オートリクシャー・レース開催

 「リクシャーでレースをしたら面白いのではないだろうか?」
 サイクルリクシャーを必死にこぐサイクルワーラーの汗ビッショリの背中を見ながら、時々そんなことを考えていた。デリーのサイクルワーラーのほとんどは、田舎の村から出稼ぎにやって来た貧しい人々で、身体ひとつを資本に、親分からサイクルリクシャーを賃貸して日銭を稼いでいる。だが、そんなサイクルリクシャーにも一獲千金の夢があっていいのではないか。そのための最良の手段は、サイクルリクシャーによるレースではないか。そう考えていた。
 そうしたら、今日TVのニュースで、ムンバイーでオートリクシャーのレースが行われたことが報道されていた。オートリクシャーのレースも考えていなかったわけではないが、サイクルリクシャーの方が体力の差などが出て面白いと思っていたため、それほど真剣に構想していなかった。だが、誰だか知らないが、僕と同じようなことを考える人がインドにもよくいるもんだと思い、早速ネットでオートリクシャーのレースについて調べてみたら、そのことについて書かれた記事を見つけた。

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オートリクシャー・レース


 オートリクシャー・レースは毎年恒例のムンバイー・フェスティバルの一環として行われたようだ。題して、「Shell Dhoom Macha De Auto Rickshaw Race」。石油会社のシェルがスポンサーに付いたようで、「Dhoom Macha De(ブンブン吹かしまくろうぜ)」とは、2003年の大ヒット映画「Dhoom」の歌詞の一節である。賞金は2万5千ルピー。しかも上位3人にそれぞれ同額が与えられる。2万5千ルピーといったら、オートワーラーの年収くらいはあるのではなかろうか。250人のレース参加希望者から100人がクジで選ばれ、スピードのテストに勝ち残った25人が実際にレースを行ったという。レース場はゴーカートみたいな雰囲気だが、けっこう本格的だ。TVの映像を見たところでは、オートリクシャーのスピードや運転手の運転技術よりも、コース取りがかなり重要なポイントになりそうだった。全然スピード感のないレースだったのが笑えたが・・・。僕がもしこういうレースを主催するなら、途中に障害物を置いて、それらを三輪の特性を活かしてうまく避けながら進むようなコースにするだろう。
 だが、やっぱりサイクルリクシャーのレースの方が面白いように感じる。スピードと耐久力を問うようなレースにして、ボリウッド女優やモデルを客席に乗せて走ればもっとよい。それか、2人のサイクルワーラーが1台のサイクルリクシャーの運転席と客席に乗り、交替で運転しながら街を横断するという形式のレースも面白いかもしれない。
 また、全インドのオートリクシャーのファッションショーみたいなのを開催しても面白いだろう。各都市には独自のファッションや装飾のオートリクシャーが走っており、それらを一堂に会させることができたらさぞや壮観だろう。
 いろいろ夢は広がるが、とりあえずオートリクシャーのレースが開催されたことで、類似のレースがインドのあちこちで開催されるようになるかもしれないから、オートワーラーたちにとって朗報と言えるニュースだろう。

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2 Responses to オートリクシャー・レース開催

  1. terra0501 says:

    オートリクシャーのレース、見てみたいですね。見た目がカワイくって。サイクルリクシャーのレースの映画なんてあったら、ヒューマン+手に汗握る1本ができそう?
    ホームページの歌詞とかいろいろ見に来ています。すごーく充実していて、私に取って、一番早いインド情報として活用させてもらってます〜。私も、細々とインド映画好きの1人としてブログ「curryな日々」やってます。よかったら身に来て下さいー。

  2. arukakat says:

    curryな日々、見させていただきました。名古屋でまたインド映画が撮影されていたというのを見てビックリしました。メールを送ろうと思いましたが、ブログってメールアドレスが載っていないものなのでしょうか・・・。

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