ハンサ鳥を焼く 陶芸教室

先月、池袋にある陶芸教室で陶芸体験をして来た。
体験とは言っても、すでに捏ねてある粘土で成形するだけの2時間コース。焼いたり釉薬をかける工程は全て教室の人任せであり、体験者は出来上がったものが数週間後に送られてくるのを待てば良い仕組みになっている。
陶芸と言えばロクロのイメージが強いが、今回はロクロでもなく、手びねりでもない成形方法をとった。まず、与えられた粘土のボールを台に打ち付けて底を安定させる。その後、親指でボールの天辺を凹ませ、その穴を周りへ、周りへと広げて行く。広げ具合に満足したら、デコボコになった底を水で濡らしたスポンジで撫でて平らにする。無理に広げてヒビが入った器の淵は、鹿の皮を水に塗らしたもので撫でて滑らかに処理する。
そうして出来たのが1個目の器。釉薬は教室の特製ブレンドを指定。底にサインが入った一点モノだ。
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「何に使うの?」とよく訊かれるが、作っている時からHaldiramのスナック入れにしようと心の中で決めていた。釉薬も、Haldiramが映える色を選んでいる。
2個目はインド・パキスタンものにしようと思い立ち、クジャクに挑むことにした。先ほどの要領で粘土に穴をあけて、ぐんぐん展開して行った。しかし、出来上がるにつれて廻りから「スワンだ」「スワンを作っているの?」と言われ出し、可笑しなことに自分でも白鳥を作っている気分になってきた。すっかり洗脳された私はクジャクの喉元のような瑠璃色の釉薬を指定すれば良いものの、血迷って白っぽい「白萩」という釉薬を指定してしまった。後から後悔が押し寄せてきて、教室に電話して釉薬変更のお願いをしようと何度も思った。
だが今思えば、クジャクに拘る必要もなかった。白鳥=北国のイメージがあるためクジャクの方が印パらしい!と思っていたが、ペンの兵士ことプレームチャンドが執筆していた雑誌には『ハンス(白鳥)』というものもあったし、ファスィーフッラフマーンさんが来日して踊った印象的なラーガは「hans dhuni(白鳥の声)」だったし、サラスワティーの乗り物はハンサ鳥と言うではないか。スワンでも別にいいか、という気がしてきた。
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ということで焼きあがったのがコチラ。おふざけで、余った粘土で卵を作ったら、教室の人はご丁寧に卵にも釉薬を塗ってくれた。

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