mcleodganj.com

唐突ながら、ダラムサラのマックロードガンジの道路がきれいになるそうだ。

McLeod Ganj to get world-class roads

インド国外に住んでいる人はもちろんのこと、インド国内にあっても当のマックロードガンジの住民以外にとってはどうでもいいニュースではある。

しかしながらこのマックロードガンジは、チベット亡命政府が本拠地としており、ダライラマ猊下も居を構える土地であることから、このmcleodganj.comからのニュースにとりわけ関心を持つ人々は世界中に数多いはず。

地域の動向を伝えるメディアであり、観光案内であり、ボランティアを募ったり、求人情報を出したりする場でもある。いわばダラムサラのポータルサイトということになるのだろう。

同ウェブサイト内からリンクされているMcLeod Ganj Shopは丁寧に作り込まれているが、本体であるmcleodganj.comのサイト上段にあるリンクメニューが空白であることがちょっと気にかかる。

このサイトで取り上げている内容からして、チベット亡命社会の人々が運営しているものであるらしいことが判るのだが、こうした広告料を取って宣伝させる、つまり収入を上げる部分が機能していかないと、継続・発展させていくことは容易ではないだろう。こちらが心配するまでもなく、ウェブ上ではなく、地元の社会関係・人間関係で、きちんと収支の帳尻を合わせる算段があれば良いのだが。

なかなか面白い試みであるがゆえに、なんとか踏んばってもらいたいものだ。

NEPAL FESTIVAL 2014

東京の代々木公園イベント広場で行われるナマステ・インデイア2014と同じ日程、9月20日(土)および21日(日)にNEPAL FESTIVAL 2014が同じく東京の上野公園で開催される。

両会場間の最寄駅間、つまり前者の原宿あるいは渋谷駅、後者の上野駅までは30分少々くらいで移動できるため、当日はどちらの会場も覗いてみるという方も少なくないかもしれない。

ともあれ、季節の変わり目で雨も多い時期となるため、開催日の両日とも天候に恵まれることを願いたい。

ラダック・マラソン

9月14日(日)にラダック・マラソンが開催される。種目は以下のとおりである。

•07 KM Race

•Half Marathon

•Marathon

•The Khardungla Challenge

特筆すべきは上記の中の四つ目のThe Khardungla Challengeで、レーの町から「クルマで通ることが出来る世界最高地の峠とされる海抜5,602m (海抜5,359mとする説もある)を折り返し地点とする往復72kmのスパルタンな長距離レースである。

マラソンのウェブサイトにあるとおり、第1回目の開催であった一昨年の参加者は1,500名、昨年は2,000名を数えるようになっているとのことで、この大会が次第に盛り上がりを見せているようだ。

この大会の様子をYoutubeやUstreamのような動画配信サイトで中継してくれるとありがたいのだが、今のところそうした動きはないようだ。もっとも現地の通信環境を思えば、こればかりは仕方ないことかもしれない。

 

ナマステ・インディア2014

今年で22回目の開催となるナマステ・インディアは、東京都渋谷区の代々木公園のイベント広場にて、9月20日(土)と21日(日)に開催される予定。

だが代々木公園に端を発するデング熱の関係により、今週9月6日(土)と7日(日)の日本インドネシア市民友好フェスティバルもその次の週9月13日(土)と14日(日)のベトナムフェスティバル2014も中止となっていることから、ナマステ・インディアについても雲行きはかなり怪しい。

「いつもこのイベントに来るとバッタリ出会う人」や「いつもこれに来ると見かける人」がよくあるのではないかと思う。屋外のイベントに出かけてみるにはとても気持ちのいい季節。当日は好天に恵まれることを期待したいものだ。

ただし近年の会場の混雑ぶりはいかんともしがたく、「開催日の午前中に激しい雨でも降れば、人出が少なくなっていいかも?」などと、ちょっと意地悪なことを思ってしまったりもする。

現時点では開催か中止かについての発表はなされておらず、まだ開催期日が少し先ではあるのだが、一体どうなることやら・・・。

ズィンチェンからチリンへ 5

今朝もまた、日の出とともに目が覚めて、爽やかな気分である。しばらく庭で周囲の景色を眺めていると、家のおばさんが呼びに来てくれた。

「朝ごはんできましたよ~!」

ガイドのS君とともに家の中に戻り、トースト、ジャム、バターと紅茶の朝食をいただく。席の背後の窓際にホームステイ受入についての通達文書があるのが目に入った。発信元はYOUTH ASSOCIATION FOR CONSERVATION 6 DEVELOPMENT IN HEMIS HIGH ALTITUDE NATIONAL PARK, LEH, LADAKHという組織である。

これによると、ホームステイ受入れに当たっての食事について、夕食、朝食、そして昼食用として宿泊者に持たせるものなどが定められており、宿泊料金は食事込みで800RS (昨年までは500RS)であり、トレッカーを案内するガイドの場合はこれが無料であることなどが示されている。

こうしたことがきちんと徹底するようになっているということは、たとえクルマが入ってくることのできない寒村であっても連絡が行き届くようになっていることがよくわかる。また、お客に提供する食事の内容はもちろんのこと、この村のようにお客の受入れが輪番制となっている場合、何代も同じ村で暮らし続けている同士の間柄ということもあり、他を出し抜いたりということをすることもまずないのだろう。

ホームステイ先を出てから1時間ほど歩くとチリンに出る。ザンスカール河に面しているが、ここでは橋の建設中で、ごく狭く人が渡れる程度の鉄板だけは敷いてある上を、ちょっとスリリングな気持ちで渡る。これからマルカー渓谷に行く人たちの荷物を手動のゴンドラで川の向こうからこちらに渡している。これからマルカーに行く若者たちのグループが川で石投げなどをしている。英語のアクセントと、石の投げ方がクリケット方式なのでイギリス人であるとわかる。

しばらく待っていると、レーに戻るための旅行代理店差し回しのクルマがやってきた。レーからズィンチェンに行ったときと同じ運転手がクルマに乗ってやってきた。これで今回の短いトレッキングは終わりだ。ラダックのトレッキングの良いところは、雨季でもそうひどい雨にたたられることはないであろうこと、蚊やヒルなどがいないことである。(ただしインダス河沿いでも低いところに行くと蚊はいるらしいが・・・)

そして、クルマが来ることのできない村の様子は、街道沿いの村とはまた違った、時間を遡ったような趣があるし、豊かな自然に触れることもできて楽しい。

他にもラダックにはトレッキングのルートがいろいろあるが、簡単な地図を眺めているだけではイメージが沸かないかもしれないが、今はGoogle Earthでかなり具体的な視覚情報を得ることができる。これについてはまた後日触れてみることにしたい。

旅行代理店差し回しのクルマでレーに戻る途中で通過するザンスカール河(左)とインダス河(右)の合流点。両者の水の色が異なるのが判る。

<完>