ヤムナー河に新名所建設へ・・・

 2月13日付けのサンデー・タイムズ・オブ・インディア紙に、ヤムナー河上に建設が予定されているデリー新名所の吊り橋のデザインが決定したというニュースが掲載されていた。デリー内のヤムナー河にはいくつか橋が架かっているが、今回新しく建設が予定されているのは、デリー北端のワズィーラーバードの橋である。2010年にデリーで英連邦スポーツ大会が開催されるため、それに向けて最近デリーではインフラ整備が急ピッチで進んでいるが、この橋はその中でも最大級のものとなるだろう。
 この橋のニュースは以前にも新聞で見た。全長550m、幅40m、片側4車線と大規模な橋であることは分かっていたが、「アミューズメントパークと合体した橋」「橋を吊る柱の上にアミューズメントパーク建設」との記述があったため、いったいどんな橋なのか具体的に想像することができなかった。どこをどうやったら橋とアミューズメントパークを合体することができるのか・・・アミューズメントパークの中に橋があるのは分かるのだが。
 その謎は、同紙に載っていた完成予想図によりやっと解明された。

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ワズィーラーバード橋完成予想図

 


 橋の中央部には2本の柱が立ち、その柱が橋全体をケーブルで支えると同時に、その上には展望場のような広場が設置され、そこがフードコートやテーマパークになるようだ。橋は橋として機能して、この柱の上のアミューズメントパークに行く人は、ヤムナー河の河岸に自動車を停めて、そこから専用のバスで柱の下まで行き、柱の上まではガラス張りのバブル式エレベーターで行くようになるらしい。同じような構造のタワーレストランが現在スィーリー・フォートの近くにある。アシアド・タワーというレストランである。だが、日本ならまだしも、インドでこのような構造の建築物の頂上へ行くのには恐怖を感じずにはいられない。もしエレベーターに乗っている途中で停電になったら?頂上の広場に許容以上の人が来て、床がすっぽ抜けたら?地盤沈下でタワーが傾いたら?いろいろな不安が浮かんで来る。
 この野心的な橋の予定工期は30ヶ月で、予算は「金に糸目はつけない」らしい。デリー政府は本気である。
 だが、我が目を疑ったのは、その橋の近くにある施設である。円形劇場、スキューバダイビング施設、水中水族館、博物館などが一体となった建物だが・・・え?スキューバダイビング?あの糞尿と工業排水と諸々の汚物が流れるヤムナー河でスキューバダイビング???河でスキューバダイビングをすることもあまり考えられないのだが、よりによってヤムナー河でスキューバダイビングする人がどこにいるのだろうか?いったいデリー政府は何を考えているのだろうか?

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