バングラー・キング@葛西

マフラーをマンガに出てくる虫歯患者のように、頭にひと巻きすると、インド風になる。
ビル風吹き荒れる西新宿を、ドゥパッターを頭にひと巻きして歩いていたアンダマン諸島のオバチャン達に、
「どうして、そんな巻き方するの?」
と尋ねたら
「こうやって巻くと、あったかいんだワイ」
と答えが帰ってきたっけ。
今はただ、ただ彼女達の無事を祈るばかりである。
        ○          ○          ○
12月31日、江戸川インド人会(ICE)の間で年越し『バングラー・ナイト』が行われた。
バングラーとはビートのきいた音楽にのせて踊るパンジャーブ地方の踊り。最近は格闘技の試合でタイ人が登場曲にバングラー・ミュージックを使用しているのを聞く。また『あるある大事典』で『ベッカムに恋して』のサントラに納められていたバングラーがBGMとして使われているのを聞く。だから知らず知らずのうちにバングラーが耳なじみになっている日本人もいるのではないか・・・??
今までポツポツと『バングラー・ナイト』は日本人の間で行われていて、私も参加したことがある。だが、私は日本人同士でバングラーを踊っていて、迷いを捨てきれなかった。一方、今回のものはインド人のインド人による『バングラー・ナイト』である。ホンモノのバングラー・ダンスを踊るインド人に混じって踊るのは楽しいに違いない。というわけで『バングラー・ナイト』開催のお知らせを受け取って、胸が躍った。
・・・だが、私は今回参加を見送った。以下の内容は、インド人から聞いた話をもとにまとめたものである。
バングラー・ナイトのお知らせの後に、スマトラ沖地震・津波が起こった。開催が危ぶまれたが、災害が起こる前からチケット※を既に販売してしまったので催しは決行されることとなった。
※チケットはカップルで\4,500、1人\2,500、12歳以下の子供1人
\1,200、5歳以下は無料だった。
会場は、ホテル・サンパティオにあるイタリアン・レストラン『サンヴィル』。参加したのは、北インド系の人達40名前後と、日本人の男女5、6人。バングラーを踊るムードではなかったのか、それともバングラーは好かないのか南インド系の人達はいなかった。
会場がイタリアン・レストランとは言え、江戸川インド人会会長の所有するお店である。シッカリとインド料理のご馳走が出された。メニューはチャナー・マサラ、ヴェジ・プラーオ、ラーイタ、パーパル、パープリー・チャット、ミックス・パコーラー、サモーサー、オニオン・サラダ、グラーブ・ジャーマン、ラッスィー、チャーエなど。
音楽は、ダレール・メヘンディーのような生粋のパンジャービー音楽ではなく、参加者各自が持ち寄ったボリウッド映画のダンス・ナンバーが流された。ますます楽しそうではないか!
大人達は我が子がバングラーを踊る姿を見るのを楽しみにしていたらしいが、誰かが近ごろの子供達を虜にしてやまない『甲虫王者ムシキング』のカードゲームを持ってきたため、それに子供達が集まってしまい、踊った子供はいなかったらしい。
バングラー・ナイトは20:30から開始し、0:30まで続いた。ドンチャン騒ぎが行われているその間、レストランの窓ガラスから中の様子を覗いた日本人がビックリ仰天しながら通りすぎて行ったらしい。
次回の開催予定は未定。ホーリーとも言われているが・・・?

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2 Responses to バングラー・キング@葛西

  1. ghalib says:

    パープリー・チャット → 〜チェート(caaT)
    グラーブ・ジャーマン → 〜ジャームン

  2. ghalib says:

    失礼。「チャート」の打ち間違いです。
    教室でも「ジャームン」と教えました。
    もちろん「ジャーマン」の発音もありますが、標準語での発音を採用したいですね。
    細かいことばかりですみません。

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