スーラジクンド・メーラー

 ハリヤーナー州スーラジクンドで開催中の第19回スーラジクンド・メーラーへ行って来た。実は先週の土曜日にも行っており、これで2度目の訪問となる。スーラジクンド・メーラーは毎年恒例のイベントだが、訪れたのは初めてだった。ちなみにメーラーとは、市場と祭りと遊園地が一体となったインド特有の娯楽イベントである。トラディショナル・テーマパークとでも呼ぶと分かりやすいだろう。普通、年に1回〜数回催される。農村部などでは特に大々的に開催され、近隣の村人たちのストレス発散の場となっている。スーラジクンド・メーラーは、そんな農村部のメーラーを近代化して都市近郊に持ってきたようなイベントである。
 スーラジクンド・メーラーは、デリーにあるディッリー・ハートみたいな近代的手工芸品マーケットだと聞いていたが、実際に行ってみたらディッリー・ハートよりも面白かった。デリー観光局主催のディッリー・ハートは1年を通してオープンしているが、スーラジクンド・メーラーは2月1日〜20日の期間限定である。期間限定だけあって、密度の濃いメーラーだった。

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スーラジクンド・メーラーの様子


 ディッリー・ハートよりも優れている点はいくつもある。まずは、売られている手工芸品のレベルがディッリー・ハートよりも上であること。ディッリー・ハートも悪くはないが、スーラジクンド・メーラーに出店している職人は国から賞をもらった人が多く、「これは!」と思うものがいくつもあった。インドには珍しく、定価販売の店が大半を占めていたのも特徴であろう。そして何より楽しいのが、あちこちで来訪客を楽しませる大道芸人や楽隊たち。これほど多くのパフォーマーたちが一ヶ所に集まったイベントは今まで見たことがない。至る所で歌、踊り、芸、演劇などが行われており、買い物をしなくても楽しめる。観客もノリノリで、芸人たちと一緒になって踊り出す人々も少なくなかった。今までメーラーの雰囲気は映画や小説で何となく体感していたが、実際に体験してみると、これほど楽しいものはないと思った。

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数々のパフォーマンス
組み体操、バングラーダンス、舞踊劇、サーカスなどなど

 道端には、覗き穴がある箱の裏に立って音楽を鳴らしている人たちもいた(日本にも昔あったと思うが、何と言うのか知らない)。1人10ルピー。いったい覗くと中に何があるのだろう・・・無性に覗いてみたくなったので、お金を払って覗かせてもらった。・・・インドの道端で売られているポスターの絵みたいなものが右から左へとスクロールされていたが、特にストーリー性はなく、別に楽しくもない・・・。こんなもので商売しているのか・・・。だが、子供たちはやっぱり無性に覗きたくなるようで、親に「僕も見たいよぅ」とせがんでいる子がたくさんいた。つまんないのにな・・・急に大人になったような気分になった。人はこうして大人になっていくのか・・・。

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覗き箱

 なぜ2回もスーラジクンド・メーラーへ行ったかというと、どうしても欲しいものがあったからだ。前回来たときはお金に余裕がなかったので買わなかったのだが、今回はたっぷり持って来た。まず買ったのは、チャッティースガル州バスタル地方の特産品であるドーグラー。金属製の工芸品で、いろんな種類があるが、僕が欲しかったのはお面である。まるで「ちびまる子ちゃん」に出てきそうなデザインのお面を売っている職人がおり、欲しくなった。サイズや工程の手間によって値段が違うが、僕が買ったのは200ルピーと250ルピーのお面である。

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ドーグラーお面

 そして一番欲しかったのは、チャンディーガルから来た職人が作るインド人老夫婦の置物である。石でできているようだが、詳しい材料はよく分からない。けっこう見た目よりも軽い。いかにもインドという造形や色使いながら、なぜかオシャレな雰囲気がする置物で、皿が付いているのでいろいろな使い道がありそうだ。これが1組で2350ルピーもした。これを買おうか買うまいかずっと悩んだ挙句、もし今回来たときにまだ売れてなかったら買おうと決めて来たのだった。見てみたら、まだ売れ残っていた。さすがにこの品物に2350ルピーは金持ちインド人にも簡単に手が出せない料金だろう。値段交渉してみたら切りのいい数字まで値下げしてくれたので、思い切って購入に踏み切った。自宅のチャールパーイー(インド式ベッド)の上に載せて写真を撮ったらなかなかいい雰囲気になった。

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老夫婦の置物

 スーラジクンド・メーラーは毎年テーマが決められているようだが、今年のテーマはチャッティースガル州だった。前にも述べたが、同州で特に有名なバスタル地方の手工芸品が多く売られており、チャッティースガル・マニアにはたまらないメーラーとなっていた。チャッティースガル州といえば、今僕が一番行きたい場所である。チャッティースガル州観光局がブースを出しており、同州の観光情報をいろいろゲットすることができた。これだけ情報が揃えば、もはや旅行準備は整ったも同然である。

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6 Responses to スーラジクンド・メーラー

  1. たかこ says:

    Wow!  お面も置物も、とってもすてき!
    欲しい物が、手にはいってよかったですね。 映画鑑賞の合間に色々な所へ行って自由に、インドを愛してるんですね!

  2. arukakat says:

    自宅で夕食を1人でするときは、この老夫婦の置物を正面に置いて食べています。彼らの顔を見ると心が和みます。とりあえず皿の中にはミカンを置いています。客が来たときにお菓子類を彼らの皿の中に入れて出すとけっこう受けます。本当に買ってよかったと思っています。

  3. yoshio(yoshimitsu) says:

    Tomorrow I can watch Indian dance in Toyohashi

  4. amina says:

    とても面白そうなスーラジクンド・メーラーに来年行ってみたいです!毎年2/1〜20の期間なのですか?公式HPってありますか。

  5. arukakat says:

    >aminaさん
    毎年2月に行われています。
    公式サイトは、主催者のハリヤーナー観光局のものになります。
    http://haryanatourism.com/
    是非行ってみて下さい。

  6. amina says:

    有難うございます。来年行きたいです。arukakatさんも来年行かれるのなら現地で会えるかもしれませんね!

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