Hentai、インド上陸

 昨今、急に思い出したかのように、日本とインドの関係が緊密化している。その流れなのか、あまり好ましくない日本の文化までインドに流入してしまっているようだ。それが日本のエロアニメである。5月6日付けのデリー・タイムズ・オブ・インディア紙に、日本のエロアニメに関する記事が掲載されていた。
 事の発端は、デリーのコンノート・プレイスの地下にあるパーリカー・バザールにおいて、エロアニメが入ったVCDが1200枚押収されたことである。デリー警察の話によると、このような形態のポルノが見つかったのは初のことらしい。

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新聞に掲載されていた写真


 パーリカー・バザールの店員によると、いろんな年代の人がこのようなエロポルノを購入するものの、メインの顧客は12歳くらいの子供らしい。アニメポルノのVCDは、普通のポルノよりも高価(100〜150ルピーとか)で、しかも常連客にしか売らないという。
 同紙には、アニメの歴史も概略されていた。それによると、まず「Manga」、「Hentai」、「Anime」が、エロアニメのことを指し、日本が発祥であるとされていた。そして、エロアニメは、永井豪の「キューティー・ハニー」や「けっこう仮面」から始まったと書かれていた。デリーで押収されたVCDには、同性愛、触手レイプ、獣姦、SM、近親相姦などが描写されていたという。
 これは日印の交流の活発化による負の遺産というよりも、日本のエロアニメが国際的に有名となり、その影響でインドにも流入したと考えるべきだろう。だが、懸念なのは、間違った日本語の意味が伝わってしまうことだ。「Hentai」という言葉は元々そういう意味なので仕方ないが、「Manga」や「Anime」は何の悪意もない単語である。それらがエロアニメとセットでインドに入ってくるとなると、事態は憂慮すべきである。

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4 Responses to Hentai、インド上陸

  1. KIMI says:

    メインのほうの「これでインディア」でも少し前に取り上げておいででしたが、日本の漫画・アニメ文化(OTAKU文化)がインドで受容され得るかについては、自分も難しいんじゃないかと思ってました。今回も「HENTAI」の語が同時に入ってきたということはアメリカ経由での輸入だと思われますが、定着するかについては…果たしてどうなんでしょう? 写真を見ると、ちょっと前のモノ(しかし大昔ではない)が中心のようですが。

  2. ஈ か says:

    『血だるま剣法』ヒンディー語版正版、逆版共に本日、タコシェ(何の意味?)より届きました。表紙にに翻訳者の名前がちゃんと書かれてあるんでアルカカットさんの実名判明(まぁ内緒にします)。
     ところでHENTAIですが、すでに10年ぐらい前からインド人のPC保有者の間では知られていましたよ。ボンベイの友人(今は音信不通)宅に1996年行った時、コンピューターで日本関係で検索するとHENTAIという言葉がたくさんひっかかるが、どんな意味なんだと聞かれて恥ずかしかった事があります。PCはそんなマニアックな連中がまず使い始めたんでしょうか?今もピンク(中華世界では黄色で表現)の花盛りですが。

  3. arukakat says:

    >『血だるま剣法』ヒンディー語版正版、逆版共に本日、タコシェ(何の意味?)より届きました。
    両方買われたんですか!マニアックですね・・・。
    >ところでHENTAIですが、すでに10年ぐらい前からインド人のPC保有者の間では知られていましたよ。
    えっと、蚊さんの交友関係がマニアックなんじゃないでしょうか・・・。

  4. கொசு says:

    交友関係がマニアック?はて、どんな意味なんでしょうか?
    インドを個人的に、つまり出版されている物や公式のものでなく、知ろうと友人を求めてきましたが。
    ヒンドゥー教徒は勿論(バラモンやマルワリーも)、イスラム教徒も、ジャイナ教徒も、そしてボンベイにはアングロ・インディアンのキリスト教徒も。一人は母親は英印混血、父親は葡印混血のゴアンなんて複雑なのもいましたが。と言うわけで名前も混血のGeffrey Desouza君です。ここに登場したもう一人Noel君はは坂本龍一が好きでした。今はごく少数とイーメール(文通)続けてます。シク教徒もいますね。
    僕はマンガ世代(?)じゃないんで、日本語のは買いません。たまたまヒンディー語だったから。(名前がいつも混乱していて失礼)

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