のようです。
    名刺なんかを見ると、じつはこっそり名前があったりするようですが。
    写真をとるの、内心ヒヤヒヤだったのですね!
    そんなことも知らず「さすがケヘさん!頼もしい…」
    なんて思っていました。うふふ。

  2. ケヘカシャーン says:

    店にパソコンあったんですか。意外!
    代金踏み倒そうとしているレストランに電話はつながりましたかー?アフマドさん、ガンバ!
    このパキスタン人の写真をよく拡大して見ると、奥の2人はホクホク顔ですが、手前は苦虫を噛み潰したような顔なんですよね。商談は奥の2人に都合よく進んだのかな?

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