電力不足対策:営業は午後7時半まで

 5月5日のデリーの気温は43.8度。酷暑期もかなり熱が入って来たが、空気が乾燥しているので日向に出ない限りそんなに過ごしにくいこともない毎日である。ただし、停電が頻発するのだけがつらい。デリーは毎日600MWの電力不足に陥っているようだ。
 5月6日付けのタイムズ・オブ・インディア紙その他によると、デリー政府は電力不足を解消するために、(おそらく)前代未聞の節電命令をデリーの企業や市民に対して出した。その内容は・・・

  • 商店の営業時間は午後7時半まで(ただし、薬局、レストラン、映画館は除外)
  • 市場ごとに、週1日は必ず定休日を設ける
  • 役所のエアコン使用は午後6時半まで
  • 住民のエアコン使用は午後9時以降
  • 工場の第3シフト(午後6時半から深夜)の中止

 この節電政策により、250MW〜300MWが節電される見込みだという。本日6日から施行されるらしく、特に改善がない限り、7月15日まで続けられるそうだ。


 ビジネスへの打撃を憂う声が多いが、とりあえず市民の生活を直撃するのは、「エアコンは午後9時以降使用すべし」という布告であろう。気になるのは、なぜ午後9時以降なのか、ということだ。インドの一般市民にとって、午後9時というのは何か特別な時間的区切りなのだろうか?そして、これはエアコンを日中は使うな、ということなのだろうか?日中こそエアコンが最も必要な時間帯だと思うが、ほとんどの人は学校や仕事に出払っていて家にいないからエアコンなんて使うな、ということなのか?そして家族が家に帰って来た後の、夕食から就寝までの時間のみにエアコンを付けろということなのだろうか?謎の告知である。
 どちらにしろ、僕の部屋にはエアコンなどないのであまり関係ない。停電が少なくなってくれればそれでいい。というか、そもそも交通ルールも守らない国で、誰がこんな面倒な告知を守るのか?そして、インド経済が世界から注目される中、こんなみみっちいことを首都でしていて、恥ずかしくないのか?

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4 Responses to 電力不足対策:営業は午後7時半まで

  1. arukakat says:

    【速報】5月7日の新聞によると、早くもこの節電命令は撤回されたようです。さらに面目丸潰れですね・・・。

  2. arukakat says:

    5月6日の最高気温は44.5度。
    デリーの観測史上最高気温は1944年5月29日に記録した47.2度らしい。

  3. まー says:

    <節電命令撤回
    インド、この’臨機応変度’が非常に好きです。日本と真逆ですね。。半分こしたいです。
    <44,5度
    熱気に囲まれていますね。キツイ・・・
    暑さで多数の死者を出した1998年はたしか50度くらいあって日本の新聞にも写真つきで一面の下方に載った覚えがありますが・・。

  4. arukakat says:

    デリーの気候に慣れることができたら、火星でも生きれそうですね。

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