このところ経済界から『旬な国』とされているミャンマーだが、ついにこういった書籍まで発行されるに至っている。
これでもう迷わない!ミャンマー ビジネス・出張・駐在ガイド(週刊ダイヤモンド別冊)
コンテンツの一部をチラリと覗くこともできるようになっているが、読み物としてもなかなか面白そうだ。
私はミャンマーでビジネスを行なう人間ではないが、なかなか面白そうなので、目を通しておくことにする。
このところ経済界から『旬な国』とされているミャンマーだが、ついにこういった書籍まで発行されるに至っている。
これでもう迷わない!ミャンマー ビジネス・出張・駐在ガイド(週刊ダイヤモンド別冊)
コンテンツの一部をチラリと覗くこともできるようになっているが、読み物としてもなかなか面白そうだ。
私はミャンマーでビジネスを行なう人間ではないが、なかなか面白そうなので、目を通しておくことにする。
スィーパウはミャンマーのシャン州の町だが、周囲に様々な少数民族の集落が多いことから、それらを訪れる目的でやってくる外国人は少なくない。
この町自体、ピンウールウィンやカローのような、英領時代を思わせるヒルステーションのような高貴な雰囲気はないのだが、シャン州らしい木造で味わいのある建物を多く目にすることができる。
マンダレーからラーショーに向かう鉄道路線の中間点であること、この地域は軍の要衝のひとつであることなどもあって、植民地時代に住み着いたインド系・ネパール系の人々の姿もよくある。
だがここで一番大きなプレゼンスを感じるのは、やはり隣国中国だろう。中国系の人々の姿も少なくないのだが、中国人が多いというわけではなく、数世代に渡ってミャンマーに暮らしている華人たちはよく見かける。それ以上に、中国製品の浸透ぶりには目を見張るものがある。
マーケットで売られている衣類や日用品といったものばかりだけではない。街道を行き交うトレーラーやトラックといった物資輸送の車両の多くは、もはや日本の中古車ではなく、左ハンドルの真新しい中国製車両だ。人々が乗り回すバイクも、価格が高い日本メーカーのものではなく、安価な中国製二輪車だ。
だがもちろん一般的な乗用車やバスは日本製の年季が入った中古車がほとんどだ。中・長距離バスとして使用されている日本の観光バスや長距離バスとして使用されてきた比較的新しい車両はもちろんのこと、古いバスの場合は「カーゴバス」と呼ばれる、前半分が乗客の座席で後ろ半分が荷物用となっているものを目にすることが多い。
パンカム村への一泊二日のミニトレッキングから戻ったばかり。空腹を満たすために出かけたのは華人が経営する食堂。中華系移民の子孫だが、慎ましい田舎町でこれほどの規模の飲食施設を経営できる才覚とは大したものだと思う。上階は結婚式その他のセレモニーに利用するホールとなっている。
<続く>
タイ航空の子会社、ノック・エアーが今年9月からミャンマーへの乗り入れを計画している。
LCCではずいぶん前からエア・アジア、バンコク・エアウェイズがバンコクからヤンゴン便を運航させている。さらに前者は昨年10月からバンコクからマンダレーへのフライトを開始しており、後者も今年9月からこのルートに参入する。
そうした中で、ノック・エアーは、タイの地方とミャンマーの地方を結ぶ、よりニッチな市場に手を伸ばそうとしている。今年9月から、タイのメーソトからミャンマーのマウラミャイン間を結ぶようになる。
またヤンゴンへは、メーソトからのものと、現在はバンコクの第二空港となっているドンムアンからの乗り入れを年内に計画しているというのも興味深い。チェンマイからマンダレー、バガン行きの案というのも同様に面白い。
今後、ミャンマーは隣国タイとの繋がりを更に深めていくことになるようだ。国境地域は多くが政治的に不安定であるため、なかなか陸路で周辺国と自由に出入りできるようになるまではまだ時間がかかることだろうが、この先5年、10年のスパンで眺めれば、現状とは大きく異なる未来が目の前に開けてくるように思われる。
格安航空ノック、9月にミャンマー路線開設 (バンコク週報)
ヤンゴンの空港の国際線ターミナル正面にあるSEASONS OF YANGONというホテル。かつては、アメリカのラマダグループのホテルであったが、90年代前半に撤退した後を受けて、オーストラリア系資本が買収し、現在に至っている。
元々が『外資系のちょっといいホテル』であったため、施設は古びている部分もあるが、それでもずいぶんお得感があった。5、6年前には一泊25ドル、2年前は30ドルであった。それが昨年には35ドルと上がったのだが、今年は一気に50ドルにまで上昇している。
それでも市内の宿の料金が軒並み急騰している中、相場や建物の質や部屋の内容等を考え合わせると、まだまだ割安感はあるといえる。今のところはまだ部屋でwifiを利用できないが、現在ではロビーでは使用することができるようになっている。
数年前に、支配人で華人系マレーシア人のTさんと飲んだことがある。個人でフラリと訪れているお客に自分のワインを振舞って話し込むことができるという暇な時代であったわけだが、当時は私以外に宿泊客が2人とか3人とか、そんな状況であった。
「この国がこのままであるはずがない。今に大きく変わると信じているから続けているのだ」と熱く語るTさんであったが、閑古鳥の鳴く大型ホテルにこの程度の宿泊客数、この程度の料金設定で、よくやっていけるものだと思った。
今、Tさんが期待していた、まさにその時期がやってきたといえるだろう。今晩宿泊しているのは何と60人という。道理で、次から次へとレセプションに新しいお客が到着しているわけだ。
「ウチみたいに、周囲に何もない、空港近くにあるトランジットホテルは、何泊もするものではない。まさに乗り換えが目的でお客さんたちが利用するホテル。だから空港により多くの人たちが乗り降りする状況になることが大切なんだ。」とも言っていたことを思い出す。
まさにそういう状況になりつつある。乗り入れている航空会社、そして本数も大幅に増えてきた。そして各フライトの搭乗率も着実に上がってきている。スタート地点が低かっただけに、これからの伸びしろは大きい。
今後、市内では大小、高いものからエコノミーなものまで、様々な宿泊施設がオープンする方向にあるようだが、まだまだ宿泊施設は著しく不足しているため、クラスを問わず、今後もしばらくの間は宿泊料金の上昇は続くものと思われる。
ミンガラードン・タウンシップにある空港とこのホテルだが、今のところ周囲には特に何もない状態ではあるものの、いくつか新しい飲食施設が出来上がっていて、それなりにお客が入るようになっている。
少し北東方向に向かうと、小規模なバスターミナルやそれなりの規模のマーケットもあり、そのあたりから商業地が延伸してくることも充分あり得ることだろう。
このミャンマーという国、とりわけ商都ヤンゴンは、ほんのチラリと目をやっただけでも、無限大の商機と可能性を秘めているように思えてならない。
人力車発祥の地である日本だが、まさにこの日本発の電動三輪がアジア諸国をはじめとする途上国の市場を狙っている。
すでに色々なメディアで取り上げられているが、テラモーターズが注目されているのは、四輪の分野と違って、これまであまり注目されてこなかったEVの二輪や三輪の開発と販売を推進しているだけではなく、目指すマーケットがグローバル規模であり、従前は各国の地場産業の舞台であったオート三輪の世界をフィールドに飛翔することを狙っているからだ。すでにフィリピンでは本格的に始動している。
テラモーターズ、フィリピンの電動トライシクル事業に参入(自動車新聞社)
「テラ モーターズ」三輪EVのプロトタイプを公開、日本発のベンチャー企業が世界に挑む!(マイナビニュース)
電動バイクのアジア戦略 (THE INDEPENDENTS)
乗り心地のほどはどうかわからないが、流麗なボディのフォルムはなかなかいい感じだ。日本発祥の電動オートがインドの街を駆け巡る日がやって来るかもしれない。