Mughal-e-Azamグッズを入手せよ!

 今日、インドの大手喫茶チェーン、カフェ・コーヒーデーに行ってアイリッシュ・コーヒー(40ルピー)を飲んでいたら、従業員がテーブルの上にコースターと広告用の三角柱(と書けば分かるだろうか?)をポンと置いて行った。よく見ると、「Mughal-e-Azam」の広告用の品物だった。勝手にもらっていいのか聞かなかったが、どうしても欲しかったのでそのままもらってしまった(多分OK)。

Mughal-e-Azamグッズ
Mughal-e-Azamグッズ:三角柱は展開してある


 「Mughal-e-Azam」は1960年に公開されたインド史上最大の歴史スペクタクル映画である。美女アナールカリーを巡るムガル朝第三代皇帝アクバルと、その息子サリーム(後の第四代皇帝ジャハーンギール)の確執が重厚なタッチで描かれ、プリトヴィーラージ・カプール、ディリープ・クマール、マドゥバーラーといった当時の超名優が出演している。基本的に白黒映画だが、15年に渡る制作期間中にカラー映画が出現したことを反映して、一部だけカラーという変則的な構成になっている。
 その「Mughal-e-Azam」が、40年の歳月を越え、このディーワーリーに全編カラーでリバイバル公開される。コーヒーデーにあったコースターと三角柱は、その宣伝のためのものだった。俳優たちのカラーの写真の他、映画にまつわる数々の伝説が書かれていた。例えば・・・
★映画中に使われたクリシュナの像は本物の金で出来ていた。
★戦争シーンでは、2000頭のラクダ、4000頭の馬、そして8000人のインド陸軍兵士たちが動員された。
★映画公開1週間前、チケットの予約が開始されるや否や、マラーター・マンディル(ムンバイーの有名な老舗映画館)の窓口には10万人がチケットを買いに集まった。
★封切直前、ムンバイーの映画館では7週間先まで全座席予約で埋まっていた。
 さらに、コースターにはアクバルとサリームのセリフが載っていた。召使い女アナールカリーに恋してしまった息子サリームに対し、アクバルは父親としての愛情と、皇帝としての威厳の間で板ばさみになる。そのときの親子のドラマティックなやりとりの1シーンだ。
アクバル「Hum Apne Bete Ke Dhadakte Hue Dil Ke Liye Hindustan Ki Taqdeer Naheen Badal Sakte!!−ワシは息子の燃え盛る心のためにヒンドゥスターンの運命を変えることはできん!!」
サリーム「Toh Mera Dil Bhi Aapka Hindustan Naheen Hai, Jispar Aap Hukumat Karen!!−私の心もあなたのヒンドゥスターン、あなたが統治すべきではないのですか!!」
 こりゃたまらん!!
 僕が手に入れたのはコースター3つと三角柱1つだが、他にも種類があるかもしれない。これらはインド映画ファンにはかなり価値のある品物だと言って過言ではないだろう。と言うわけで、インドにいる人は今すぐコーヒーデーに駆け込んで「Mughal-e-Azam」グッズを入手せよ!
 ちなみに「Mughal-e-Azam」のサントラCDも既に改めて発売されている。音声や音楽にデジタリ・リマスタリングなどは施されていないと思う。
 ウェブサイトにはさらにいろいろなウンチクが載っている。是非参照されたし。

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4 Responses to Mughal-e-Azamグッズを入手せよ!

  1. 愛と戦とラクダの旧作再び

     インド映画史上伝説的な作品となった「大ムガール」が、映画ファンの間で評判になっ

  2. たきざwくぁ says:

    最近ネットで、ウィーンにカフェ・コーヒーデーの支店が出されたとの記事がありました。コーヒーデーについて書いてほしいと思いました。

  3. タキザワ ヒロシ says:

    最近ネットで、ウィーンにカフェ・コーヒーデーの支店が出されたとの記事がありました。コーヒーデーについて書いてほしいと思いました。

  4. arukakat says:

    コーヒーデーのウィーン進出、本当みたいですね。知りませんでした。インドの喫茶店のニ雄はバリスタとコーヒーデー。バリスタの方がやや高めでステータスもやや高め。コーヒーデーはメニューのバリエーションで攻めている感じで、僕は個人的にコーヒーデーの方が好きですね。でもコーヒーについて語れるほどグルメじゃないので・・・。そういえばバンガロールにスターバックスが進出するとの噂もありましたが・・・いかに?

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