Tamon’s Recommend (3)

 ひさびさに「多聞リコメンド」の新作が入荷。
 ぼくは来週はじめに日本脱出予定。いまはちょうど出発前の準備やら仕事やらで、前後不覚になりそうなほどクソ忙しいので、とりあえずサクっとだけ案内しておきます。
 「多聞リコメンド」とは……Indo.toウェブマスターの矢萩多聞が、古典音楽からフィルム・ソング、クラブ・ミュージックまで、縦横無尽・無秩序に聴き漁ったインド音楽CDの中から特に気になったものを紹介。どれも日本ではなかなかお目にかかれないものばかりですが、ワールド・ミュージック系レーベル=Anima Musicの通販サイトで少しだけおわけしています。

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●Saanjh Sur/Niladri Kumar(Sitar)


 トーフィックのインド門ライヴCD『Perc Jam』で切れ味抜群のシタールを響かせたニラドゥリ・クマールの新作。日本人に聞かせるとたいがいの人は「え!?これシタールなの!」と驚かれる。甘ったるさが全然なくて、刺さるような早弾きはこの人独特。『Perc Jam』よりもっとじっくりニラドゥリのシタールを聴きたい人にオススメ。★★★★☆
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●TWINS/Sruthi Laya & Nada ensembles

 これはかなりの掘り出し物。フィンランドのレーベルからでているもの。ムリダンガム、バンスリ、バイオリン、ガタム、カンジーラなどに、サックス、バス・クラリネット、ベース、ドラムなど絡みつく。嫌味のない、チープすぎないコラボレーション。南インド古典音楽と、ジャズの幸せな融合を感じる。もちろん、ボール(インドのボイス・パーカッション)もあり、『MASALA』好きな人とかガツンガツンくるんじゃないかなぁ。ムリダンガムのカライクディ.R.マニが参加しているのも注目。★★★☆☆
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●Kangalal Kaidhu Sei/A.R.Rahman

 タミル映画界の巨匠バーラティー・ラージャの新作サントラ。ミュージカル『Bombay Dreams』を経て、昨年からまた新境地へ足を踏み入れたA.R.ラフマーンの新鮮なサウンド。日本でラフマーンの曲というと、ヒンディー映画音楽ばかり聞いている人が多いけど、ラフマーンの一番熱いパワーは母州のタミル映画音楽で噴出される。彼にとってタミル映画界は実験場のようなもの。ゆえにクオリティにばらつきはあるけど、その分、ホットなのだ。「Annakali」はカッワリーではじまる叙情的な秀作。「Thickuruvi」もイントロがかっこいい!スピード感ある歌詞に酔え!ラフマーンはイントロ作りがうまくいので、「はじめよければ、すべてよし!」という気分になってしまう。後半は別の映画のサントラ。★★★☆☆
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●Ennaku 20 Unakku 18/A.R.Rahman

 昨年秋にリリースされたタミル映画「Ennaku 20 Unakku 18」。「Kangalal Kaidhu Sei」にあわせて、ラフマーンの変遷を感じる。基本的にタミルとパンジャーブパワーが炸裂した陽気な曲が多いが、ところどころにアイリッシュ、アフリカ、サンバ、レゲエ、ヒップホップ的なソースが次々と顔を出し、ゴッタ煮カーニバル的な感覚。脳みそハッピー!「ラフマーン」はもはや、インドではひとつのジャンルなのかもしれない。ジャケメインにきている「JAI」はテルグ映画界の売れっ子=マニシャルマの作曲。ぼくの気持ちとしては、こちらのほうがオマケ。★★☆☆☆

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