アビシェークとアイシュワリヤー、婚約発表

 様々な憶測を呼んだアビシェーク・バッチャンとアイシュワリヤー・ラーイの結婚。2人の結婚については、この「これでインディア エクスプレス」でも昨年11月に取り上げ(参照)、12月には結婚決定の速報も書き込んだが、それ以降、マスコミ同士が示し合わせているかのように続報が報じられなかった。だが、遂に2007年1月14日、共演作「Guru」のプレミア上映会をニューヨークで終えてムンバイーに戻った2人は、婚約式を行った。アミターブ・バッチャンも寝耳に水だったようだが、親族や親しい友人が呼ばれ、急いで婚約の儀式「ローカー」が執り行われた。
 本編「これでインディア」でも最近書いたが、2人が結婚を発表するのにこれほど絶好のタイミングはなかっただろう。11月から1月にかけ、アビシェークとアイシュワリヤーの共演作が3本続いた。「Umrao Jaan」、「Dhoom:2」、そして「Guru」である。だが、「Umrao Jaan」は2006年最大の失敗作の烙印を押されてしまい、「Dhoom:2」は大ヒットしたものの、アイシュワリヤーの際どい服装や悪役振り、そしてリティク・ローシャンとのキスシーンに批判の声が上がってスッキリしなかった。だが、打って変わって「Guru」は絶好調で、スクリーン上での2人の相性もばっちりだ。これでアイシュワリヤーも「パンヴァティー(下げマン)」でないことが証明され、アビシェークも安心して結婚できると思ったのだろう。


 さらにこのタイミングで発表したのには、迷信とも関連していたようだ。1月13日〜14日は、マカル・サンクラーンティと呼ばれるインド占星術上の非常に重要な時期であった。ヒンドゥー暦ではプース月(12月〜1月)はカルマース(不吉月)とされており、めでたい行事は決して行われない。マカル・サンクラーンティは冬が峠を越したことを告げる冬至であると同時に、プース月の終わりでもある。
 また、アビシェークには結婚を急ぐもっと差し迫った理由もあった。彼の祖母、テージー・バッチャンが危篤状態にあり、死ぬ前に2人の結婚を見たいと願っているのだ。
 まだ結婚式の日取りは公式には発表されていないが、1月15日付けのタイムズ・オブ・インディア紙によると、前々からの噂の通り、2月19日が最有力のようだ。その日、ムンバイーのホテル・ハイアットが既に予約されているらしい。
 サルマーン・カーン、ヴィヴェーク・オベロイと、当時を代表するスターたちを渡り歩いてきたアイシュワリヤーの結婚は、ひとつの時代の終わりを告げると同時に、21世紀の最初の10年は、リティク・ローシャンでもジョン・アブラハムでもなく、アビシェーク・バッチャンのためにあるものだと言うことを雄弁に物語っているように思える。アイシュワリヤーが活躍している間、アイシュワリヤー似の女優は星の数ほど誕生したが、遂にアイシュワリヤー以上の存在は出て来なかった。「Guru」の中のグルのセリフを借りるなら、「アイシュワリヤーに対抗するためにはアイシュワリヤーにならなければならない。だが、この世にアイシュワリヤーは1人だけだ」ということだろう。別にこのままアイシュワリヤーが引退してしまうわけではないが・・・。

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