アンケート:インドとファミコンの相関関係

 インドは、好きになる人と嫌いになる人がはっきり分かれる国だとよく言われる。日本人の中には、インドが極端に好きな人と、インドが極端に嫌いな人と、インドに全く無関心な人がいるのは確かだが、その中間に位置する立場の人がいない、またはほとんどいない、と断言するのはちょっと短絡的なように思える。
 ところで、インドが極端に好きになる人というのはどういう人なのだろうか?話を分かりやすくするために日本人限定で考えてみよう。スピリチュアルな人?麻薬好きな人?不潔を気にしない人?ドロップアウトな人?求道的な人?人生に疲れた人?いろいろ思い付くが、どれもしっくりこない。
 僕は最近、僕と同世代でインド好きな人(特に男性)は、実は子供の頃にファミコンを持っていなかった人が多いのではないかと思っている。ファミコンを持っていないことが子供の精神をインドに向かわせる順路は以下の通りである。


1.子供の頃、何らかの理由でファミコンを買ってもらえなかった。
2.学校の友達の話題に付いていけない。
3.主流に反発する精神が身に付く。つまりあまのじゃくになる。
4.人とは違ったこと、独自なことを好むようになる。
5.日本人に人気の欧米諸国などよりも、認知度の低いインドに強く惹かれるようになる。
6.インドを旅行したり、何らかの形でインドと関わる。
7.インド好きになる。
8.インドにはまる。
9.インドのことしか考えなくなる。
10.インドに死す
 僕は子供の頃にファミコンを持っていなかった。ファミコンを持っていなかった故に、いろいろ寂しい思いもしたし、ファミコンを持っている友達をうらやんだりもしたが、自我の芽生えと共に次第にファミコンに対する反発も芽生えて来て、最終的には「ファミコンなんていらない」と強がるようになった。僕が今まで所有したゲーム機、またはほぼゲーム機の家庭用パソコンは、MSX、MSX2、MSX2+、MSXターボR、ゲームボーイ、プレイステーション、ネオジオ、ネオジオCD、セガサターンなどなどだが、意地でもファミコンとスーパーファミコンは買ってもらわなかった。プレイステーションがコンシュマーゲーム界を席捲する前、ファミコンこそがゲームの主流であった。その主流に僕は果敢に立ち向かっていた(ゲームボーイだけはそのコンセプトの新しさに負けて買ってしまった)。このファミコンを嫌う精神が、いつの間にか主流を嫌う精神に発展し、やがては主流とは外れた場所に独自の地位を保っているインドに惹かれるようになり、そのままはまってしまったのではないか、と僕は自己分析している。アメリカ好き、フランス好き、とかってあまり個性にならないけど、インド好きっていうのは強力な個性である。
 今日も、2人のある若いインド研究者と話していたら、彼らも子供の頃ファミコンを持っていなかったことが発覚した。mixiで同じような内容の日記を書いたら、「僕も持っていなくて、今インドにいる」という人が2人ほどコメントをくれた。
 そこで、このブログを使ってアンケートをしてみようか、と思い立った。インド好き、というとかなり曖昧なので、
1.インドに自分の意思で来て住んでいる人、または住んでいた人(留学生など)
2.インドに自分の意思で来たわけではないが、来てよかったと思っている人(駐在員や駐在員の奥様など)
3.インド関係の職業に就いている人、または就いていた人(インド関係の学科の学生、卒業生、インド研究者、インド料理屋、インド舞踊家、インド音楽家、ヨーガ、アーユルヴェーダなど)
4.少なくともインドに3回は旅行したことがある人、または合計旅行期間が3ヶ月を越える人
5.インド人と結婚している人、または結婚していた人
6.映画館でもビデオでもVCDでもDVDでもいいから、1年に12本以上インド映画を見ている人、または見ていた人
7.インド関係の習い事をしている人、またはしていた人(舞踊、音楽、料理など)
このどれかに当てはまる人(特にファミコン世代の男性)がいたら、子供の頃にファミコンを持っていたか否かをコメントに書き込んで下さい。子供の頃にファミコンを持っていなくて、インドにはまっていない人のコメントも欲しいが・・・そんな人はこんなブログ読んでないか。
 このブログをどれだけの人が見ているか分からないが、一応物は試しということで。また、アンケートの答え以外のコメントもお待ちしております。

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23 Responses to アンケート:インドとファミコンの相関関係

  1. 生捨 says:

    ファミコン無し子供が成長して行き着く先は
    >10.インドに死す
    そこまで行ってしまいますか〜!!
    つまりこれはアルカカットさんの決意表明なんでしょうか〜??
    と前置きはさておき、とりあえず条件のうち4(と6もなりつつある)に該当しそうなので、アンケートに参加します。
    ***
    自分はファミコン&スーファミ(←この呼び名、すんごい懐かし〜!)だけを持ってました。(その点アルカカットさんと逆に、ゲーム機種に関して最初は主流派ですね。)
    プレステ台頭以後はゲーム自体から遠ざかってしまったので、一転して“2.学校の友達の話題に付いていけない”の感覚も。
    しかしそれも中学頃の話なので、(友達の輪によるかもしれませんが)ゲームが話題に占める重要性もあんまり無かったです。むしろ趣味や関心を持つ物の多様化が進む時期だったので、そんな若気の至りでアンチ主流に??自覚はしてませんでしたが、今思うと・・・。

  2. arukakat says:

    >生捨さん
    いや、10番はヴィシュヌの10番目の化身みたいなもので、まだこの世には現れておりません!
    インド好きの定義の2番に「インド関係の学科の学生、卒業生」を加えておきました。生捨さんは2番にも該当いたします。
    確かにこのアンケートの本質は、「主流に反発」ですが、ファミコンという具体的な事象をベースに調査したいと思っています。生捨さんはファミコンとスーファミを持っていたから、恵まれた主流派の子供だったということになります!

  3. Tamon Yahagi says:

    ファミコン世代で、家にファミコンがあり、普通に遊んでいましたが、インド好きです。…どうしよう。(苦笑)
    はじめてネパールに行ったとき、たしかゲームボーイを持っていった気がします。小学生の時はファミコン、スーファミ、PCエンジン、メガドライブ、中学生ぐらいのときにプレステ…という流れでございます。
    とりあえず、インドでは死にません。

  4. たかこ says:

    アルカカット様
    ファミコン世代じゃなく賞味期限切れてるみたいで、コメントしにくいけど、インド好きの順路の3〜10は、正しいと思います。 だから、インド好きの仲間に入れといてね!

  5. arukakat says:

    >Tamonさん
    多聞さんが主流派の子供だったとは驚き!てっきり「パルプンテって何?」という人かと思ってた・・・。
    >たかこさん
    ご自分でインド好きだと思っていれば、インド好きなんじゃないでしょうか!上記のは何の根拠もない、ただの基準です。

  6. なうにゃん says:

    上記条件の1,3,4をかじっていました。
    子どもの頃、ファミコンは買ってもらえませんでしたが、時々友達の家に行ってファミコンであそばせてもらっていました。「ファミコンとインド好き」って新しい論ですね!

  7. hamutaro says:

    いつも読ませていただいてます。初めてコメントします。インドに行ったことはありませんがインド映画が大好きです。5年弱、シンガポールに住みました。
    ファミコンは出たころからはまってましたが、数年前に飽きてやめました。それまでは大好きでした。年代が年代なので、子供時代はまだファミコンなどありません。野山をかけて遊んでいました(笑)。

  8. Taaraa says:

    始めまして。Arukakat様よりちょっと?年上ですが、テレビゲームもファミコンも縁がありませんでした。
    買ってもらえなかったというよりも、テンポや発想が全然合わなかったタイプです!
    インドにはまる順路は3〜9まで行って、0.5戻っているところです。
    インドでインド人のように暮らしたかったのですが、ネパーリにばかり間違われるか、外人扱いで寂しかったわ〜。
    あと、「エネルギッシュな人はインドの俗世的なもの(街、映画とか)が好き」という説を今考えついたのですが、いかがでしょう?

  9. 祖先はインド人? says:

    私はインド好きでも嫌いでもないですが、縁があるようです。偶発的に導かれ、その昔インド入り、そういえば金毘羅や弁財天のいる天川にも偶発的に行ってます。ファミコンやらゲーム系もやれば嵌るけど、なくてもいい。便利な生活はあれば便利でもなくても困らないアナログ族、でも便利な方が楽でいいから、インドはあんまり住みたい国ではありませんね。単にインフラの問題でしょう。
    インド人は海外に出られるカーストの人とそうでないカーストがあると聞いたような気がします、パスポートが取れない人も共存しているなら、まさに未知ですね。各国に在住しているインド人達は取り合えずパスポートが取れています。日本人ならあり得ませんもん、戸籍ない人、申請しても認められない人、滅多にいません。
    Taaraaさんの新説、面白いと思いました、周囲の友人知人見ると、インド好きの人は大抵そんなタイプです。
    私的には共存できる関係で、好き嫌いはないですね。多分一般日本人は拒絶反応を受けるかもしれないインドに対して、私は普通に淡々と過ごせる関係です。思い入れもないし、死にたいとも思わない、それが私とインドとの縁ですね。

  10. way says:

    いつも楽しく拝読させて頂いております!
    某外大ヒンディー語科の学部生です。
    初めて接したゲーム機は物心ついた時から家に置いてあったMSXで、その後はFC→GB(ファミコンと同時期)→SFC→PS→ゲーム熱が冷めて現在に至る…という王道コースでした。
    しかしいずれのハードも、ドラクエやFFなどの所謂「みんな持ってる」ソフトも発売後すぐには買ってもらえず、ワンテンポ遅れて熱が冷めた頃にならないと買ってもらえなかった為、アクションゲームのような一緒にできる物であれば友達の所に行って一緒にプレイできますがRPGなどはやっている所を見ているだけで、「オイ、FF5どこまで進んだ?」みたいな進捗勝負はできず、ゲームを媒介とした会話のメインストリームには入って行けずに塩っぱい思いをしたものです。
    ですので実質1&2のプロセスと同じ経験をしたのではないかと顧みております。
    その後は3,4,5,6…と奇麗にステップを踏んで行き、現在は9の段階です。
    書類の判子を押す場所の(印)マークがインドマークに見えたり、本屋でもリーガルマ『インド』や、『インド』アスポーツなどの文字に体が反応してついつい足を止めてしまったりします。
    その事をインド関係意外の友人に話すと、お前は重症だ、と言われるので多分そうなのでしょう。
    挙句外大ヒンディー語科にまで来てしまっているので、インドとは心中する心積もりです。

  11. Gujarati says:

    合計3ヶ月以上インドにいて、今もインド映画ばかり観ています。(4&6が該当)
    ジャストミートにファミコン世代で、普通にドラクエしてました。

  12. peko says:

    はじめまして。
    「これでインディア」はいつも映画館で映画を見る際の参考にさせていただいてます。
    以前、南インド系住民が多いバンクーバーに1年間住んでいたので、TVでインド映画を見る機会はあったのですが、(当時はアメリカ志向だったので)インドには全くはまりませんでした。今はシンガポールに住んでいますが、インドは大好きでも大嫌いでもなく、月に1本程度のインド映画を見ているそこそこインド好きです。
    インド人は世界中に移住しているので、インドに行かずとも何かのきっかけでインド好きになる人はけっこういるのでは?と思います。
    ファミコンには縁がなく、いつ頃流行っていたのかも思い出せないファミコンオンチのおばさんからの意見でした。

  13. arukakat says:

    ジャイサルメール旅行中に皆様からいろいろコメントをいただきまして、感無量です。ファミコンを持っていてもインド好きな人はいくらでもいるという、かなり平凡な結果になってしまいそうですが、ファミコンではなくても、例えば「ジャンプを買ってもらえなかった」「ミニ四駆を買ってもらえなかった」「ポケモンを買ってもらえなかった」みたいなその他の流行乗り遅れ体験でも、インドに向かうきっかけになるのではないかと思われます。
    また、これはちょっと微妙な発言になりますが、幼年期に家庭に何かしら問題があった人がインド好きには必要以上に多いような気がします。例えば片親だったり、両親の仲が悪かったり、両親が離婚または再婚したり、家庭内暴力を体験したり、破産したり・・・。僕自身はそんなことはないのですが、今のところこの仮説はけっこう当たっているのではないかと考えています。ど、どうでしょうか?

  14. ノッチ says:

    はじめまして!
    インド人の彼氏の言うことの理解に苦しみ、一時期アルカカットさんに相談しようと思ったくらいだったのですが、文化や宗教、お祭りを調べていくうちに「インドのことしか考えなくなる」ようになってしまい大変です。
    私は結婚したわけでないので条件に当てはまらないのですが、ファミコン持っていませんでした+家庭に問題アリでした!
    「インドに死す」には爆笑しちゃいました。

  15. ダール says:

    おかえりなさい!
    「愛は偏愛なり」と昔から云われております。
    インドを好きになるのも、偏愛ゆえ。インドを嫌いになるのも、偏愛なり。これじや話が終わってしまうしちょっと寂しい・・・そこで・・・インド好きは何故インドが好きなのか仮説をたてたがる。自分が、なぜインドが好きなのか分析したくなる。これも、私の独断と偏見なり。参考までに・・・私も流行り物は買って貰えませんでした。

  16. asma says:

    インドに死んだら駄目ですよ、あの人たち同情引いて巻き込むのが巧く、自分はとことん生きる事を望んでますから。そのあたり、読み違えて、同情に走らないように、日本の皆様。

  17. arukakat says:

    どうも「インドに死す」という言葉が波紋を呼んでいるようで・・・。本当に死ぬのではなく、もっと文学的な意味で捉えていただきたかったのですが。
    asmaさんの意見もごもっともでしょう。日本人はけっこう献身的な性格の人が多いので、インド人の人遣いのうまさにそれがうまくジョイントしてしまうと、インド人にいいように利用されてしまいがちです。インド人の女性と結婚した日本人男性の話を聞くと勉強になります・・・!

  18. まー says:

    インドを死ぬほど愛す・・ですか・・?
    論点はずれますが、インドに死すのも良いと思います。
    死んでまで人に迷惑を掛けたくないのでヒンドゥのようにお墓がないのは良いなあと思います。
    けれども、死ぬ前の医療の面では意識転換してほしいです。設備以前に医療の仕方に民族性が出ますよね・・・つまり、
    もうダメそうでもあきらめて欲しくない。
    イケイケガンガン治療はやめてね、デス。
    >自分はとことん生きることを望んでいる
    この国ではアピールしないと周りが分かってくれないからかもしれません。
    口に出さないと簡単に見放されてしまうから。

  19. たかこ says:

    アルカカット様 
    幼年期に家庭に問題とか、流行乗り遅れ体験とか、私の周りのインド好きは、かすりもしないかも。年代のちがいかも?
    家の子供達は、それだったら要素あるかも!  いまのところまだ、そちら方面発揮してないけど。

  20. asma says:

    マンガルパンデイーで一番ショックだったのはサテイーのシーンでした、。未だに一部の田舎ではあるようだし、映像で見せ付けられると、インドには一生住みたくないと思いますね、外国人の意見としては。死す、の言葉の意味は日本人だからわかりますけど、日本人だから、自分の死体がどうなってもいい、いろんな信仰の人たちが周りにいても、自分的に特に信仰もないし、あまり興味もないですねー。生きている人間が素晴らしいが結論ですかね。

  21. Jennifer says:

    いまごろ・・・なんですが、久し振りに拝見しましたので、つい参加しようと思いつきました。家庭に問題も無く、ファミコンもやらず、2番しか該当がありませんが、インドに来てインドにはまり、インドで死にたいと思っています。歳をとったらインドに住んで、ガンジスではなくヤムナ川に流してもらい、何も無くなる。理想的です。歳をとったらインドに住むというのは、家事補助者にいろいろな面倒を気兼ねなく見てもらえる利点があります。医療がどうのこうのも歳をとったら死を待つだけのつもりで居れば問題ありません。

  22. mikihiko says:

    これまでインドに三回旅し(のべ五ヶ月弱)、現在在日インド料理店でアルバイトをし、去年はヒンディー映画を20本強鑑賞し、来月、語学留学のため渡印を予定しているものです。
    現在僕は22です。なので、スーファミ移行世代に当ると思いますが、当然の事ながら(?)【持ってませんでした】。
    アルカカットさんの書かれる文章もさることながら、分析は尚一層独創的で、面白いですね!
    「インドに向かわせる順路」、今まさに僕が辿って来ている道です。余りにも当てはまりすぎてびっくりしました!(10まで行くんだろうか…)

  23. wada says:

    はじめまして。
    arukakatさんの説に私は該当します。
    周囲にはファミコンを持っていた人が多かったのですが、私は所有せず、またあえて興味を持とうとはせずファミコンで遊んだ経験はほとんどありません。親にねだれば買ってもらえたかも知れませんが欲しいと思いませんでした。
    ファミコンにかぎらず流行から外れた趣味をしてました。
    インドには行ったことはないのですが、ヒンディ映画のDVDを入手しては楽しんでます。
    ヒンディ映画のレベルの高さを知ってからは、ますますハリウッド映画を観なくなりました。
    ファミコン所有性などに現れる何かの特徴がインドに引き寄せされる共通の性質になってる(?)のが興味深いです。

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